My Cup Of Tea...POO

 

 

コメディー&トラジディー - 2002年06月29日(土)

電車から地元の駅ホームへと一歩踏み出した瞬間、
「タンッ」という小気味のよい音が、
私の頭蓋のてっぺんから、同心円状に広がっていったのである。

「雨!?」と思ってとっさに髪の毛に手をやったら
つまんだ私の手が灰色っぽくぬめりに光っている。
ぷしゅん、と後ろで電車のドアが閉まって、
私は気付いた。

…はとのフン…

おもわず手を払って液体を振り落とし、
それからとっさに鼻に持っていった。
…生臭せぇよ…
金魚のえさから覇気を抜いたようなにおいがする。
…くさいってわかってるんだから、かぐなよ、オマエ…

それからの私は猛然とトイレにダッシュである。
ところがそんな日に限って、
トイレの洗面台がつまっていっぱいなのである。
私はなんだ!?
アメリカンブラックジョークか?
それともイギリスジョークか?
そうか?ミスタービーンなのか?!
クマをくれ、クマを!髪の毛拭くから!!

結局家まで、そのまんまで帰った。
洗面台で、髪の毛をざぶざぶ洗う私から事情を聞いた
母からは笑い飛ばされ
父に至っては
「そうかー運がついてたんじゃな、あっはっはっは」
(=全文そっくりそのまま掲載)
ここまで人を落ち込ませる台詞も珍しいんじゃないかと思う。
…父さん、父さん、もういいけどさ、
お願いだからその水戸黄門笑いはやめてくれ…




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わりとよくある光景 - 2002年06月27日(木)

雨が降っているのは
この時期当然のこととして。

マクドナルドの前、ガードレールのこちら側に
ぬれそぼってダンボールの重なり。
ぬれそぼって靴。

…靴?!

ぴかぴか光った男性用の通勤革靴だった。
揃え損なって
ダンボール上にひとつ。
コンクリート上にひとつ。

…投身?!

先にあるのはガードレールと
10cmの断崖。

ずいぶんと思い切ったものである。
セメント色のダイビングだ。
どこまで落下したら気が済むのだろうか。


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チバシリー - 2002年06月26日(水)

コンタクト星人、チバシリー。

30分でギブアップ。


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コンタクト星人登場の巻 - 2002年06月25日(火)

本日、私はコンタクト星人デビューを飾ったのであった。

左眼のコンタクトが、
なぜか、
はずれないのであった。

初日からコンタクト星人大パニック。
血走る血走る。

ところで、コンタクトをつける許可をもらうために、
眼科での診察を待っていたら
となりに座った兄さんが、
とてもすばらしい侍だった。
いや。
比喩じゃなくて。
ほんとにサムライなの。
要は頭ちょんまげなの。

きっちり月代を剃り、
月代の周りの髪の毛は降ろし、
一箇所、脳天のあたりの毛だけ、白い紐で結んで立てている。
読んでる本は、きっと『葉隠』あたりに違いなく。

ふと彼のとなりに腰かけてから
その事実に気付いた私は、
見たいやら苦しいやらで彫像のように悶々とした。

サムライは私より先に診察室に入っていった。
扉の薄い診察室からはすべて声が聴こえて来る。
決して私の趣味で聴いてしまったわけではないのだけれど、
結膜炎と診断された彼は、
「数日前に洗剤入った飯を食い、
それ以来この目やにが止まらなくなっちゃったんだが、
一体オノレは大丈夫なのか」
と、いかにもサムライらしく、
日々の生活の厳しさを待合室中に露呈しながら、
しきりに気にしていた。
洗剤で目やにが止まらなくなるとは
さすがサムライ、奥が深かった。


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ごろりごろごろ - 2002年06月22日(土)

頭痛が起ると普通1時間くらいで薬が効く。
そのあとは、
てんで使い物にならない私の頭。
ぼーっとけだるい重さが残り、
ともすると痛みのぶり返しがくるのではないかという恐怖がある。
寝っころがって漫然とテレビ見ながら、
今日するつもりだった予定を、どこで埋め合わせようか考える。
最近頭痛が起るスパンが短い。
自分はいつかコイツに殺されるんじゃないかと思う。

でも翌日にはそんなことは忘れているので、
要はそれくらいの痛みしか体験したことがないのだ。
この幸せものめ。

今日一番嬉しかったこと。
夜、よしともちゃんから電話があった。
イギリスから帰国したばっかりだそうで、
何はともあれ肉声を聞けるのはやっぱり特別なものがある。
いくらネット上で話していても、
それだけじゃ分からないことだらけだからね。
木曜日のお昼に部室で会う約束をして電話を切った。
おかえりなさい。


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ねっこにあるもの - 2002年06月19日(水)

昨日からどきどきしてたのは、
シロップ16gが今日新しいアルバムを出すから。

お小遣いが少なくて、
月にアルバム一枚しか買えなかった中学時代を思い出した。
たった一枚の購入権を行使するときの気持ちに似てた。
音を聴く瞬間が楽しみでたまらなくて、
買ったCDは、たまらなくどきどきさせる緊張感のかたまり。

原点だな。

それをたまに、思い出せるとき、
よかった。と思う。
1年に一回も来ない波捕まえて、
満たされる。

私は今、ほんとうに
シロップ16gが好きなんだな、と分かった。


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基本は食なりね - 2002年06月18日(火)

昨日と一転。
ひたすら元気!

2時間ばかり睡眠を多く取っただけで、
大して条件は変わってないのに、
ひとつ思い浮かぶことと言えば、

昨日の夕飯に食したニンニクの漬物ふたかけ、

である。
うわー。ニンニクってほんとにきくのね。
なんかオジサン的栄養食品イメージがあって、
生でばりぼり食おうとは思わなかったのだが…。
でもこうもてきめんに効果あると、
考えちゃうなぁ…。


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重力過多 - 2002年06月17日(月)

なんかもう。
ひたすらねむいんですけど。

バイト。
一日原稿入力。

ナンバーガールの4月に出たアルバムがお気に入り。
ロックなんだか民謡なんだかよくわかんないのに、
前回のアルバムとは印象が違うのに、
たしかにナンバーガールの音なんだ。
そういうのって、凄いと思う。


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中国人の考えていることはわからん… - 2002年06月16日(日)

少林サッカー観戦。

ビンゴ!!
合言葉は「火星に帰れ」!
インド映画とマトリックスを香港鍋で煮ちゃったのね。
すげえ。ひたすらすげえ。

鑑賞中、三回拍手が巻き起こる。
あんな異様に観客一体になった映画館を始めて体験。



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記念すべき - 2002年06月15日(土)

おきたら14時だった。
9時半にめざましを掛けたはずなのに時計の大嘘付き。

「今日は友達と電話でワールドカップと
就職とチラシと加糖と馬年との関係について盛り上がる」

と書いておけ、
タカハラに言いつけられたので書いておく。

どうやら私は
タカハラの来年からの身の振り方が決定した
その割りとすぐ後に電話を掛けていたものらしかった。

私がものすごく凹んだ15分後に
タカハラからの電話が掛かって来たのが4月のこと。
どうやら我々ツーカー電話?

マイナーな感じがちょびっといいんじゃなかろうか。


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初の決勝トーナメント進出フィーバー - 2002年06月14日(金)

一週間の今までの睡眠が20時間切っていた。
おきて、びっくり。
まっすぐ歩けない。
30分くらい悶々としたあと、もうすこし寝ることにした。
我慢強くないので。

追加睡眠、3時間。
すっかりしゃっきり。

kanocoちゃんたちと食事をしていたら、
Cainくんたちがサッカー観戦のために
これからお店で陣取るらしい、
という情報が入り、
即、授業なんて。
という決断のもと、合流。
ちっちゃなバーで日本−チュニジア戦を見た。

おもしろいね。
サッカーを観戦している人たちって。
サッカーは生じゃなくてもテレビで見れるけど、
サポーターは生じゃないと拝めない。

勝利が決まった直後、
店でビール掛けが起り、
慌てて逃げたのだが、カバンにビールの染み。
そのまま塾の講師のバイトに行った。
ごめんね先生酒くさくて。


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アトムの誕生日まで一年きってるんだそうな - 2002年06月13日(木)

うわぁうわぁ!
あこがれのT先生に、生まれてはじめてご挨拶をしてしまった!
こんにちわ。と。
そしたら向こうもこんにちわ。と。
うわぁうわぁ!
なにせT先生ってば、ちぢんだ御茶ノ水博士そっくりだからね!


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なぞなぞ - 2002年06月12日(水)

卒論ゼミが学生私一人の日。
先生に英語の勉強が大変だとこぼしていたら、
先生さらっと一言
「マスターのテストが終わっても
 まだドクターのテストが残ってるからね」。

…あの?
考えてないんす。
つーか、マスターに受かる保証ないんす。
言われた瞬間、なんだかとても嬉しくて舞い上がったんだけど、
そのあと、密かに考え込んだ。
マスターに入った後のこと、
なんにも考えてないんだな、わたし。

先生はどうも私のことを過大評価してくれているので、
このまま勉強していたら、
きっと私が粗相をしない限り、
色んなノウハウを叩き込んでくれるんだろう、とは分かる。
でも、それって、自分のお弟子さんとして扱ってくれるってことだ。
これで私が就職すると急に途中で言い出したら
先生が受け継いできた、割りと由緒正しい学問系列を
後進につなげていこう、
という先生の目論見が駄目になる、ということで、
先生は心底がっかりするだろう。

私は、きっと、院に入る前に、
自分の態度をはっきりさせておかねばならないんだろうな。
このまま一生、飯の種に勉強を続けるのか。
それとも趣味のレベルで2年間打ち込むのか。
でないと、申し訳ない。
そもそも私の今の卒論の内容は、
「飯の種にならないね」と言われているから、
なにか飯の種の研究内容を見つけられる、ってのか。

いったいわたしはどうしたいんだろう。


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いいのかおまえ - 2002年06月11日(火)

モスバーガーの前にて電波と遭遇。
しばし通信。


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勝てば官軍 - 2002年06月09日(日)

横浜にて調査。

せっかくなので、
chocoさまと横浜赤レンガ倉庫デート。

ちなみに横浜でワールドカップ日本―ロシア戦。

帰り、渋谷に出たら、
日本勝利ちゃちゃちゃコールがあちこちで巻き起こり
日本全国総体育祭応援団状態すごい勢いだった。

代々木駅。
ホームに入ってくる山手線に対して、
ホームに幾重にもならんだサポーターが
いっせいに日本コールをしていて、
噴き出してしまった。
いったい私はどこに出征にいくのやら。
でも、勝ってよかったね。
お祭りは好きだよ。


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行きたいか? - 2002年06月08日(土)

本日いかがなものか、と思った店の名前。

「うたえるバー おんち」


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合格 - 2002年06月07日(金)

湯葉と豆乳クリームのスパゲッティーが美味かった。




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大航海時代展を見た。 - 2002年06月06日(木)

教授が担当している一年生クラスの企画に便乗して、
神保町へ遠足に行く。

やっぱり神保町というのは好きな町だ。
ぶっきらぼうで、
古い紙の匂いのする。

神田の展覧会は、小さかったが、
地球儀がいっぱいあった。
自分が初めて地球儀を買ってもらった時を思い出した。
うれしくなった。
私の地球儀は、まだ東西ドイツとソ連を乗せ、
どこかにしまったままなのだが。
うれしさ、ってやつは、どうしてこう仕舞われやすいのか。
解せん。
いつか、うれしさ陳列大会を開こうじゃないか。

神田やぶそばに初めて連れて行ってもらった。
江戸っ子になった気分でそばをすすったが、
あんまり噛まずに喰う、ってやつは無理だ。
田舎者にて。
漱石の猫を思い出して、しのび笑いす。


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ひとりごとなり。 - 2002年06月05日(水)

「つらい」と言える人は、
本当に強い人だと思う。
どうして、そんなにきっぱりと、
自分がつらいことを認めてしまえるのだろう。

自分の場所を明確にするのが苦手だ。
境界線がきっぱりと見えるのが嫌だ。
まして提示するなんてもってのほか。
いっぱい混じってあっぷあっぷしてたい。
つくづく商売向きの頭じゃないが。

でも結局一番不愉快なのは、
そうやって強い弱いの二方向でしか測れなくなってる
自分の秤機能の零落ぶりだ。


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敗北感 - 2002年06月04日(火)

明治に出版された、
当時の遊びをあつめた本が
めっぽう手ごわいヒット作。
電車のなかで読んでいて、おもわず吹きだすことしばし。

中に、
スカートめくりみたいなものを合法遊戯化したのがあった。
すなわち、
男女混じって自分の着物の裾を持ちあげ
油断を装い歩きまわりつつ、
すきあらば、他人の裾をいきおい上まで払いあげてしまおう。
という、
今で言うPTAざたになり兼ねない遊びが、
さも当然のように行間に混じっていて、
すごく愉快そうなのである。
そして、その遊戯につけられた名前に、
明治人の底力とセンスを垣間見る。
「お尻の用心」。

すごい用心の用法を見てしまった。
こんな的確な用心の使い方を見たことがない。




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