My Cup Of Tea...POO

 

 

ふいうち - 2002年04月30日(火)

気分はsyrup16g。

「したい事も無くて 
 する気も無いなら
 無理して生きてる事も無い」

たまには怠惰を装ってみたい。

「明日を落としても誰も
 拾ってくれないよ
 それでいいよ」  

なのにさ。

ふいうちで。


まだ終わってなかったんだって知った。


うざったい心の根っこ。
どうしたって枯れてなかった。
宙ぶらりんの畑に雑草だらけ。
赤い目のレンゲソウ。

しかたないから、
一緒に、
行けるところまでは行こう。

そのあと、
なんか、
もう知るもんか。


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そうかヤツは氣志団だったのか…。 - 2002年04月29日(月)

Hey!Hey!Hey!を観ていたら、
父が、
今椅子に座って話しているヤツはなんだ、
というから、
ガクトだ、
と答えたら、
なんだ学連服だっけほらあの長い学生服着て歌ったりするんだな、
と。


父さんそれは学徒…。


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花はもう無いのに冷える日 - 2002年04月26日(金)

灰色空。

足りないのはあからさまに睡眠と山村暮鳥だ。
牛乳をぶちまけろ。



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言葉の果てにどしゃぶり。 - 2002年04月25日(木)

朝イチ、
中野にて映画モーニングショー。
「エレクトリックドラゴン80000ボルト」。
場内、
居たの、
わたしとふゆどん、のみ。
浅野忠信と永瀬正敏の黄金コンビが主役を張っていた。
きっとその二人へのギャラ以外には
お金が全くかかっていないような
上映時間55分映画。
8万ボルトの帯電体質の人(永瀬)がキレてギターをかき鳴らし爬虫類と心を通わせ大仏(浅野)と戦ってた。
55分でよかった。

午後イチ、
研究室に雑務手伝いに行ったら、
大学院の授業に参加しないか、
という名の決定事項をぽいっと先生から渡されて、
まぁいいか面白そうだし、
ってんで授業を受けさせていただいた。

アッナタタチガナニゴシャベッテルンダカワッカリッマシェーン!


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きぼうのわだち - 2002年04月24日(水)

しゅるしゅると可愛くスノコに巻かれて
きゅっとトリコロールカラーのリボンかなんかで〆て、
ふやふやとナチュラルに東京湾を漂っていこう。
と思った。
あまりに前向きな思考。
五秒間。

紀の膳のあんみつを食べた。
夕刻の散歩。
「機嫌獅子」という名のさくらそうを見た。
月に傘雲がかかっていた。
夕方6時半の空は蒼く染み付いていて
でも、オレンジ色のあかりがさし込む地上のほうが
よほど暗かった。
はがれかけたものと、はがされかけたものの隙間の、
橙色。



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恐怖炸裂 - 2002年04月23日(火)

…お、おわんない…
明日のゼミの発表の準備が終わんないよぉ…

土浦地方の1項目目:おてだまについて、
まだまとめ終わってないのにもうレポート4枚で、
なおかつあと七項目あるってーなぁ、
べらんめぇどういうこったい。
てまりとなわとびとえかきうたとせっせっせとじゃんけんとかくれんぼとだるまさんがころんだの総攻撃ちゅどーんと来たもんだ。

なんでこんなひらがななやつらにころされかかってるんだろう。
くへっ。

こんな発表が二週間にいっぺんやってくるなんて…。
しかも、あと軽く十箇所以上の地域をまとめなきゃなんないなんて…。
お手玉なげつけるぞこのやろう。
浮世は夢よ、ただ狂へ。えいっ、えいっっ!
おてだまには、じゅずだまと足袋のコハゼを二個入れると
ちゃりんちゃりんと土浦流良い音がいたします。えいっ、えいっっ!


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めぐってきて - 2002年04月22日(月)

バイト先の会社のベランダに、
ぐるぽっぽ夫婦が
ふたたび姿を見せるようになった。

今年こそはきちんと家を建てて、
可愛いベイビの顔を拝ませて欲しいものである。
そうやって眺めている自分は一時確実に、
すっかりおばあちゃんの視線で、
背中を丸めて茶を啜る。
朝の一服の緑茶がうまい。


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Sliding Door - 2002年04月21日(日)

Cause the world is lonesome enough to me

I say the world is lonesome enough


当座のライブおさめ。

昼。
渋谷タワレコの地下。
エルレガーデンを観に行く。

客に対する煽り方が、むちゃむちゃがきんちょで、
それがとても可愛かった。
日本人の若者どものバンドのくせして、
結構英語の発音が綺麗なのが素敵。
UKロックとUSロックの乱れうち、みたいな音のバンド。
と定義すると、国籍不明だが、
要は、正統派ロックの系統である。
要は、かっこいい。

lonesomeという曲が好きだ。

1時間ちょっとのライブ。15曲くらいはやったかな。
アンコール一曲前の曲が、Sliding Doorという曲で、
それを聴けたから、
もう当分、ライブにいかなくても、我慢できるかな、

思った。

わたしが、
いますべきことは、
ライブに行くことじゃなくて、
声がきこえなくなる前に、
どうにか現実に折り合いをつけることだ。


 God I found the key I found the key
But how come it dosen't work
The sliding door is closing
I am stuck here
Please don't close the door
My dreams are behind that door
I heard the voice calling me calling me calling me




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卒論調査@浦安だったのでね - 2002年04月20日(土)


金子光晴の詩集を買いました。


くらげ
くらげ。




漂泊。





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春なんだっけなぁ、と思ってさ - 2002年04月19日(金)


山村暮鳥の詩集を買いました。


せっかくいい気分で家に帰ったのに。

隣の部屋から
「ホーオーホー」
という
上擦ったオランウータンのような声が聞こえてくるので
すわ何事、
と自分の部屋を飛び出したら、
テンパった父が発している奇声でした。
明日の講義用の予習が終わらないらしく、
キちゃった彼はそれから一分近く
「ホーオーホー」とひたすら叫びつづけてました。

…いやだそんな教授。


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22 - 2002年04月18日(木)

誕生日。

ゾロ目。

ちょっとほのぼの。



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せちがらいねぇ - 2002年04月17日(水)

卒論ゼミ初授業に登校したら、
…来てたの私だけでした。
集合場所は教室で、そこから研究室に移動するんだけど、
私は直接研究室に行っていたので、
お迎えにいったU先生がたった一人でしょぼしょぼ戻ってきた時には、
あまりにも、あまりにも遣る瀬無いものを感じました。
…いいんだけどさぁ。

で、卒論の話もそこそこに、院試話で盛り上がる。
私が受けようと思っているのは、文学研究科の国語学で、
つまりは言葉相手にもうちょっと戯れてみようかなぁ、と思っているのだが。
盛り上がりつつ、
もともと日本文学専攻でない私は当然基本的な知識が欠け落ちているわけで、
つまり、くずし字も漢文白文も文学史も国語史も国語学史も
まともに知らないくせに何故か大学院には行きたいと望んじゃった不思議ちゃんなわけで、
話し最中、密かに冷や汗多発し、
家に帰ってから、
とうとう観念して勉強進行表を作ってみた。
…間に合わんのかも。

あはーん。
言葉への愛だけじゃぁ、
なんだかとっても乗り切れそうにないわぁ。
方言やら語彙やらの勉強をしたいのに、
なんで白文なんて要るのか意味不明だわ〜ぁ。
あははーん。

要は今必要なのは度胸よね。

どきょうと打つと、まずまっさきに読経と変換されるのよね。


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国民の三大義務 - 2002年04月16日(火)


勤労。納税。


…あとひとつ、何だったっけ?


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さよなら夢 - 2002年04月15日(月)

井上陽水さんなどという
高等妖怪を召還しよう、なんて
高望みしたせいか、
なかなか寝付けず、もぞもぞ。
結局陽水さんと一緒に
「うふっふー」とやることは適わなかった。
代わりに見たのは、
もっと淡くて何てことなくて、
でもたぶん幸せな夢。
だから起きた時、
4月15日に自分のチャンネルを合わせて受信を始めるのが、
…めんどくさいなぁ、
と思った。
端末接触不良で、しばし手間取る。


がたぴしと世界に接続したところで。


今日はロングスカートを両手で持ち上げて、
シンデレラ走りをしてしまった。

シンデレラ走りをする私が追いかけているのは、
去っていく男の子である。

とってもロマンティックで美味しいシチュエーションである。

しかし私の左手がスカートと一緒に持っているのは、
3枚のフロッピーディスクであり、
その辺りで「美味しい」に「?」マークが付き、
「ロマンティック」から「ク」が欠け落ちる。

ロマンティはシンデレラ走りで走るんだけれど、
ヒールのある靴じゃないから
ずかずか走る。
「ンティッ」が後ろに崩れて消える。

すなわちバイトの同僚の男の子が
今日入稿のデータの入ったフロッピーを置いたまま
納品に出かけてしまい、
そのあとを追いかけているのであって、
…ロマ必死。
スカートを持ち上げるというよりは、たくし上げて、
ずかずかどかどか威勢良く走るわけで、
「マ」も振り落とされる。

客観的に見るなら、
スカートとフロッピーをむんずと掴んだ20代の女の子一人、
なりふり構わず大また走りで
大通りの歩道の真ん中を必死の形相で突進してくるわけである。
まさしく「ロ」以外の何者でもない。

…ロか。



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起きるなり脱力してしまう理由 - 2002年04月14日(日)

最近たて続けに面白い夢を見る。

昨日の夢では
どこかの野球場に無料ライブを見に行って
席取りに必死になっていた。
忌野清志郎さんと一緒だった。

今日の夢では
ふとんにねころがっていたら、
いきなり通りすがりのピエロから
ライブの宣伝ビラを貰った。
見上げるとそれはニューロティカのボーカルのあっちゃんで、
微妙にピエロメイクのはげかけているあっちゃんと
にこやかにお話してしまった。
あっちゃんは相変わらず額の生え際がやばかった。

…ノイローゼ?
…要はライブに行きたいの??

いっそ今夜は井上陽水さんと遊べんもんかな。


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お散歩系一日 - 2002年04月13日(土)

昨日母が居間にこぼした石油のにおいが
2階まで上がってきて、
自分の部屋を一歩出るなり直撃される。

朝から晴れときどき笑いの発作。

大丈夫じゃない、
わけないじゃんねぇ。
壊れたって生きるよ。

午後、タカハラと会った。
一杯麺屋さんでうどんを啜り、
カフェでアイスティーを啜り、
カラオケでグレープフルーツジュースを啜る。
色んなひとがタカハラ経由で
こんな水っ腹な私の
最近の不調っぷりを気に掛けてくれているらしい。
素直に、嬉しい。

今日のカラオケは面白かった。
副題が付いていて、
「逆指名シャウト系」という。
つまり、自分では好きな曲を入れられず、
相手から入れられた曲を有無を言わさず歌い上げる、
という、何に対する償いなんだか分かんない奉仕カラオケだった。
ところが、これが結構面白い。
タカハラに
「走れコータロー」と「ひょっこりひょうたん島」と
嘉門達夫の「ハンバーガーショップ」を歌わせて
私はすっかりご満悦である。
私もジブリメドレーと大学校歌を歌わされたんだけど。

それから山手線2駅分歩いて帰った。
たいやきが食べたくなった。


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みもだえ - 2002年04月12日(金)

中学一年生になったばかりの男の子3人を、
新しくクラスに持つことになった塾講師バイト。

誤解を招くのをあえて恐れず言うならば、
「おばちゃんよだれじゅるじゅるっ!」
である。

だってさぁ、
むっちゃくっちゃ可愛いのなんのって!
何せ応答が、
「はい」じゃなくて「うん」なのだ。
しかも、まだ声変わりしてない小柄な子ばっかりで、
こっくり頷いて、とことこ席に戻っていく姿が、
か゛ーわ゛ーい゛ーい゛ー!(野太い声)

何でこんなに可愛い子らが、
一年後には
可愛くも無いくそがき中坊に変貌を遂げるのだろうか…。
んでもって悪夢のようなふてぶてしい高校野郎へと転がり落ち、
行き着く先は、目も当てらんない大学男である。
ゆるせん。悪い魔女の呪いに違いない。
ああもうこれ以上育たなきゃいいのによぉ。




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ぼへぼへ。 - 2002年04月11日(木)

「あがり調子の気持ちで歩こうか 
 どうせ心にはいつもからっ風
 あの時 慌て構えそこねた
 ファイティングポーズは古いスタイル」

ヘルマンH.アンド ザ ペースメーカーズの新曲が
素朴にポップで歌謡ノリで
結構よいなぁ。
まるでほんとのペースメーカーみたいに、
合わせて口ずさんでると、つられてとっても愉快だ。
つられていつの間にやら踊ってるし。
父親に、まさにその現場を目撃されかけて、
ものすごい不自然なフリーズポーズで、そ知らぬ振り装ってるし。
…仁王立ちの上に、腰に置いたままのその手はなんだい、君?

GOING UNDER GROUNDの新曲「ミラージュ」もいいな。
こちらは泣けるぜ。


小雨のそぼふる夜道を
自転車で帰ってきて、
虫が鳴き交わすのが聴こえた。
ああ、秋だなぁ、と思って、
ヲークマンの曲1フレーズが続く間、
心底から微笑んでいた。
にやにやしながら自転車を漕ぐなよ、という話。
気付くと落ち込むぞ?




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めざめてみてもいいかな? - 2002年04月10日(水)

なんか私ってちょっとカッコよくない?
って思っちゃった。

出版社バイトもそろそろ2年目になり、
初めて、
くるくる働いてて楽しいなぁ、と心底思えたので。

先生がメール添付で送ってきたお原稿が、WINDOWSで開けなくて、
私が先生に直接電話を掛けて交渉させてもらえる程度に、
だいぶ仕事にも慣れて来た。
客に茶出したり、電話対応したり、コピー取ったり。
原稿を入稿できる形に整えて、リストと照合してノンブルうって、
製版所から下がってきたゲラに内のりトンボ打ってみたり、
ゲラの素読みをしてみたり。

めいっぱい働かせて貰えるから、
余計な疲れが入り込む隙間がぜんぜんない。

今、口の中に噛み癖が出来てて
物を食べるのがとても面倒臭く、
それに昨日の健康診断の結果を省みるに、
何となくご飯をたべたい気分でもなく、
朝からそのまま放っといて
ガンガン仕事に取っ組んでいたら、
さすがに終わった夕方6時には
真っ直ぐに歩けなかったんだけれども。

いいなぁ。
気持ち良いなぁ。
プロレタリアートだよなぁ。
働きたいなぁ。
ずっと働いてたいなぁ。


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bell - 2002年04月09日(火)

頭の中がぐちゃぐちゃしていて、
どこに行ったらいいのかわかんなくなっちゃって、
ええい、っとばかりに整理することに決めた。
自分勝手でおまけに想像力欠如なんだけれど、
でも、整理してしまった。
それに対してはちっとも後悔してないんだけれども。
私の我儘に付き合せて、困らせてしまった人、
ごめんなさい。

今日一番の傑作だったのは、
23時半に突如掛かってきたタカハラからの電話。
何にも知らないはずなのに
なんてタイミングでかけてくるのよあんた、
BUMPの歌じゃないんだからね、
とか思いながら
ゲラゲラ笑い出してしまった。
笑ってたんだけどね。

ほんと、たすかりました。
ありがと。


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立ち止まる - 2002年04月08日(月)

大学の近くに唯一1軒あった映画館が
今月一日付で突然休館したことを知った。
いつも予告が貼ってあったところは真っ白で
映画のパンフレットなんかが楽しげにならんでたガラスケースには
シャッターが下りている。

閉館した映画館を初めて見た。
こんなに物悲しいものだと
初めて知った。

もう銀幕は只の布だし、
スピーカーは単なる回路の残骸だし、
一日中逃げていられる肘掛椅子の世界も
無くなってしまった。

私は熱狂的な映画ファンではないけれど、
でもあの独特の、延々ゆったりと流れる気配がかなり好きだった。
自分は授業サボって逃げてきてるんだけど、
でもまぁそれもいいかって、思える空間が
入り口を閉ざしてしまった。
立ち止まって覗き込んで、
入り口を入っていく自分を思い起こそうとするんだけど、
真っ暗で、
何も回らないしよぎらないし、
自嘲もわくわくも何にもなくて、
そこにほんとに自分がいたんだっけ?

残念だ。


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でも結局笑うしかなかったので - 2002年04月07日(日)

一年以上ぶりに
部屋の大掃除を敢行した。

前々から次第に私の部屋は、伏魔殿と化していたのだが。
それでもどこに何が埋もれているか把握出来ている限り
私限定で居心地よい部屋に違いなかったのだ。
が。
雪崩が発生。

掘り返すと
本とCDと埃と、
そんなものにまみれ、最下層でジャンボポッキー1袋が複雑骨折していた。
しかも博多限定めんたいこ味。


考え込むことしばし。
…2年の最初、語学のクラスのI君が
春休みのお土産、ってくれた…?

明和電機が笑点に出たと聞いた時みたいに
笑う手前の確実な衝撃。


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天国に一番近いツアー - 2002年04月06日(土)

心に潤いを求めているらしい砂漠状態友人Fを
デートに連れ出した。

天国に一番近いツアーと
猿に戦いを挑みに行くツアーと
どっちがいい?
と聞いたら、
…天国。
とおっしゃるので、
都電に乗ることにする。

都電というのは、天国に一番ちかい電車に違いない。
と、
かねがね私は信じている。
絶対に私の年代は座れない。
年配の方々が多いからだ。

鬼子母神を拝む。
雑司ヶ谷霊園を拝む。
巣鴨の刺抜き地蔵を拝む。

線香万歳。

…あとで気付いた。
天国に一番近いツアーだったんじゃなくて、
極楽に一番近いツアーだったんじゃなかろうか。




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It's japanese culture! - 2002年04月05日(金)

フランスに高飛びする友人の送別会。

鉄板焼きのお店で
「ドミグラ天」という名前のお好み焼きを食べた。
文字見て厭な予感がするとおり、
お好み焼きの上に、
ソースでなくて、
チーズとドミグラスソースかけて食す。

だって、ほら、
フランスに送り出すんだからね。
フランスに負けちゃあいけないんだよね。

出来上がったものは、
自信を込めて、
お好み焼きではなかった。
小麦粉焼いたものの上に、ドミグラスソース。
当然、不味くはない。

でも、ソースの上にかけて下さい、
といって、
お店の人が親切にも持ってきてくれちゃったのは、
削り節と青海苔。
ドミグラスにチーズと削り節と青海苔。
濃茶に白に薄茶に緑。
…とてもわびさびの効いた色だね。


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リズム生活 - 2002年04月04日(木)

キハチのマフィン、黒ゴマが美味かった。
食べるとゴマが口のなかでつぷつぷいう。
つぷつぷ つぷつぷ

気に入って、
食べおわってからも呟いてた。
つぷつぷだよ。
この上なく小市民の幸せみたいだ。


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自分の父を「可愛い」と称するしかないこの現状 - 2002年04月03日(水)

何かと思えば
うちのおとっつぁんが突如パソコンを買ってきた。
数日ずっとカタログ見ては悦に入ってるから
それで満足してるんだと思ってたら
どっこい思い余っちまったらしい。
ほしいって言い出してから実に5日も経ってない。
すんばらしく堪え性のないとっつぁんである。

父は今月から某女子大で教えることになっていて、
背広新調するわ、香水買ってこいといいだすわ、ジルサンダーのネクタイ引張りだすわ、茶菓子に麦落雁持ってくわ、パソコンだわついでに痛風併発するわ
すんばらしく舞い上がっちゃってるんすけど。

爛漫ねぇ。


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おいてけぼり - 2002年04月01日(月)

ひさびさにスーパーマーケットなる空間に行った。

長芋をむんずとひっつかんだその私の真横、
魚売場で流れていた曲は、
まごうことなく「おさかな天国」。
私がつい最近までその存在すら知らず、
友人に「おまえまーたマイナーだよ」と宣言された
オリコン商業主義の回し者に相違ないであろう
インディーズを陥れようと狙ってばかりいるに相違ないであろう
そんなにっくきあほんだらおんどりゃぁ「おさかな天国」。

憎んでいる割には、
今日、はじめてまともに聴いた。

「さかなさかなさかなーさかなーをーたべーるとー
 あたまあたまあたまーあたまがーよくーなるー」

いかにも何も考えてなさそうな
すっごい明るい「歌のお姉さん風」声で歌われてしまった。

…え?
まじで?
嘘だと思う。絶対嘘だと思う。
第一…歌詞から既に…頭悪そうじゃない?

魚を食べると頭がよくなる、ってアナタ、
いきなりそんなに信じきっちゃってアナタ。
もんた・みのが、女性だったらなりふり構わず「おじょうさん」を連発する
例のお昼の健康番組より更に信憑性ないし。
いっそ、もんた・みのがこの曲歌ってたら、
得体の知れないが凄まじい押し付け感に、
理屈抜きで押し切られたかもしれないが。

…歌のお姉さんに
そないに朗々と愛想よく
あたまあたまって連呼されてもさぁ…。

しかもエンドレスで、
魚売場で流れる「おさかな天国」。
もはやノリは既に、いたって楽しげな宗教である。
ご神体の魚を、
頭にびちびち巻きつけて、
白いテニスウエアみたいなの着て、皆で踊るんだろう。
その傍らでは、もう踊り終わった集団が、
コンロで魚焼いてるんだろう。
その天国は、たぶんものすごいにおいなんだろう。
信じるものは救われるんだな。頑張ってほしいな。遠いところで。

なんだか漬物のような按配で
しなしなと力が抜けてしまった。
もう、どうでもいいや。
こんな頭のわるさでなんかをたくらんでるとしたら吃驚だよ。
マイナーで救われない自分に乾杯。


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INDEX
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