My Cup Of Tea...POO

 

 

…つ、つりあわない… - 2002年03月31日(日)

群馬にて、
卒論の調査。

トトロの耳かき二本とひきかえに、
昔話と、
ケーキとお茶とメンコとゴム鉄砲と麦落雁1箱とクリームパンを戴いた。


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華のある生活 - 2002年03月30日(土)

父が退職するので、
大きな花束を二つももらってきた。

それぞれ
花瓶に生けてみたのだが、
本当に大きい。

どのくらい大きいかと言うと、
今日の昼食は家族3人蕎麦啜ったのだったが、
花が、私の前を覆って、
向かいの父の姿がすっかり見えないのだ。

ずるずる。
ずるずる。

花の向こうから、
摩擦音だけがただ無性に聞こえている。
トルコ桔梗とバラの花園の向こうから

ずるずる。
ずるずる。

まるで深夜2時からTV放映される恐怖映画に使えそうな一瞬である。
蕎麦なんだけど。
そして、そもそも、どうして、
でっかい花瓶二つを
さして広くも無い食卓に、でんでんと並べて置いておかねばならないのか、
疑惑は深まるばかりであった。
誰もどかさないんだけど。


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ぺこ - 2002年03月29日(金)

今日会えるんだよねー、
って思ってばかりいて、
握ってた予定の紙をいざぺりぺりと開いてみようとした瞬間
それってハズレクジだよー
って連絡が、いとも無邪気に入る
ってことが
一日二件立て続けに起こると
さすがの元気も、しりすぼむんだよ?
笑ってるけど。
笑ってるのは
単なる趣味なんだ。

でも今日は
響さんにはやめのバースデープレゼントを頂いたので
それでもう嬉しいんだ。
ちりめんの生地をつなぎあわせて出来てる
ちっちゃなティディーベア。
今日から家の居候になります。
だから職業はきっと書生。


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無用の長物 - 2002年03月28日(木)

ついに私は変化を手に入れたのであった!

って、いいかげん落ち着こう?自分。
要は携帯電話からこの日記を記入できるすべに気づいただけなんだから、
ちっとも社会に貢献していないじゃないか。
もっと社会に貢献しよう貢献。

というわけで、社会に貢献しようと思った。
思ったが、何をしていいのか思いつかないのであった。
ピースボートにでも乗って、世界一周日焼けしてくるかな。
皮膚がんが怖いな。
皮膚がん以上に、海坊主が怖いな。
でも海坊主よりは、うみうしのほうが怖いかな。
うみうしよりは、海ぶどうの方が怖いかな。
海ぶどうよりは、干物の方が怖いかな。
干物だったら、酒が怖いな。
昨日見たカクテルは、「グラスホッパー」という名前で、
どろどろとメリット飲んでたみたいだったな。
あれには干物は合わないかな。
チーズだ。
そうだ。
裂けるチーズでいいな。
おなかすいたな。
要は私の胃袋には社会貢献は無理なんだな。



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発見! - 2002年03月27日(水)

ついに私は進化を手に入れた!

ってそういや私は進化という言葉が嫌いなのであった!
むしろ退化がすき。
摩滅していく感じがまるっこくっていいよ。
まぁどうでもいいんだけど、
様態の移り変りは訴えなければな。
ええっと…そうだな…変化。うん変化にしよう。なかなか当たり前でいいんじゃないか。
当たり前といえば、今日食べた白味噌ケーキ。
ありゃぁ当たり前を跳ねとばす強烈な主張があったね。
ごへい餅をやわらかーくクリーミーにしたような味だったね。
なんで餅をケーキにするんだろ。
まぁいいや。
要は酔ってるんだな。


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ばらの花 - 2002年03月25日(月)

ばらの花を10本買った。
生まれて初めてばらの花を買っている自分、ってものがなんだか可笑しくって、
待っている間、ずっとふき出しそうだった。
ふきださずに、ばらなんて気障なものを買ってられるか。

買ったのは、ベージュとペールピンクの中間のような
なんだか微妙な上品さの色のが5本、
それから、黄色がかったベースに赤っぽい色で花弁に縁取りのあるのが5本。
それぞれラッピングしてもらって、
山手線に乗り込んだ。
人の視線が一瞬、ばらで止まって、私を見て、
そしてどこかにそれていく。
また、ふきだしそうになる。

バイト帰りだった。
卒業式明けの方々に、ばらを渡しにいった。
私だったら、ばらなんて貰ったら、恥ずかしくって笑わずにいられるか。
だから、あげに行った。

飲み会が始まろうとしている席にずかずか入っていって、
「はい、ご卒業おめでとうございます」って言いながら、
ひとりひとりに手渡して、
ろくに話もせずに、すぐににこにことさよならした。

電車に揺られながら、
向こうのガラスに
背中をきゅうと小さくまるめて座って、
なんだかひどく傾いている赤いマフラーの女がいた。
今日一日で積み上げたバイトのミスや、
卒業してしまうことや、
書店からのクレーム電話の女性の声や、
卒業しなければいけないことや、
ばらの花や、
笑いたい自分や、
泣きたい自分や、
いろんなものがぐちゃぐちゃになって、
  最悪だ。

降りる一駅前で、ジオスの青い看板にかき消されて
硝子から消えた自分から目を離しながら、
  ダメージがはげしいぜ、
と、思った。
ふきだせたら、どんなによかっただろう。

コンビニでお酒を買って帰った。
晩酌する女子大生ってやつもかっこよかろう、と思って、
浅漬けのきゅうりまで買った。
ぽりぽりやりながら、
また、ばらの花のことを思い出した。
くるりに「ばらの花」という曲があったっけ。
はまりすぎてて、いやだな。
  安心な僕らは旅にでようぜ
  おもいきり泣いたり笑ったりしようぜ
  だけどこんなに胸が痛むのは
  なんの花にたとえられましょう
  ジンジャーエール買って飲んだ 
  こんな味だったっけな
  ジンジャーエール買って飲んだ
  こんな味だったっけな
ああ、ばらの花がどんなにおいがするのか、
確かめるのを忘れてしまったな。
こんなときでなければ、とっても恥ずかしくって出来なかっただろうに。


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沈丁花が咲いたよ。 - 2002年03月06日(水)

小雨が降っていて、
家から出たら、むんと、あまい匂いがした。
雨の日は、匂いが、とても遠くまで伝わる。
その確かさが、あっけなくて良いと思う。
晴れたら、お仕舞い。
届かない。

水曜であるから、
当然バイトだったのだが。

不可思議なのだが、
お遣いを言い付かって、
コピーをとるためだけに、
時々、往復320円を払って、
他社のコピー機を無銭借用しにいく。

その会社の出版物の、編集部分を請け負っているから、
それでいいのかもしれないが。

往復で、1時間以上は確実に掛かる。
その私への人件費と、交通費と。
1回につき1500円レベルのコピー代である。
そこのコンビニでやりゃぁ600円で出来るという事実に、
私は気づかないことに決めている。

…日本は不況なのだろうか。
…というより、出版業界は、
はたしてほんとうに不況なのだろうか…。

いやぁ、今日はあったかいね。
晴れたので、マフラーを外した。
お散歩日和なり。


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なにをだろう? - 2002年03月05日(火)

近頃勝手に流行っているもの@音楽編。

先日BUMP OF CHICKENのアルバムが出た。
もちろんとっくに買っており、
もちろんとっくにヘビーローテーション。

それといっしょに、エルレガーデンとくるりのマキシもローテーション。

それから、コールターオブザーディーパーズのアルバムも。

そして、本日、ART-SCHOOLの限定2000本カセットを買いにいったついでに、
ブージークラクションとクリークスとACIDMANも。

ブージークラクション、
ミッシェルガンエレファントのチバが参加して歌ってる曲がすばらしい。

どんどんおうちの楽しい仲間が増えてゆく。
どんどんおうちにCDの塔。
だるまおとしのような按配になっている。
このまま積み重なっていくと、
たぶん半年後には、
特撮のアルバム「アジテーター」あたりから、
ぽっきり折れると思われる。

あきらめましょう。
ときどきは。


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句会に行って見た。 - 2002年03月02日(土)

そして俳句なのである。
575である。
かえるがぼちゃんと飛び込み月は東へ日は西へ最上川が五月雨で氾濫し松島はただ松島でしかないあの恐ろしい「頭脳系格闘技」
俳句なのである。

と云っても私が作るわけでなく。
両親が昔から参加している句会の月一回の吟行会に、
付いていっただけのことなのだが。
幼い頃はよく同行したので、メンバーさんのお顔は一応知っている。
若い頃からの仲間が寄り集まって作った、小さな会だ。
新しい人が入ってくるなどということは滅多に無い。
私が成長するにしたがって、当然、その句会の高齢化も進んだ。
ぜひここらへんで一度ご挨拶にいったほうが良かべえ、という話になったのだ。

集合場所は、向ヶ丘遊園駅改札口。
いかしている。

中学生だったころ以来の参加。
ちびっちゃい丸顔のPOOちゃん、が
突如として21歳の大学生になってのっそり現われたのだから、
一同まじまじと驚愕、であった。
ごめん、育っちゃった。
よい夢を壊してしまったのかも知れず、申し訳ない。

11人で、
俳句のたねを求め、ちかくの山の中にある民家園を散策した。

主催者の桐花さんは本当に素敵な人だ。私の憧れの男性である。
おんとし84歳。
ベレー帽をかぶり、見事な白髪を肩より長く伸ばし、
杖を突きながらも、腰が曲がっているわけではなく、
耳は多少遠くなっても、快活な口調でジョークを飛ばしながらお話なさる。
私と並んで歩きながら、
最近読んだ本の中で何が面白かったか、とか、
最近の出版業界と書店と取次ぎ会社への文句、とか、
そんなことを、ばりばりと一緒に話し合えちゃうのだ。
桐花さんは小説家志望の文学青年崩れだ。
84歳になっても文章を書いて発表することを止めないし、
私の若い文章を読んでくれる人でもある。
なんというか、もう、かなり理想の人。
桐花さんみたいに生きることが出来たらな、と思う。心底。
その桐花さんが、最近、かなり急激にお年を召してきているから、
今のうちにぜひ一度会っておけ、という両親の勧めだったのだが、
ぜんぜん、まだまだ、大丈夫。
桐花さんはやっぱり桐花さんだ。

やはりこの句会にいた方で、
私のことを可愛がって、折々ごとになぜか鳩サブレの缶を贈ってくれた
通称「鳩サブレのおじさん」じゅんちゃんは、
数年前、突然亡くなった。
大好きだったのに、長年会えないまま、そのまんまだった。
人と会うのをおろそかにしていた自分の愚かさ加減を、
今でも忘れない。
だから、今回、どうにか都合をつけてみなさんに会いにいけて、
本当によかった。

喫茶店の個室を句会用に予約してある、ということで、
散策のあと行ってみたら、なんとウチの大学生にもおなじみの、
あの、シャノアール、だった。
「ビックパフェ」が地獄なんですよー、と言ったら、
挑戦する、と言い出した女性が3名…全員60歳超えている…
しかもそのうち一人は完食したしね…。
ビックパフェを喰いながら
今しがた作った俳句を読みまわしている姿は
かなり圧巻としかいいようがなかった。
ちなみに私はアレを完食したことはございません。
…やっぱすげえよ、あんたたち…

何かものを作りつづけるには、
永続的なパワーが必要なのだということを教えられた日。

俳句は作れないけれど、
ろくな文章も持っていけないけれど、
また、遊びに行こうと思う。刺激されに。
お昼の時に出てくるお決まりのビール、
今度は是非ご相伴させてください。
びっくりされるかな?


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重い腰をあげて - 2002年03月01日(金)

卒論の調査のアポイント取り付け。
今月は千葉と群馬に調査に行く。

今日から正式に受験生になることにした。
大学院を受験する。
4月から研究室で働くことになっているので、
基礎を仕込むのは今しかないことに気付いていたのに、
英語をだらだら勉強する以外にふんぎりがつかなかったので。

さあ。やろう。

とりあえず、源氏物語原文を読み直すところからリハビリしようと思って、
図書館へ行ったら、2巻からしかない…。

…阻まれている?

渋々「葵」の巻から読むことにする。

なんだかどうにか生きてる今日この頃。

明日は俳句に行く。


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