My Cup Of Tea...POO

 

 

大晦日 - 2001年12月31日(月)

起きたら、あらかたおせち煮物は出来上がっていた。
…すまん、母。

大晦日、私は雑用係である。
今年は寝過ごしたものの、
本来、おせちの下ごしらえを手伝ったりする。
まぁ、間違いなく煮番や味付けはさせてもらえない。
母のプライドなのか、単に私に対する信用がないだけなのか。

コンロがふさがっているので、
コンビニにお昼ご飯を買いに行く。

年賀状を書き上げてようやっと投函し、
ちょっと父と一緒にお使いに出される。

ティッシュペーパーとお酒を下げて帰って来ると、
母は蕎麦を茹でる準備をしている。
その横で、私は天麩羅を揚げはじめる。
エビの衣のつき方がいまいちだったが、
しいたけとなすの揚げ加減は上出来だったと自画自賛。
「このくらい揚げられればあんたも大丈夫よ」
と、母から言われて
素直に嬉しい。
が、間髪入れず
「一体何がどう大丈夫なんだろう…」
と、母のひとりつっこみ呟きが聞こえた。
…この人と私は血がつながってるぞうわぁ。
わりと根底芸人一家気味?

夕飯にお蕎麦をすすって、
これで、もう、あとは年を越すのみ。

そして、明日から3日間。
おせちともちしか食べられない日々が始まる。
がんばれ、自分。

一年間、お疲れ様でした。


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馬鯨飲食 - 2001年12月30日(日)

自転車に乗っていて、
どうも、中指の付け根が痛い。
最近しょっちゅう手を紙で切ってばかりいるから、
しらないうちにまたやらかしたかぁ?
とか思ってたら、自転車を降りてから気づいた。
なんのことはない、
指輪をはめた上から手袋をして、
思いっきりグリップを握っていることにおのれが気づいていないだけであった。
痛かったんだってば。馬鹿。

というわけで、今日は今年4回目にして最後の忘年会。
サークルの有志がお集まりになる。

一次会はカラオケで、二次会は新宿オランダ屋敷(…新宿オランダって、なんかものすごく馬鹿にされている気がするのは気のせいだろうか)にて呑み。三次会もこれまた呑み。
呑みがね、すっごく楽しかった。
お酒の周りが早かったせいもあって、何もかもがおかしく見えてくる。
ダウンジャケットから飛び出た羽ですら、漫才よりもおかしい。
やっぱりお酒は気心しれた人たちと呑めるのが一番良いな。
本当は残って一晩笑ってたかったんだが、
最近の自分の素行から考えて、
家に帰るべきだというのはよくお分かりであった。
そして、明日は一大イベントおせちの日なのであった。
よって帰らないわけにも行かず、
今日も走って終電にのって帰ってきた。

最高の年忘れだった。


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休肝日 - 2001年12月29日(土)

べらぼうに、よく寝た。
起きたらプリンがそこにいたので、
プリンじゃなくて、ちゃんとした名前を付けてやろうと思った。

家に篭って、
品詞分解バイト。

とことんまで切り刻む。






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お寿司が凄く美味かった - 2001年12月28日(金)

今日もまた、指から血。
とうとう、バンドエイドを貼った。

出版社雑用バイト、本日が年内おさめ。
なんやかんやで最近良く働いているなぁ。

書類整理したり、本にカバー掛けたり
大掃除したり。

どうにか片付け終わったあたりで、
お惣菜とビール広げて、
打ち上げ飲み会。

飲み会があることを知らなくて、
内心わたわたしながらビールをいただく。
なんやかんやで最近良く飲んでるなぁ。
3日に2日は飲んでる気がする…。

ビールとワインをいただいて、
ハイな気分で年の瀬の挨拶してわかれて、
電車で揺られているうちに、
理由なくすさまじくさびしい気持ちになってきてしまった。
理由がないだけに解決法がなくて弱った。
やっぱりお酒は、
睡眠不足が続いているときに飲むものじゃない。
結局、さびしくても酔っ払いさ。
でも、さびしいのがどうしようもなかったので、
枕元のベットのパイプに
昨日のプリンちゃんを括りつけて一緒に寝かせてみた。
にわかに嬉しくなってしまった。
さびしいのがなくなってしまえば、
…単なる酔っ払いめ。寝てしまえ。


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ピューロ、ってどういう意味なんだろう。 - 2001年12月27日(木)

今日も親指から、血がじくじくと出つづけている。
ちょっと不安になる。
バンドエイドを貼るべきなんだろうか、とようやっと思い立つ。
だがしかし、忘れて家を出てしまった。
だから、やっぱり、じくじく。

大学の図書館でレポートの調べ物をしてから、
多摩センターへ。
なんでそんなとこに行ったかと言えば、
今日は、高校の連中と、忘年会なのである。
なんで忘年会なのに多摩センターなのかと言えば、
それは、サンリオピューロランドにいくからなのである。
我々には忘年会・新年会の時期になると
自分たちが馬鹿なことを再確認するという一次会儀式があり、
儀式のあとに、二次会飲み会が催される。
浅草花やしきや上野動物園が過去二回の一次会戦歴。
というわけで、今年ピューロランド。

一次会参加者、5名。
今年はずいぶん少ないものである。
入場料払って、夢の王国へ。
中に入ったとたん、
鎮座まします巨大なキティだるまに圧倒される。
どうしよう、と立ち尽くしていたが、
これではいかん、と果敢な気持ちで4階から攻めていくことに。

サンリオピューロランドというのは、
要は巨大なサンリオグッズ販売やさんだ、
ということをすぐに実感。
4階は、レストランと大人向け?グッズショップとその他もろもろ。
ここにもキティちゃんが溢れている。
横を向いたら、まりもをかぶったキティ。
後ろには吉野家牛丼キティバッジ。
前には六頭身のキティ(キティ用セクシー黒下着も同時販売)。
斜めにはサイコロ形態の四角キティ。
ブドウを全身にいぼみたいに病的につけたキティ。
頭にソフトクリームのっけたキティ。
歌舞伎なキティ。ルイ・キトンの財布。

四方をキティに囲まれて、
…だんだん、むらむらとキティに反感がわいて来た。
お前、なんなんだよ。
猫じゃないか。
猫の癖して、まりもかぶりやがって。
でしゃばりすぎなんだよ、お前。
猫のくせして、香川のうどん食ってんじゃねー。
うどん星人はおまえのことなんか認めませんからね、絶対。

その後もキティは私の前に立ちはだかりつづけ、
最近のサンリオはキティがいなければ
倒産するだろう状況を目の当たりにし、
わたしの愛するペンギン:タキシードサムは、
きっと実家にお帰りになってしまったのだ。
ああ、さびしい。

しかし、なんやかんやで
結構この馬鹿馬鹿しい状況を満喫し、
一つの乗り物も乗らずに、4時間を潰せてしまった。
途中見つけたプリンちゃんのヌイグルミが、
なんだかだらだらべろーんと縦に伸びていて、
どこかに止められるように紐がついている。
きっと腰にぶら下げられるに違いない、と思って、
あまりの馬鹿馬鹿しさに、
そのプリンちゃんヌイグルミを購入。
レジに持っていったら、おねえさんがにっこりと
「今、肩に乗せていかれますか?」
…か、肩に乗せるんだ…プリンちゃん。
とっさに動揺を隠せない瞳で「け…結構です」というと
おねえさんは、丁寧に
肩への乗せ方を伝授してくださった。
左肩にのせなくてはならないらしい。
…な、なんのために。
なんのために、私はプリンを肩に乗せるというのだ。
しかも左肩。
だいたい、このプリンって子、…なんの動物?そもそも動物?
左肩って、守護霊だったっけ?
守護霊の名前がプリン…。避けよう。

飲み会、新宿に戻る。
参加者14名。
今年は、やっぱり、人数少なめ。
そこまで社会に挑むソルジャーになれなかった私は、
ここで、こっそりとプリンを肩に乗せていたのであった。
呑み放題でプリンだぜ!
途中で落ちたぜ!





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ライブおさめ - 2001年12月26日(水)

年末で半ばパニックの出版バイト。
次から次へと電話がかかってくるし、
返品の山だし領収書の整理だし、
なにがなにやら。

昨日剥いた右手親指の爪の脇のささくれ跡から、
突如血が滲み出してきた。
間欠泉か、私の血管。

バイトが終わって、年内最後のライブへgo。
英理さんとbabamaniaを見る。
翌日のことを考えて最初自重するも、
最後のほうでバネがはじけて跳ね上がってしまった。
緩急のある、楽しいライブだったと思う。

考えてみれば、今年の音楽初めは
タワレコお買い物で、
そのときも英理さんとご一緒だったなぁ。
なんだか〆として縁起がよろしい。
最初も最後もよろしければすべてよろしいんじゃぁないですか。
ライブに行きまくった陽気な一年。
最後のライブにふさわしく、
楽しく呑んでたら終電ぎりぎりになって、
渋谷の地下街を走った。
いやぁ、ほんとに今年の「なんとかなってる人生」にふさわしい。
ちゃんと終電にも走りこめたし。
言うことないね。
満足じゃ。満腹じゃ。たっぷんたっぷん。


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クリスマスというのは、 - 2001年12月25日(火)

自分が働ける体に生まれたことを感謝する日。

午後。
神保町のS出版社でバイトの打ち合わせ。
さすが大手さんは、規模が違う。
内心オドオドしながら、
入り口で来客カードを書いて、
入館証をいただいて、
ガードマンさんが守るゲートを通らないことには
なかに入ることすら出来ない。
エレベーター開くといきなり机と社員、
という、
まるで都会の住宅事情を清く正しく反映したような
もうひとつの出版バイト先とはエライ差である。

国語と社会の教科書、計4冊のコピーを貰う。
ひたすらこれの品詞分解をするバイト。
高校時代、古文の品詞分解で鳴らした身としては
がっちり四つに組み合って五分と五分、
もうしぶんない敵である。
ひさびさにばらばらにしてやるぜ。めったぎりだぜくくくくく。

夜。
塾の講師バイト年内ラスト。
今まで一番長く教えていた女の子が、
ちょっと嫌な形で塾をやめることになって、
正直、ぺこりと安っぽくへこんだ。

帰り道、自転車ですっとばした。
個人のお家にされている電飾が綺麗だった。
ちょっとだけ、聖歌を唄ってもいいような気分になった。
聖歌はこの時期のものが一番好きだ。
無責任に、優しい気分になってしまえる。


まきびと、ひつじをまもれるそのよい
たえなるみうたはあめよりひびきぬ
よろこびたたえよ
主イエスはうまれぬ


結局、天気予報は嘘つきで、
ホワイトクリスマスにはならなかった。


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イブ - 2001年12月24日(月)

明け方、5時まで
サンタを待っていた。

午後、
父とデート。
町に繰り出す。
ケーキの材料の果物と、チキンとテリーヌを買う。

町はすごい人だった。
彼氏とデートしてる人はいても、
パパとデートしている人はそうそういないぞ!
どうだうらやましかろう!!

道の向こうを大爆涙で駆けさっていくのは、
私の精神。
いやぁ、メリークリスマス。

パイナップルワインでディナー。
一年ぶりに作った苺とブルーベリーのケーキは、
なかなかの出来栄えだった。




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そして、まだ、終わらず… - 2001年12月23日(日)

終日、お部屋のかたづけ。

ほとんどごみの中で自分が生活していたことが発覚。

そして、CDが30枚近く、
もう、どうにも収容できないことが発覚。

たすけてどらえもーん!
僕疲れたから逃避して湯豆腐食べる〜!


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一陽来復のお祭りで町は大混雑でした - 2001年12月22日(土)

本日に入ったところで、
臨時よみきかせパートをした。
読んだのは、
「ばいばい ばいきんだいまおう」
「アンパンマンとおばけのもり」
「雨のトーテム・ポール」
「はだしのゲン 第一巻」
どれもこれもよみきかせパートえりすぐりの作品である。
なにせ全作通して、人が2人しか死なない! なんて博愛!!
読み終わってさかなさんに、
「シュールだよぉ…」って、そのままずばりな感想をいただいたのが印象的。
そんなよみきかせパートが気になるアナタはぜひ、
毎週土曜日にご一緒に!
と、いくといいのだが。パート参加者、高齢化してるし。

いろいろ、くっちゃべってるうちに、
夏合宿とおんなじように、
いつのまにやら、男性ばかりのなかにまたしても一人残っていた。
…なんでなんだろう。
場所を動かない自分がいけないのかな。
でも、定点観測なのは、高校時代からの伝統だし。
たのしかったから、いいや。

5時半に、一人、早々と抜ける。
5時間弱、家で睡眠。
ふたたび大学の方面へもどって、よみきかせパートへ。

ワセ弁で弁当を一人買うサンタを見た。

図書館で、衝撃的な題名の本を見た。
『納豆は世界を救う』
…そんなものに救われる世界なら、私は速攻解脱。


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ホワイト・クリパ(私としては) - 2001年12月21日(金)

雪!
ふってる!
うっすらながらも積もってる!

U先生の紹介で、
某S出版社でアルバイトをちょこっとすることになり、
その打ち合わせ電話を待っている午後。
雪は止んでしまった。

用事の済んだ夕方、
地元のデパートで烏賊のお惣菜を買って、
ソニプラから黒いクマを連れ帰って、
サークルのクリスマスパーティーへ。

もうお料理は揃っていて、
ほとんど始められる寸前のすてきな状態のところに到着。
雪、積もったよね、という話をしたら、
みんなから驚かれてしまった。
この悲しみが分かるのは、同じ西多摩同盟のCainくんだけ…
三多摩は手を携えて、差別と偏見とに毅然として立ち向かうべきである。
まずは手初めに、多摩の雪を東京に持ってきて撒き散らしてしまえ。
中央線は冷房を入れて、我らの使命に協力するであろう。
おそれよ、23区民! 東京すべからく多摩にしてやる!
朝は霜柱!!

という、私の内心の葛藤は関係ないのであった。
クリスマスは、表面、博愛の日なのである。

シチューや、サンドイッチや、ケーキや、みんなのお惣菜や、
とても美味しかった。
そして、目の前にキムチがあって、とてもエスニックくさかった。というより、酸っぱい。
プレゼント交換して、喋って、
大半の人が、その場に残ってオール突入。


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師走であるからしていろいろと忙しなくなってくるのであるからして - 2001年12月20日(木)

新宿のコムサストアをうろついていたら、
ばったりといなみと出合った。
高校卒業後一年くらいは割りとよく会ってた気がするけど、
最近会ったのは、といえば、
今日でちょうど、一年ぶりくらいになる。
こっちはすぐに気づいて、声を掛けたら、
ニ瞬くらい、私だと気づいてもらえなかった。
ああ、いなみは高校時代とは変わってるんだよな、と実感した瞬間。
そして、自分もちょこっとは変わってるのかな、と実感した瞬間。
彼女は、あいかわらずお洒落さんで、そして、元気そうだった。
無事でなにより。

新宿のタワレコに行ったら、尋常じゃない人の出だった。
三瓶、という人のイベントがJ-POPコーナーであるんだそうな。
…だれ?
「たま」のランニング白シャツの石川さんを
もっとぴっちぴっちに若くして押し固めたような丸顔くん。
会場に入れなかった人たちが、フロアに幾重にも帯を作って、
つま先だちをしたり、カメラ付きの携帯を上に掲げたりしていて、
七時過ぎのタワレコ7階に、
「さんぺいで〜す」という掛け声がいっせいに響いた。
正直、非常に怖かった。
…世の中は私の知らないとこで動いてるのね…。
ひとりですみっこで、
おずおずといろんなCDを試聴していた。
あまりに混んでいて、
下の階に降りることも出来なかったのだ。

夜8時から。
ふゆどんとさかなん姫と響さんと、忘年会。
行き当たりばったりで入った店にて、
しゃぶしゃぶの食べ放題。
煩悩を噛み砕く勢いで、のみ、たべ、わらい、のみ、たべ。
まわりの人間がいなくなっても、食べてたのでした。
そういえば、鍋のなかに浮かぶ
誰のものか分からない迷子の肉に親切に話し掛けてたら、
笑われた記憶があるな。
どうして?

…そういえば、クリスマスもまだなのに、
年を忘れちまったね?私たち。


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だからやっぱりライブに行くのです - 2001年12月19日(水)

バイト。
ミス続発。
ガムテープを切ろうとして、
あやまって、親指の付け根の皮を
5ミリばかり削ぐ。
痛い。

6時過ぎ。
ござさんとタワレコで落ち合う。
渋谷AXでのZEPPET STOREのライブへ。
こんなに視界のよいライブは初めてだった。
女の子が多く、それもみんな、私前後の身長しかない。
普通に立っていても、
奥のドラムセットまでが見通せてしまう。
すごく環境のよいライブだった。
そしてノリが割りとしっくり私に馴染む。
そこまで激しすぎず、適度に跳ねられて。そして音はごりごり。
期待していたより、うんと楽しいライブだった。
バイトで実は落ち込んでいただけに、余計。
ありがたかった。
LOST IN LOVEという曲が好きだ。

とんかつ茶漬けを食べにすずやへ行く。
新宿本店より、渋谷店のほうが、
はるかにお洒落でおどおどしてしまった。
カクテルなんて、出しやがって。
とんかつ茶漬けとカシスソーダが合うと思うのか?え?どうなんだ??水ッ腹め。




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私の耳は貝の耳 - 2001年12月17日(月)

下界の響きはホワイトノイズ。

授業の時間以外、
MDウォークマンを聴き続ける。


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アルプスと犬と温帯性ナマケモノ - 2001年12月16日(日)

みかんねーさんがチーズケーキを作り始めた。
着ているパーカーの中にクリームチーズの塊をつっこんで、
私の体温で暖めろというから、
素直に懐にチーズを入れた。
ふところに、チーズ。
人肌の、チーズ。
温まると、表面に柔らか感が微妙に増してくる。
…文章にかくと、
ちょっとアルプスの少女ハイジのような世界であるが、
はいペーター!とか、叫びながらヤギの首を引っ張りたくもなるが、
現実の触感としては、
なんだか本能的に避けたいオモムキなのである。
要は、
「生暖かくて、ぶよぶよ。」
果たしてこれを食べるんだろうか。
チーズのせいで、お腹が冷える。

伽南ちにはお犬さんがいる。ユーリちゃん1歳メス。
私とは今回が初対面。
着ていた赤いパーカーのせいか、
ものすごい勢いで耳を伏せ、あとずさりし、低い声で唸り、
すっかり怯えられてしまった。
しかし、可愛いユーリちゃんは、
お客さんとは仲良くしなくちゃならないという義務感にかられて、
しぶしぶ、といった感じで、私のところに寄ってきて、
ひとしきり匂いを嗅ぐ。
これ以上、怯えられるとこっちまで怯えたくなるので、
刺激しないようにとじっとしていたら、
やがて膝に乗ってきて、そうしてすっかり御友達になってくれた。
おおお友達だお友達だ肉球だ肉球だ、と有頂天で喜んでいたら、
ユーリちゃん、しきりと人の顔に寄ってきてキスしたがる。
…おおお友達だお友達だ、と避けないでいたら、
……ユーリちゃん、ディープキスはやめてくれ。

いつの間にか、眠っていた。
起きたら、チーズケーキをオーブンに入れるところだった。
いつの間にか、また眠っていた。
起きたら、チーズケーキ、もう焼けてた。
その間、合計5時間。
しかも、熟睡。
人肌も冷めたチーズケーキを
けろけろと朝ご飯に美味しくいただき、
ユーリちゃんと遊ぶ。
食べて犬と遊んだだけの一晩だった。
むしろ、おのれが犬レベル。
私、なんにもつくりゃぁしねぇ。…すまん。

帰り道、新しいMDウォークマンを購入。



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やめといたほうがいいんじゃない? - 2001年12月15日(土)

午後。
chocoさまとへびくんと待ちあわせ。
追分だんご。けんちん雑煮。苺大福。
黒いマフラーとおそろいの帽子を買う。

夜。
特撮祭り。
間寛平と香奈とデス市長がゲストの、
なにが目的なんだかわからない特撮ライブ。
「マリリンマラソン」走破。苺大福消化。
その後、うどんや。
空海、という名前の豆腐サラダうどん。空海の癖して辛い。

深夜。
伽南さんち。
たするとみかんねーさんはすでに到着。
終日ひたすら菓子を作って、ひたすら食べようという
なにが目的なんだかわからない富士の樹海のような企画。
すでに完成して私を出迎えたのは、
チョコクッキーとガトーショコラ。
たべない人間は、その場にいることを赦されない企画。チョコの癖して辛い。でも、美味い。

過ぎたるはなお及ばざるがごとし。
胃袋の内容物がそう言っている。
さあ、まだ、食わせられるものなら食わせてみぃ。
口からカラメルの糸を吐くぜ。



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幸せモノ - 2001年12月14日(金)

文芸パートのみんなが、
チーフ1年間お疲れ様でしたの会をしてくれた。
ショートケーキとフライドチキンとおにぎりとドーナツ。
この一年間みたいに盛りだくさんな内容。
みんな平らげた。
みんな私になった。
ありがとう。そして、
これからもよろしく。


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電車待ちホーム - 2001年12月13日(木)

いつからか、時々、広所恐怖症だ。
あんまり広いとこ、いや。
じっと空みてたら、怖くなった。
吐き気がするのはかんべんしてほしい。


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ぉいちっにぉいっちに - 2001年12月12日(水)

その靴、
2ヶ月以上履いていたのに、
突如、
靴擦れ発生。
歩くたんび、
逆さまつげみたいに
変則のうねりが
突き刺さる。
歩くたんび、
じっと前を念じる。
右の足首横一本、
切れ目が走って
赤く生乾いている。
うらぎりものしるし。
靴がうらぎりものなのか、
足首がうらぎりものなのか、
実は靴下の陰謀だったりするのか、
ともかく私が率直にいいたいことは、
なんで人間は手で歩けないのかということだ。




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たまには真面目に勉学モードをば - 2001年12月11日(火)

卒論仮指導を受ける。

一年の時からお世話になっているU先生に
ご指導を頼んである。
U先生の専門は方言の分野なのだが、
まあ、私のやりたい「子どもの伝承遊びについて」というテーマには、
どうしても、動作とともに言葉が絡んでくるということで。
マンツーマンで話し込むこと40分。
調子に乗ってやりたいことを無責任に喋り散らしてたら
とんとん拍子に首輪がしまり、
1月末に基本計画書の完成、
それに伴いフィールドワークをすることになっていた。
気づけば。

いっ、いちばん忙しい時期やんけ、1月から春休みにかけてって…。
そして、なにげにのめりこみそうな自分から危険臭がぷんぷん。
こういった実験とか実地調査とか、正直大好きなのだ。
自分の目に見える、というのがいい。
目に見えるものから、
見えないものを推測して取り出して、
そしてまた見えるものに反映していく作業が好き。
小説を書くという行為も、
私にとっては同じようなものかもしれない。
やめられない。

ブロイラーみたいにただ知識をついばむだけでなくって、
自分の肌に刻み込むことをしたいなぁ、と思って
大学に入ったので、
初志がようやっとかなうといえばそうなのだが。
勝って嬉しい花いちもんめ。
うん。

嬉しいのかもしれない。今。





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ひさしぶりに - 2001年12月10日(月)


きちんと授業に全部出た。

ものすごい勢いで疲弊した。

いやぁ、学生って、大変。


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パンと蜜をめしあがれ - 2001年12月07日(金)

隣の部屋で父が背広に着替えている。
大きな声が突如、
「ああ、そういえば、自転車の空気が抜けてるんだ!」
そして、
「…そんなこともあるんだなぁ…」
…あるんじゃないかな。パパ。
吐息混じりで切なげに言われても。
空気入れは物置の中だからね。

で、夜。
クラムボンのワンマンライブ。
郁子ちゃんが郁子ちゃんが郁子ちゃんが郁子ちゃんが
かーわーいーいーっ!
クラムボンのライブってば、
まるで色とりどりの包み紙に包まれたお菓子がつまった缶みたいだ。
缶を開けただけでわくわくする。
こんなお菓子なんだろうなー、と思って
包み紙の中を見てみると素敵に裏切られる。
そんな感じ。



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自己責任の元・・・ - 2001年12月06日(木)

 君に存在価値はあるか
 そしてその根拠とは何だ
 涙流してりゃ悲しいか
 心なんて一生不安さ


シロップ16gがうたってる。
いい曲。

今日、3限出席取らないのでサボって、
4限にだけ行ったら

…みごとに休講でした。
出席日数と全授業日数とを慌てて手帳で確認する自分。

心なんて一生不安さ…単位来なかったらどうしよう…


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数撃ってみる - 2001年12月05日(水)

就職情報のメールが一挙10件もお届きになった。
就職情報サイト9つに登録してりゃあ、
1日でそのくらいの量になることも当然あるんだろう。
これからもっと、そちら関係のメールが増えるんだろうな…。
毎日メールチェックしてないと、
埃みたいに情報はたまる。
不精者にはリハビリ懇切丁寧慇懃無礼親切なご時世である。

世の中にはいろいろな会社があるものだ。
半ば感心しながら、
今日は、日経就職ナビで遊ぶことにする。

現在エントリー可能な企業を片っ端から見ていく。
企業名がずらずらと画面に並び、その名の隣にある業種紹介欄には
【食品、フードサービス】
【情報処理・ソフトウエア】、
【スーパー】なんかの華やかな文字が添えられている。
コンビニやレストランやスーパーやお受験やら八百屋さんや紙屋さんやガラス屋さんやら音楽屋さんやら
なんだか幼稚園のお店屋さんごっこみたい。
うむうむ、とか思ってページを進んでいったら、
すごい企業名があった。
「株式会社 大塚商会」【情報処理・ソフトウエア、商社(電子・電機・事務機・OA機器)、情報サービス】と「沖電気工業株式会社」【電子・電気・半導体デバイス部品】の間。

『岡山県警察』。

さらに進んでいくと、またもや発見。

『滋賀県警察本部』。

……うん?

ご丁寧に、業種紹介はそこだけ一言
【警察】。

警察、なんて業種があったのか、と得体の知れない感動。
おお、なんてわかりやすいんだ。半導体デバイス部品と比べて雲泥の差。
霧が晴れた富士山の頂上からみた東京タワーみたいだ。
さらにPR文もすごい。

『ただいまエントリー可能』
『「強く優しい警察官」を目指す方を待っています』
『琵琶湖をはじめとする美しい自然と多彩な文化に恵まれた滋賀県。その治安を守るやりがいある仕事です。』

…だって。…浮いてる…あからさまに周囲に溶け込もうとして失敗してるぞ。…えせっぽいぞ。うさんくさいぞ公務員! まるで戦隊モノテレビシリーズの胡散臭さを感じるぞ岡山県警と志賀県警!!

しかも、他の企業と一緒に、一括エントリー可能なんである。
たぶんついうっかり一括エントリーしちゃったぜ、まあいいか、的学生を狙ってるんだとしか思えん。
…つまり、私のようなやつのことである。

…いや、まだ、エントリーしてないんだけど…
これが関東圏だったら間違いなく間髪入れずエントリーしてたね…。





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クリスマスはやっぱり奉仕の日。 - 2001年12月04日(火)

昨日から、
右目の下が
遠吠えをしたときのオットセイの腹のように、
ぴくぴくと波打って震える。

今日、塾の講師のバイトに行ったら、
12月25日に働けといわれた。
私と塾長は見つめあって無言でにっこり笑った。
…ちゃぶだいかえしてやろうかがっしゃーん


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