委員長の日記
DiaryINDEXpastwill


2003年04月29日(火) よっといで市場

今年もやっぱり晴れました!
朝早くから開店準備にがんばった店長さんたちご苦労様でした。
毎年お店を出している子どもたちは、それぞれに少しずつ成長し、工夫を凝らしたお店が並びました。
ただ、少し淋しかったのは、毎年、各地域から数店は必ずお店が出ているのですが、今年は、飯室地域からの参加が1店しかなく、場所決めのときに、毎年大体、地域別に場所を決めているのですが、そのためか、飯室地区のスペースが開いてしまい、なんだか風通しが良かったことです。

その反面、今年はお父さんのエントリーもありました!
一番に申し込んでくれたのは、kさんパパの“やきそば屋さん”司会進行でがんばってくれた息子のS太君と2人で、おいしい焼きそばを作ってくれました。

もう一人敢闘賞を上げたいのが、F川パパの活躍!
「ただの魚釣りじゃ嫌だ!どうしてもお水を回したい!!」というF川ママのわがままに毎日頭をひねって、なんと!自転車の発電機を利用してプールの水をぐるぐる回すという快挙!
お客さんだけでなく、自転車をこぎたい…という人にも困らなかったというの、まさに“よっといで”ならではの光景でした。

閉店後のアトラクションも、中学生たちの進行も年々上手になり、盛り上げてくれました。

大人の反省点は多々あるのですが・・・
子どもたちの成長に助けられた一日でした。


2003年04月13日(日) 追悼・・・

昨年の暮れから、全くと言って良いほど休みがなかった。
久しぶりに何も予定のない日曜日。
今日は市会議員と県会議員の選挙なので、買い物のついでにそれだけを済ませば良いかな・・・とのんびりしていたら。

3時過ぎに携帯が鳴った。
『あの・・H美ちゃんが・・・今日亡くなったんだそうです・・・』
昨年から病気と闘っていた会員の小学校3年生のH美ちゃんが、今朝、亡くなってしまったんだ。

『明日の夕方からお通夜だそうですが、みんなに連絡したほうがいいですか?』
電話は、去年から小学校の本部会計もしている、うちの団体の副委員長のKさん、学校からお香典の用意をして欲しいとの連絡で分かったらしい。

彼女のお姉ちゃんが一緒に活動している人形劇クラブの子ども達と、委員の人たちに連絡を頼んで電話を切った。

昨年再発してからしばらくは入院してたんだけど、その後自宅につれて帰って、学校が大好きな彼女のために、体調の許す限り、お母さんに車椅子を押してもらって登校していた。

『もう、体もほとんど動かないし、食事もあまりのどを通らないんだけど、学校に行こうね!って言うと、がんばって食べてくれるんですよ。』ってお母さんが話してくれてたっけ。

私たちの活動に参加するのが大好きで、『次は何を見に行くの?』っていつも聞いてくれたという。
『今度、童謡コンサートがあるから、お天気が良かったら見に行こうね!って楽しみにしてるんですよ!』って、冬のコンサートのときにお母さんから聞いていたので、Uちゃんとお兄ちゃんと、一生懸命プログラムを考えて、練習したんだけど。結局、来てもらうことは出来なかった。
聞かせてあげたかったな・・・私たちの歌。

そして、次の日
かける言葉もないけれど、やはり、人目でもお別れを言いたいと思ってお通夜へ出かけた。
お通夜には、たくさんのお友達や、お姉ちゃんの同級生も来てくれてた。

焼香が終わり、お寺さんがお話をされた。
「これは、私の個人的な考えですが…」と前置きされて次のような話をされた
「わずか10歳で亡くなったH美ちゃんの死は、あまりにも悲しいことです。けれども、彼女はこの世に生を受ける前に、阿弥陀様から『あなたは、この世に生を受けても、10歳の寿命しか与えられない、それでも生まれていきますか?』と尋ねられたに違いないのです。そして彼女は『はい!生まれたいです』と答えたのです。彼女はそのおかげで、お父さんにも出会えた、お母さんにも出会えた、お姉ちゃんにもおばあちゃんおじいちゃん、そうしてたくさんのお友達にも出会えた・・・彼女の生涯は決して淋しいものではなかったはずです。』

確かに、彼女にとって、そのご両親はこれ以上望めないと言えるほど、すてきなお父さんお母さんだったと思う。
だからこそ・・・よけいに辛いのだ・・・

お通夜が終わり、弔問客を式場の出口で見送る遺族の人たち

来てくれた人たちに、涙を浮かべながらも精一杯笑顔でお礼を言っているお母さん・・・

よくがんばったね!』と手を握ってあげると、それまで気丈に笑顔を浮かべていた彼女の顔が思わずくしゃくしゃになった…

『亡くなったH美ちゃんの分も、これから一杯楽しいことしようね!』って言うのがやっとだった。
『はい!まだお姉ちゃんもいますから…これからもよろしくお願いします。』と泣きながら答えるお母さん・・・

大丈夫だよ、H美ちゃんは、きっと心のそこからこう思ってくれてるよ
『私はお父さんお母さんの子どもでよかったよ!』って。



委員長