想い出の樹

2004年10月30日(土) アレグリア2

以前から楽しみにしていた、
シルク・ド・ソレイユのアレグリア2を観に行ってきました。
アレグリア、サルティンバンコ、キダム。
そして今回のアレグリア2。
毎回ハラハラドキドキワクワクできるってすごい!

ただのサーカスにとどまらず、
総合芸術にまで高めているのがシルク・ド・ソレイユです。
演目に対する驚きや感動だけではなく、
舞台や照明・衣装・音楽・演技、
なにからなにまですべてを堪能することができます。

さっきまで床だった場所が、
他に気をとられているうちに交差したトランポリンになっていたりと、
優れた機能を持ったテントの設計にまで感動!
このテントの設計も毎回驚いてるんですけどね。(笑)

ブラリと垂れた不安定なロープの綱渡りもすごかった〜。
自分からロープをブランコのように動かしながら歩いたり、
一輪車を逆さに乗ったり、とにかく驚きの連続で、
いちいち「おぉ〜〜(感嘆)」と声をあげて拍手してました。

交差したトランポリンの演目も、
誰かが誰かを飛び越えたり、3回転したり、空中で一瞬止まったり。
一度に何人も跳ぶので、
どこに目をやったらよいかわからなくなることも・・・。
音楽に合わせてそれぞれの動きを微妙にずらしながら、
なんて跳び方もあって、シルク・ド・ソレイユらしい演出でした。

そのほかにも、軟体動物としか思えない女性も。
これは、見ていて気味が悪くなるほどの柔らかさで、
気味悪い〜と思いつつも見てしまいました。(笑)
一体彼女の内臓はどこにあるの?
彼女には前後という感覚があるのかな?みたいな・・・。

また、二人の男性が肩に担ぐ棒の上で、
まるでトランポリンのように演技するという演目も。
これも一人だけで演技するのではなく、
3人で交差して演技するので、面白さ倍増です。
一度失敗して転んでしまったので、
なおさら次の演技はハラハラドキドキものでした。

大人数による演目でさらにすごかったのが、
空中ブランコ+空中鉄棒の演目。
みんなで狭い鉄棒をぐるぐる回るものだから、
ぶつかりそうで見ていて怖いのです。
しかも、首が痛くなるほど高い場所。
その鉄棒と空中ブランコのコラボレーションは、
怖くて息を呑むような、ハラハラドキドキの演目でした。

今回ラッキーだったのは、最前列で見られたということ。
空中系は首が痛くなってしまったけれど、
やはり最前列は見ていて楽しい!!
だって、何も邪魔するものがなく見られるのだもの♪

しかもしかも、今回は「おまけ」もついてました。
私たちの後ろの席に叶姉妹が!!
もちろん白人のわかぁ〜い男性付き。(爆)
いやぁ、プライベートでもこうなんですね〜。
毛皮のコートに白人の男性。
でもって、この男性はもちろんお姉さまのお隣に。
笑える「おまけ」でした。

最後に、アレグリア2は本当にお勧めです!
前にも日記に書いたと思うけれど、
フジテレビの安っぽい宣伝にだまされないで!
一度観に行ったら「また行きたい!」と思える、
そんな世界が間違いなく待っていてくれます。



2004年10月19日(火) 体調管理

最近雨ばかりで、身体がだるくなってた私。
でも、だるかったのは気候のせいだけじゃなかったみたい。(^-^;

昨日トントロとネギを塩とごま油で揉み込み、炒めました。
買ってきたネギ3本全部いれちゃった♪
一昨日もサラダをしっかり食べて、
昨日もこのおかずプラスお野菜たっぷり。
で、今朝は野菜ジュースをガブガブと。

たったこれだけで、身体が軽いぃ〜!
気候のせいにしていた私が馬鹿でした。<(;~▽~)
単に栄養不足だったようで・・・。
今日は風邪気味だった体調も快調!

なんちゃって主婦な私の冷蔵庫には、
野菜ジュースが欠かせないのですが、
このところ買いに行ってなくて飲んでなかった・・・。
毎日コップ1杯飲むだけで全然違う。
やはり休んだらダメね。(_ _;)

ちなみに最近また東都生協を復活させました。
やっぱり便利♪



2004年10月17日(日) ピアノ4重奏の合わせ

眠れずに布団から這い上がり、
ビールを飲みながら日記を書いています。(^-^;
(ちょいと酔ってきた(笑))

今日はフォーレの合わせ練習日でした。
合わせの練習は今日で2回目。
前回練習後一緒に夕飯を食べたこともあり、
ずいぶん打ち解けて練習できた気がします。(嬉しい!)
みなさん柔らかい雰囲気のよい方ばかりで、
一緒にやっていて本当に楽しいです。(^-^)

今回は1楽章の音程合わせが主だったような気がします。
合わせの練習前に、ショパンのノクターンを家で練習したのですが、
その練習方法がソルフェージュ力を付ける頭の痛くなる練習。
鍵盤の上で指は動かすものの音は一切鳴らさず、
暗譜で頭の中だけですべての音を鳴らす訓練をしたのです。
1時間半もすると頭がグデングデン!!
船酔いしたように気持ち悪くなってきちゃいました。
普段使わない頭を使うって恐ろしい・・・(_ _;)

ところで、この弦の音程あわせ。
私が訓練していたソルフェージュ力にすごく似ていた気がするのです。
とにかく弦はピアノに比べて音程がシビア!!
ピアノは調律師がやってくれることですが、
弦は1音1音指の配置などで音程を調整するのですから。
弦の方たちのお互いの音程の合わせ練習を見ていて、
自分の音程というものに対する弱さを見た気がしました。
音程への執着心やら集中力やらのレヴェルが違うと思うのです。
だって、少しでもずれるとやっぱりおかしい。
ピアノは調律されてさえいればずれないので、
ここに対する甘えが生じるのだと思います。

しかし、今日私が自己練習したソルフェージュ力を要する練習には、
この感覚が絶対的に必要なものです。
なんとなく指が覚えていて弾いている箇所がたくさんある。
もっと頭の中で音が鳴るという感覚を、
研ぎ澄ましていかなきゃいけないのだと実感しています。
特に私の場合はロマン派以降の音楽。

なんだかどんどん身につけたいと思うテーマが増えてきちゃうなぁ〜。
響きもテーマだけれど、これも大事。
今日は自己練習で脳みそぐでんぐでんになっちゃったけど、
この能力をレヴェルアップするだけで、
譜読みも暗譜も断然楽になってくるはずだし、
それは演奏にも必ず影響されてくることだろうから、
やっぱりなんとかレヴェルアップしていきたいところ。

あ、それから合わせの練習で今感じていること。
弦の人たちは、まず全体の把握をしようとする・・・ということです。
ということで、今日は2楽章もやりました。
私にとってはかなりのハイペースです。
特に私はキャパが小さいので、ひぃひぃで譜読みをしています。(笑)

とはいえ、このような経験は私にとってかなり大切なこと。
小さな曲をコツコツと・・・だけでは身に付かない力があると思うから。
下手でもいいから、とにかくどんどん譜読みし、
全体を把握する能力を養いたい。
そんでもって、ハイペースにも慣れたい!

考えてみるとオケにいる人たちってすごいよなぁと思う・・・。
あれだけの曲を一気に仕上げるのだから。
アマオケの人たちは、そういったオケの曲プラス、
こういった合わせの譜読みもしているわけで、
私とのペースの違いに大きな違いを感じます。
相手は単旋律だからということもできるかもしれないけれど、
でも、それだけじゃないような気がする。。。。
やっぱり私にはハイペースも必要なんだよな・・・と実感。

でも、来月中旬まで3楽章というのはちょいと危ない。(^-^;
3日に本番があるので、どうしてもそっちに意識がいっちゃうし。
その上この3楽章は私が苦手なタイプの譜。
やっぱキャパ小さいなぁ〜私。。。。



2004年10月14日(木) ピアノを弾くのが好き

最近ショパンのノクターンを弾いています。
11月に本番があるので。
こういう曲の暗譜がすごく苦手・・・(_ _;)
ここ1週間脳みそウニってました。

やっとこさある程度暗譜が完了。
こうやってみると、暗譜ってすごい!
暗譜をするようになってから、
響きがそのまま身体の中に入っていくのがわかるのです。
こういうとき「弾くのって楽しい〜〜!」を満喫しちゃいます。

ある程度楽譜を読み込んであるので、
どのように演奏したいかも自分の中ではっきりしている上に、
「こういう音が欲しい」という具体的なイメージもはっきりしています。
それも弾く楽しみを倍増させている要因かな。

とにかく響きが美しい。美しすぎる!!
調子のよいときは、身体中が響きます。
毎回こんな感触で演奏できたらなぁと思うのだけれど。
不思議な感覚。
指先から響きの震動が身体中に伝わり、
身体中の骨が共鳴している感じ。
そういうときは、実際すごくいい音、いいバランス、
いい響きで演奏できている気がします。

響きをテーマにしているので、
ショパンを選曲してよかったなぁと思っています。
実は今までショパンにすごい苦手意識があったのです。
でも、ショパンって楽しい!!!

それにしても、クラシックって奥が深すぎるよ。(_ _;)
27年ピアノを弾き続けてきて、
やっとこさ最近その本当の楽しみを見出しているのだから。
昔嫌々やっていたソルフェージュ。
今の私に生きてるのがすごくよくわかります。
ソルフェージュ力は基本的な楽譜を読み込む力。
作曲家がしっかりと信念を持ち、しっかりと考えて作った曲。
その曲を自分の中で花開かせるためには、
やはり楽譜の読み込み力がないとなんだなぁと実感させられます。

ハーモニーが美しく立体的に響くコツ。
どういうバランスでどういう響きで演奏するか考える自分。聴く自分。
すごくすごく楽しいっ!!
あぁ、なんとか身体全体が響くこの感覚を、
毎回得られるようにしたいなぁ。

先日KEI先生が投稿してくれた本。
どうやらこのことに関して書かれている様子。
さっそく取り寄せ取り寄せ!
今日空いた時間に、ショパンについてのページだけ先に読みました。
なるほどなるほど、ふむふむ。(笑)
弾く楽しみが倍増しそうです。
まだそのページ以外は読んでいないので、
これから読むのがとても楽しみです♪




2004年10月12日(火) 跳ね返す力

妙なタイトルですが。(^-^;
以前から精神力が欲しいと日記に書いてきている私。
このところずいぶん強くなったなぁと思いつつも、
それは嫌な思いをしなきゃいけないような場所からは、
なんとか逃げてきたからで・・・。(笑)

このお仕事は、自分のお教室のことだけやっていればいいと考えれば、
普通の会社員より人間関係で苦労することが少なくてすみます。
ただ、それだけだと世界がすごく狭くなってしまい、
この世界の動向を知ることもできなくなっちゃう。
もっと深く自分の音楽性や指導力を突き詰めていこうと思うなら、
それなりに外に出ていかなきゃいけないんですよね。

ただ、どこかの会社に所属しているわけじゃないから、
嫌な思いをしたくないと思えば、
そういった思いをしなくてよいように動けばよいわけで、
普通の会社員よりずっと身軽です。
というわけで、私は一匹狼でいる方がよいという信念のもと、
さまざまな情報やら人との関わりを、
「一匹狼」というスタンスの中で広げてきました。
どこかに所属して、自分の地位を高めるとか、
名声を得るとか・・・そういう面倒なこととは関わりたくないから。
どこかに所属していたとしても、
個人的な付き合いを大切にして、
それ以外のこととはあまり関わらないように努力していました。

では、なぜこんなことを話題にしたか、ということですが。
そうも言っていられない年齢になってきたかな、
ということを感じるようになったため・・・です。
自由でいたい自分がいるため、
なんらかの役名を自分に与えることはしたくないとは思っていますが、
そういったことを省いて考えたとしても、
参加した方がよい、という場合もあるんですよね。

この場合、見たくないものは見ないでは済まされません。
やはり見えてくるものがあり、見ざる得なくなるし、
関わりたくなくても、どこかで関わりが出てきてしまうものです。
こういうとき、今のままの私では無理がでるな・・・、
と思うようになりました。
はっきりと「NO!」と言える、跳ね返せる自分が必要になってくる。
そういう自分がいれば、居られる場所というものも増えるわけで、
自分の世界がその分広がっていくだろうと思うのです。

なんか抽象的なことばかり書いて、
読んでいる人には、さっぱり意味がわからないかもしれない。(^-^;
自分が汚いと思っているものから、自分を守ろうという意識だけでは、
もう済まされない年齢になってきちゃった・・・ということかな。(笑)
守ろうとして逃げるのではなく、跳ね返す力が必要なんだなぁと思って。
見たくないものを見てしまっても動じない自分も必要だし。

はぁ、社会って厳しいですよね。
素敵な人ばかりじゃないから・・・。(_ _;)
美しく純粋なものだけに囲まれて生きていきたいなんて、
子どもみたいなこと言ってられない。(T-T)
特に指導者というのは、守られる立場ではなく、
守らねばならない立場にあるのだから。
がんばろぉ〜


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