想い出の樹

2004年11月30日(火) ピティナステップ&パラリンピック

28日に大田地区でピティナステップがありました。
私は毎回会場係をやっているので、
たくさんの方の演奏を聴くことができます。
今回も心のこもった、たくさんの演奏を聴くことができ、
とても楽しませていただきました♪

私の生徒さんは3名参加。
二人は大人の生徒さんで初参加です。
人前に慣れていない大人の方って、
本当に本当にすっごく緊張するのです。
その上、どういう緊張を本番味わうことになるのか、
といった経験がほとんどない人は、
緊張している自分に対応できなかったりします。

そんな中、二人ともとても一生懸命弾いてくれました。
すごく緊張していた生徒さんも、音楽が伝わってくる演奏だった!
なによりも大切なのは音楽が伝わるかどうかだと思います。
そして音楽の伝わる演奏が緊張していてもできるということは、
普段の練習で音楽のある練習ができている証拠でもあります。
PianoSalonの貴美子さんの演奏も、「大人」な演奏で、
音楽が伝わってくる美しい音色のワルツでした♪

で、もう一人の子どもの生徒。
なによりも印象に残っているのが、
継続表彰されているときの顔!!!
ピティナは参加回数5,10,15,20〜の参加で、
継続してきたことを表彰してくれます。
私はこのことをあまり気にかけていなかったのですが、
今回この子がとても嬉しそうな顔で舞台にあがり、
お目目をまんまるくして賞状をいただく姿を見て、
継続表彰の重要性をひしと感じました。
すごくすごく嬉しいものなのですね〜〜〜。
賞状をもらうときのまんまるお目目がかわいくてかわいくて・・・。
私って、親バカならぬ先生バカだわ・・・と思ったのでした。(笑)

ところで、題名にあるパラリンピック。
30日今日は、ピアノパラリンピックの打ち合わせがありました。
私は知的障害部会ボランティアとしてお手伝いさせていただいています。
会場係の先生と二人での打ち合わせだったのですが、
とても素敵な先生で楽しかった!!
こういう出会いがあると、本当に本当に嬉しくなります。

話がすぱすぱっとすばやく決まり、
当日の仕事内容がはっきりしたので、
後は部会ボランティアメンバーのローテーションを、
エクセルで作成するだけです。
こんな風に気持ちよく仕事がすぱすぱっと決まるのも、
この先生との相性がよかったからでしょう。
話し合った時間は午前中の短い時間だったにも関わらず、
とても有意義に過ごすことができたのでした。

この先生のお嬢さんは、ヴァイオリニストパールマンと同じ病気で、
車椅子で生活なさっています。
でも、高輪の演奏会でピアノを聴いたとき、
「どうして踏ん張れないのに、そんなに上手なのぉ〜?」
とびっくりするほど、すばらしい演奏をなさっていました。
あんなにテクニックがあって、
うたのあるすばらしい演奏をなさっていたのに今日伺ったら、
「ピアノはあの子にとっては副科みたいなもので、
一生懸命やってるのはヴァイオリンなんです。」とのこと!

丁度私のお教室にヴァイオリンの風が吹き込んできていたところなので、
この先生に弾きっこのことなどをお伝えし、
いつか参加してください〜とお誘いしてきました。
来年実現するかもしれません♪
子ども同士でアンサンブルさせたいなぁ・・・・。
老人ホーム慰問などで、いつも2曲は演奏できる状態なのだそうです。
(すごい!!)

ところで、ヴァイオリンは子どもが出られるコンクールが少ないそうで。
子どものうちから人前での緊張感になれてほしいのだけど・・・と、
この先生がおっしゃっていました。
子どもの出られるヴァイオリンのコンクールをご存知の方は、
管理人の私までメールをください。m(_ _)m
情報お待ちしております。



2004年11月27日(土) モーツァルトの合わせ

今日はヒカリパパとK304の2楽章を練習してきました。
(ヴァイオリン・ソナタ)
ヒカリちゃん宅へおじゃましての合わせ練習です。

アーティキレーションや歌い方、合わせる呼吸など、
やはり一人では見えてこなかったことが見えてきました。
特に録音した演奏を聴いて見えたことが大きかった!
モーツァルトをヴァイオリンと合わせる際は、
ロマン派ものを弾くとき以上に、
ヴァイオリンのタッチに合わせた音色を意識しないとなんですね。

アーティキレーションはそのままに、
音の切り方をかなり気をつけないと、
ピアノだけパサパサして聞こえてしまいます。
もちろん弾く際にも柔らかめのタッチで弾かないと、
どんなに軽いイメージのアーティキレーションだとしても、
ヴァイオリンの発音タイミングや音色と合わなくなってしまうのです。
今日の合わせは、本当に勉強になりました。
でもって、すごく楽しかった♪
私、この2楽章が大好きなのです。(*'-'*)

ヒカリちゃん、パパ、ママのきらきら星も聴きました。
うん。クリスマス会いい感じになりそう!!

楽しい合わせの練習後は、夕食までごちそうになり・・・。
本当にごちそうさまでした〜〜!!>ヒカリパパ・ママ
久々に下丸子のおいしぃ〜〜キムチをいただきました♪
やっぱりこのキムチは美味しいぃ〜!
キムチのおみやげまでいただいちゃって、本当に恐縮です。m(_ _)m 
でも、大好きなキムチ。
恐縮しつつも、顔がほころんでいた私だったのでした。
何から何まで、本当にどうもありがとうございました!

明日はステップ!私は会場係。
今日は私が楽しんだ一日だったので、
明日は出演者の方々が気持ちよく演奏できるよう、
会場係として場の空気を和ませたいなぁと思います。
もう寝よう・・・。(笑)



2004年11月26日(金) 嬉しかったこと

Sくんの楽譜制作が終わり、
楽譜制作の際にできたMIDIを本人に聴かせてあげました。
正直ここまで喜んでくれるとは思わなかったっ!!
彼のあんなに崩れた(爆)顔を見たのは初めてのことです。
嬉しいやら、びっくりやら、お口あんぐり!
顔が・・・あれはほころぶなんてもんじゃないです。(笑)
ずっとずっとそんなSくんの顔を見ていたくなるような、
めちゃくちゃ嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

で、もうひとつ嬉しかったこと。
連弾の相手をするTちゃん。
Sくんの影響なのでしょう。作曲をしてきてくれたのです。
クリスマス会で乙女の祈りを演奏する予定なのですが、
そのアルペジオとトリルの練習用に、
「乙女の練習曲」という曲を作ってきてくれたのです。
実際練習にすごく役に立つし、
乙女の祈りのハーモニーを左手でつけてきてくれているので、
とても素敵な曲に仕上がっているのです。

Sくんの作ったMIDIを楽譜を見ながら聴き、
Sくんの音楽を一緒に楽しんでくれるTちゃん。
TちゃんにとってSくんのセンスはあこがれなのだと思います。
その影響をこんなにいい形で受けてくれて。(^-^)
今日はとぉっても嬉しい一日だったのでした。

今回のクリスマス会、とっても面白くなりそう♪
このSくん作曲の連弾も楽しくなりそうだし、
幼稚園の年長さん二人によるヴァイオリンとピアノの
アンサンブルもあります。
先日お母さまから卒園する記念に・・・と持ちかけられたものです。
で、もうひとつ楽しみなのが、
ヴァイオリン&ピアノ連弾による親子3人のアンサンブル。
是非親子3人でやってもらいたいと、きらきら星を編曲しました。

今日乙女の練習曲を作曲してきてくれたTちゃんには、
クリスマス会でこの曲も弾いて!とお願いしちゃいました。(^-^)
Sくんは今のところこの連弾だけなので、
間に合いそうであれば自作のソロ曲を演奏してもらおうかな。
(本人はすっごく作曲したがっているので。)

なんか個性豊かな面白いプログラムになりそう!!
楽しいクリスマス会になるといいな〜♪



2004年11月25日(木) 自作の連弾曲

このお教室にきてから、
ずっとアレンジや作曲が大好きだった発達障害児のSくん。
今回お教室のお友達から「Sくんと連弾がしたい!」とラブコールをもらい、
自作の連弾曲をクリスマス会で演奏することになりました。

以前この子が作る面白い曲について日記に書きましたが、
あの頃は調性感がなく、
シルク・ド・ソレイユが使うような不思議な曲ばかりでした。
これはこれで雰囲気があり、私は大好きだったのですが、
やはり今後のことを考えると調性も必要かな・・・と。

ということで、1年ほど前オルガンピアノの教材にある、
「かざぐるま」という曲を、
彼の目の前で半音ごとに移調して弾いてみせました。
案の定、面白い!と思ってくれたようです。
彼にとっては、
「こんな面白い遊びがあったのか!」という感覚だったのでしょう。
もともと耳がいいので、教える必要もなく、
こういう遊びがあるとわかったら、
自分から音を探して、どんどん弾くようになりました。

いつの間にやら調号までどこかで覚えてきて、
作曲する際に「♯3つ!」などと、
楽譜に書き写す私に言うようになりました。
調名を教えてはいるのですが、
数そのものに興味がある彼にとっては、
♯や♭の数だけで把握するほうがよいようです。

あれから1年。
この子のセンスをつぶさずに伸ばしていくには、
どういうレッスンがいいかな・・・と常に考えながらのレッスンでした。
ここ1年は移調して遊んだり、
いろんなハーモニーに即興演奏を加えて遊んだり・・・。
少しでも多くの素材を提供していこうと思ってきました。
また、素材を提供すると同時に、
ピアノ演奏の技術を高めることで、
それが作曲に生きてくるだろうという思いから、
様々な音の動きをオルガンピアノを中心に取り入れてきました。

オルガンピアノで「こいつは面白い!」という動きに出会うと、
その音の動きをすぐに作曲に使ったり、
一緒にレッスンしていて本当に面白いです。
作曲者名のはっきりしていない教材曲は、
一度楽譜どおりに弾いたあと、アレンジ可にしてあります。
彼がたった1音足すだけで、音楽が立体的になり、
つまらない教材曲に色が出てきます。
これは、本当にすごい!
こんなところにこんなハーモニーが隠れてたの?とびっくりします。

こんな風にここ1年レッスンを進めてきて、
今回のTちゃんの連弾がしたい!というラブコール。
自作の曲での連弾ならいい、というSくんの意思を受け、
早速作曲に取り組んでもらいました。
1回目のレッスン・・・・。
2回目のレッスン・・・・。
3回目のレッスン・・・・。
なかなか曲が終わりません。(笑)
こんな長い曲、彼にとっては初めてのこと。
頭の中ではTちゃんの音と自分の音が同時に鳴っています。
私は2パート分書き取らねばならないので、いつもより大変。( ̄▽ ̄;)
「ちょっとまってまって。こうでいいの?」
といちいち確認しながらの書き取り作業です。

で、やっと終わりました〜。
今日その楽譜をTちゃんにも読みやすいように、
楽譜制作ソフトに打ち込み印刷しました。
きっと彼のことだから、これでは終わらずに、
音が足されていくのだろうな〜とは思いますが、
その経緯はTちゃんにとってもよい経験になるだろうと思います。

そして、今回の作業で今後の彼の目標が見えてきました。
今回の曲、発想はとてもすばらしいのですが、
素材が素材で終わってしまっているのです。
これはどういうことかというと、構成感が全くなく、
思いつきのまま次々に音楽が変わっていく・・・ということです。
具体的にどんな感じかというと、
最初から最後まで全部がサビ、といった感じです。(笑)

8小節くらいのすばらしい素材を思いついたかと思うと、
次にはもう全く異質の素材が来る、という曲なのです。(笑)
では、今後どのようにこれを改善していくか・・。
これが私の今後のレッスンのテーマです。

まずは、思いついたすばらしい素材を、
どんどん発展させていく・・・という遊びを提供しようかなぁ・・・。
実は今回1つだけある素材を発展させているのです。
それはそれはすばらしい発展のさせ方で曲が終わっています。
作曲には一切口出ししない私ですが、
今回あまりにも次々に新しい素材が出てきて、
いっこうに曲が終わりそうになかったので(笑)、
とうとう「もうそろそろこの曲終わりにしようよぉ〜」と。(^-^;
そのときあまりにもまとまりのない曲になっていたので、
「最後は最初のフレーズにして終わろう。」と声かけしました。

そのとき作ってくれたコーダが、
最初のものとすっかり同じではない、
4小節おきに転調していく・・・というものだったのでした。
転調へ向かうメロディにするため、
メロディの流れも冒頭とは多少異なっていますし、
加えてあるハーモニーも違うものになっています。

そう。考えてみれば、彼の作曲は「アレンジ」から入ったのだった。
ということは、素材を発展させることそのものが、
彼にとっては楽しいことであり、得意分野でもあるわけで。
いまさらそれに気づくなんて!( ̄▽ ̄;)
果たしてこの発展ゲームに彼が興味を示してくれるか?
そしてそのゲームで身につけたことを、
作曲で発揮してくれるか・・・・。
クリスマス会後のレッスンが楽しみだなぁ〜〜♪







2004年11月23日(火) ベーゼンドルファー試弾

近所のスター楽器店からお誘いがあり、
中野坂上にあるベーゼンドルファーへ行ってきました。
無料で試弾ができたのです♪嬉しい!!
じぃ〜っくり、たぁ〜っぷり1時間半も弾いてきちゃいました。(*^-^*)ゞ
本当にありがたい機会でした。

で、弾いた感想。
気持ちいぃ〜〜〜〜〜〜〜っ!
音の伸びが全然違うし(当たり前か・・・)、
なによりも私はこのピアノの音色が好きなのです。

先日演奏したノクターンの冒頭2小節の響きが、
他のピアノとは明らかに違います。
色合いが豊かというか。
ベーゼンドルファー独特の音色があるんですよねぇ。

夏の講習で聞き比べたときは、
ベーゼンドルファーはベートーヴェンがいいと思っていたのですが、
ベートーヴェンに限らなくてもよさそう。
ただ、あまりにたくさんの音が同時になるラフマニノフなどは、
ちょっと無理があるかなぁ〜と感じました。
それだけ単音の音色が個性的なのです。
失敗したのは、ドビュッシーの月の光を、
弾き忘れちゃったこと。( ̄▽ ̄;)
きっと美しい響きになったに違いない・・・後悔・・・・(T_T)

また、夏期講習を受けたとき
ペダルが使いにくそうという印象があったのですが、
実際に弾いてみたら、とても踏みやすかったです。
スタインウェイのペダルは浅いのですが、
ベーゼンドルファーは深いのです。
その分私にはコントロールしやすく感じました。
私、スタインウェイのペダルが苦手なのです。
なかなか上手に踏めません。(^-^;

ほんと気持ちよかったなぁ〜〜。
たまにこういういいピアノで演奏すると、
耳がホッとする。(笑)
ノクターンがめちゃくちゃ気持ちよかった♪

ところで、スター楽器池上店には、
12月末まで期間限定でプレイエルのアップライトが置いてあるそうです。
このピアノです。

また、海外では有名で日本では知られていないという
グロトリアンのアップライトピアノも置いてあります。
このピアノです。

是非お時間のある方は、寄ってみてくださいね。



2004年11月21日(日) 自衛隊音楽まつり

今日は午前中が弾きっこ大会。
夜は武道館へ自衛隊音楽まつりを観に行ってきました。
とにかく面白かった!!!
正直ここまで面白いとは想像していなかった。(笑)

以前小学生のマーチングバンドコンクールなるものを、
テレビ番組で放映していて、
隊形がコロコロ変わり面白かったのが印象に残っていたのですが、
今日のはプロ中のプロ!すごい!!
小学生どころじゃないのは当然かもしれないけれど、(^-^;
コロコロコロコロ隊形が変わって、壮観です。

自衛隊のマーチングバンドって、
日本ではトップクラスなのかな?
考えてみれば、マーチングバンドのプロなんて、
そうそういないですよね・・・?

で、今日一番楽しかったのが和太鼓!
総勢200名による和太鼓ショーです。
11の地域にある自衛隊の和太鼓グループが総出演。
一度に200名の演奏を聴くなんて、
一生のうちこれが最初で最後かもしれない・・・と思ふ。
身体中に和太鼓の振動が響いてきて、
とにかくかっこいぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!

自衛隊には和太鼓のプロもいるのか、
なぁんて思って聞いていたのですが、
プログラムの裏を見たら、クラブ活動だそうで・・・。
え?うそ!またまたびっくり。

本当に楽しい楽しい音楽まつりで、
帰り道ずっと興奮しっぱなしの管理人だったのでありました。
それにしても、総勢1000名の音楽まつり、
休憩なしで、あっという間に次の演目へ移り変わるすばやさは、
自衛隊ならではだなぁと感心させられました。
あれは、絶対民間ではできない技だっ。



2004年11月17日(水) 小学校の音楽会

今日は生徒に誘われていた小学校の音楽会へ出かけてきました。
午前中だというのに、もう今日の日記です。(笑)

とても小さな小学校なので、1学年1クラス〜2クラス。
誘ってくれた6年生の女の子は1クラスの学年。
先生は、この学年の子どもたちに、
自由にグループを組んでもらい(一人でもいいとおっしゃったそう)、
自由に曲目を決めさせて、主体的に演奏会に参加させたようです。

木琴、鉄琴、キーボード、ピアノ、リコーダーなどなど。
人数がバラバラなら、構成もいろいろ。
中にはいまどきの「かったるぅ〜」といった子もいましたが、
ほとんどの子は、とても楽しそうに真剣に演奏に取り組んでいました。

誘ってくれた生徒も、前からこの企画を楽しみにしており、
お母さまの話では、とても夢中になって取り組んでいたようです。
グループでやることの難しさも経験したとのこと。
ピアノ教室では、体験できない音楽を体験してくれたかなぁ〜
なんて思うと、とても嬉しく思います。

この音楽の先生のアイディアですばらしいなぁと思ったのは、
全学年を通してひとつの曲をやっているということです。
必ず1曲同じ曲をやっているのです。
今日は、ルパン3世の曲を音楽会最後に全員で合奏してくれました。
これが気持ちよい!!!

この音楽会は6年生が中心になっている音楽会で、
それ以外には5年生の演奏があっただけなのですが、
聴きにきただけの他学年の子も一緒に最後は合奏です。
大人数になるので、すごい迫力。
いつも自分のクラスだけで演奏している子どもたちにとって、
この全員がかもし出すエネルギーを感じて演奏するのは、
それはそれは気持ちのよいことだろうなぁと思います。

音楽会の曲目で、演奏に合わせてみんなが歌いだす・・・
なんて瞬間もありました。
自然に音楽を楽しんでいる様子は、
見ていてとても気持ちよく、
学校音楽の重要性とすばらしさを体感することができたのでした。

ピアノを習っていようが習っていまいが、
こんな風に音楽することを楽しめるって、
本当に素敵なことだなぁと思います。

それにしても、この音楽の先生はすごい!!
この先生のエネルギーと指導力に大きな感銘を受けました。



2004年11月16日(火) アーティキレーション

もねさんの企画しているルーチェ奏でる会で、
ヒカリパパさんとモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ、
K304を演奏することにしました。

奏でる会の前に、クリスマス会で第2楽章を弾くことにしたので、
今日第2楽章を譜読みしたのですが・・・。
この簡単な譜づらに似合わず、
アーティキレーションをどう取るかが大変。
すっごくすっごく美しい曲なので、
すっごくすっごく美しく弾きたいのだけれど、
まずはじっくりとアーティキレーションを決めたいところ。

もちろん、このアーティキレーションにしても、
トリルの入れ方にしても、
ヴァイオリンと合わせないといけないのだけれど。
それ以前の問題として、
左のアーティキレーションをどうするかで、
結構悩んでしまった・・・。(^-^;

美しく弾きたいと思うと凝ってしまう。
右は繋がるけれど、左はブレスを入れたい・・・などなど。
かなり細かくなってくる。
でも、これが拍子を感じ、横の流れを感じながらやったら、
めちゃくちゃ美しくなるはず・・・と思ふ。

アーティキレーションとともに、
ノンレガートのタッチで弾くか、レガートで弾くか。
結構悩む箇所があった。
私はノンレガートのポロポロした音色が好き。
でも、だからといってそこら中ノンレガートにしてしまうと、
パサパサしてしまう・・・。(_ _;)

練習するたびに、「やっぱりこうしよう」なぁんて、
気が変わる箇所が多々出てきそうな予感。
これはしばらく、じっくりと付き合っていくことになりそう。
でも、こんな作業が私は大好きです。
ということで、今日はレッスン後楽しいひとときを過ごしたのでした♪
今日はかなり細かい視点で取り組んだので、
明日はもっと広い視野で取り組んだ方がいいかな・・・。



2004年11月13日(土) フォーレ合わせ&ポッジャー演奏会

午前中にフォーレ四重奏第2番第2楽章の合わせがありました。
練習していて、やっとこさ曲の全体像が見えてきて、
面白くなってきたところです。
今日合わせて、「ここどうやって弾いたらいいかな?」と
わからなかった箇所が、
みなさんの意見をいろいろ伺ううちに、
いろんなことが見えてきました。

とにかく今日は、音楽的なお話がたくさんできて楽しかった!!
お話していて「音楽してる!」と思える瞬間がたくさんあった上に、
悩んでいた場所が氷解し、
全体がくっきりと具体的に見えるようになりました。
こうやってみると、第1楽章より理解しやすくて、
弾くのが楽しい。(笑)
「どう表現しようか?」と音楽を作り上げていく作業が、
アンサンブルの醍醐味ですね〜♪

その後は、久々の演奏会。
ニューヨーク以来演奏会へ行けずにいたので、
嬉しくて嬉しくて♪
レイチェル・ポッジャーのバロックヴァイオリン。
バッハのヴァイオリン・ソナタ第4,5,6番を聴きました。
チェンバロは、ゲイリー・クーパー。

実はどちらの演奏家も知らずにでかけました。(^-^;
でもでも、第1曲目の数小節を聴き、
「この演奏会は当たり!!!!」と大興奮。
ぴぃーったし私の感性に合う演奏だったのです。
もうこうなったら、うっとりするだけ。(笑)
自分の大好きな音楽に浸っていられることの幸せ。
ずっとずっと幸せを感じて聴いていることができました。

このまま24時間ずっと聴き続けていたいくらい。
そうだなぁ〜。
できるなら、ソファーのあるサロンで、
コーヒーでも飲みながら、ずっとずっと聴いていたい。
今日はそれはかなわなかったけれど、
肘掛にひじをついて、ゆったりした気持ちで聴きました。
もう幸せで幸せで・・・。
聴いているだけで幸せになれるなんて、
音楽ってすごいなぁ、なんてしみじみです。

今回ヴァイオリン・ソナタ以外に、
テレマンのファンタジーが演目のひとつにありました。
これは無伴奏の演奏。
実はヴァイオリンの無伴奏でいいなぁと思ったことのない私。
まぁ、あまり聴いていないからっていうのもありますが・・・。
今回初めてすばらしいと思える無伴奏の演奏に出会いました。
無伴奏を飽きずにずっと聴いていたいと思えるなんて!

で、ポッジャーの大ファンになってしまった私。
休憩中にCD2枚購入しちゃいました。
コンサート後購入したCDにサインをしてくれるということで、
もちろん並びました。
もうこうなったらミーハー丸出しです。(笑)
あくしゅまでしてもらい、ホクホク顔で帰ってきました♪

今もヴァイオリン・ソナタを聴きながら日記を書いています。
今日のお風呂は、テレマンのファンタジーを聴きながら、
のぉんびり入る予定♪
あぁ、早くお風呂沸かないかなぁ〜〜〜〜o(^ー^)o



2004年11月03日(水) ピティナ千葉支部合同発表会

昨年合同発表会のお手伝いをさせていただき、
ホールの響きのよさ、ピアノのよさに惹かれ、
来年は私もあそこで弾きたい!と思ってしまった私。
で、今日講師演奏させていただく機会を得たのでした。

今年に入ってから、ずっとあがり症に悩まされてきた私。
10名もの講師が集まっての発表会で講師演奏ということは、
今までに経験したことがないほどの大きなプレッシャーが、
自分に降りかかってくるわけで。(^-^;
果たして無事演奏することができるのだろうか、
ずっと不安でたまりませんでした。

1週間ほど前、自宅に5名のママさん主婦が集まって、
弾きっこ大会があったので、その席で演奏。
でも、これは緊張のあまり左手が飛んでしまい、
右手だけで演奏した箇所が・・・(自爆)
自宅でこれじゃ、本番が〜〜〜とさらに不安倍増。(_ _;)

で、先日の日曜日は毎月やってる弾きっこ大会。
もちろんここでも弾きました。
間違いはしなかったけれど、手足ブルブル。
え?私ってこんなに震えたっけ・・・というほどの震えで、
とうとうあがり症もここまできたか、といった状態。
その上、緊張しているものだから音楽が前へ進まない。
ノクターンはのらりくらり弾いてたら聴いてられません。
またまた不安倍増・・・・。はぁっ

で、今日。
自分の出番が来るまでの時間が長いこと長いこと!!
その間ずっと緊張して固まっている私も私ですが・・・・。(^-^;
演奏する3時間も前に鼓動が高まる私って。
本当にノミの心臓です。はぁっ

本番前にホールでのリハーサル2分以外に、
演奏前控え室のアップライトで練習することができるのですが、
これがよかったみたい。
身体の中にノクターンの流れができてから演奏することができたので、
気持ちの準備もできていた様子。
思ったほど緊張せず、なんとか無事乗り越えることができました。

まぁ、音楽が流れて、それなりに美しい音色で旋律を奏でることができて、
大きな間違いもしなくって・・・といった程度ですが、
ここのところ人前でとんでもない状態ばかり経験していたので、
喜びもひとしおです。

ただ、できるならもっと響きを感じたかったし、
一つ一つの音のコントロールも、もっとしっかりやりたかった。(_ _;)
出たくない音が出ちゃったり、
出たい音が出なかったり・・・気になる点が多々ありました。
これって、倍音だったり低音の音だったり、
こんな響きで弾こうと理想を持って練習してきていたから、
かなり残念・・・。
全体のバランスが練習してきたようなものにはなっていなかったと思う。
でも、本番ってこんなもんよね。とほほっ

とにかく、緊張ってしないわけにはいかないものだから、
それといかに上手く付き合うか・・・。
どういったクセが自分にあって、
どういった工夫をすれば演奏に支障がでないか・・・などなど。
この1年あがり症にかかってから、かなり引き出しが増えました。(爆)

それにしても、弾きっこ大会ってありがたい。
本番前に人前で一度弾いておくと、かなり違うみたい。
今後もっと弾きっこの聴いてコーナーを利用しようと思います。

今回は、ホントいい経験をさせていただいたなぁ。
自分の中では、今までにないほどの山場だったと思う。(^-^;
今までこういう経験が少なすぎるのよね・・・。
もっと図太く、堂々と人前で弾けるように精進していこぉ〜♪



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