やるきまんまんの日記
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2009年08月16日(日) 今週の見通し・為替 円、上昇圧力強まる



 今週の円相場は上昇圧力が強まりそうだ。中国で株価の下落が続くなど、世界的な景気の回復期待は後退しつつある。投資家がリスクをとりにくくなるとの見方から、円は買われやすい状況が続きそうだ。市場参加者の予想は1ドル=93〜97円となっている。

 円相場は先週97円台後半で取引が始まったが、1〜7月期の中国固定資産投資の悪化などから、一時94円まで買い戻された。

 今週は米国や中国の株価を見ながらの取引が続く可能性が高い。特に回復が遅れているとされる消費関連の指標に注目が集まる。20日発表の8月の米フィラデルフィア連銀景況指数、21日の7月の米中古住宅販売件数などが市場予想より弱い結果となれば、株価が下落して円が買われるだろう。

 ただ、20日に米財務省が発表する米国債の入札予定額には注意したい。入札額が市場予想より大きければ、需給悪化懸念から長期金利が上昇し、日米金利差の拡大からドル買い・円売りが進む可能性もある。

 17日には、日本の4〜6月期の国内総生産(GDP)速報値が発表される。


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