やるきまんまんの日記
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2009年08月02日(日) 今週の見通し・為替 円相場、安値圏で推移



 今週の円相場は安値圏で推移しそうだ。世界的な景況感の改善による株高を通じて機関投資家がリスクを取りやすい地合いとなっている。これまで景気低迷の長期化や金融不安に備えて買われてきた円は売られやすくなるだろう。市場参加者の予想は1ドル=94〜97円の範囲に集中している。

 先週は各国企業の4〜6月期決算で業績悪化が止まりつつあることなどが分かり、主要国で株価が上昇、円安が進んだ。31日に米国で発表された4〜6月期の実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想(マイナス1.5%)を上回ったことが伝わると円相場は1ドル=95円台後半まで下げた。週初は94円前後だった。

 今週は米景気指標や英欧中銀の政策判断に注目が集まる。3日にはサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、7日には雇用統計が発表される。いずれも改善すれば円安圧力となる。5、6日の欧州中央銀行(ECB)と英イングランド銀行理事会では政策変更はないとの見方が多いが、緩和政策の見直しなどが議論されれば景況感の改善に水を差し、円が買い戻される可能性もある。


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