やるきまんまんの日記
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2009年07月12日(日) 今週の見通し・為替 円、高値圏でもみ合い



 今週の円相場は高値圏でのもみ合いになりそうだ。足元では世界的な景気回復への期待感が薄れ、円を売って高金利通貨を買っていた投資家がいったん取引を解消しつつある。ただ円が先週に急騰した反動も出やすくなっており、一方的に円高が進むとの見方も少ない。市場参加者の間では、企業の想定為替レートより円高水準の1ドル=89〜95円で推移するとの予想が大勢を占める。

 先週は日米の株価や商品市況が下落に転じた。景気の先行きに対する過度の楽観論がはげ落ち、円は8日に91円台と約5カ月ぶりの水準まで急騰。その後も91〜93円台で推移した。

 今週は米国で主要企業と大手金融機関の4〜6月期決算の発表が相次ぐ。14日には6月の米小売売上高も公表される。ともに米景気の先行き懸念が強まる内容になれば、円高・ドル安が進みやすくなりそうだ。15日まとまる6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録でも、金融当局の景気見通しに注目する向きが多い。

 14〜15日に開く日銀の金融政策決定会合にも注目が集まる。


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