やるきまんまんの日記
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2009年07月05日(日) 今週の見通し・為替 円、上昇圧力強まる



 今週の円相場は上昇圧力が強まりそうだ。市場では米雇用情勢の悪化などを背景に、世界景気の早期回復期待が後退しつつある。機関投資家が新興国や資源国などへの投資を手控えるとの思惑から、避難通貨とされる円に資金を回避させる動きが強まりそう。市場参加者の予想は1ドル=93〜98円が多い。

 円相場は先週、1ドル=97円台まで下落する場面もあったが、2日に発表になった6月の米雇用統計が市場予想よりも悪い内容だったため、円は買い戻された。

 今週は6日に発表予定の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数に、市場関係者の関心が集まっている。前月比で改善するとの予想が多いが、景況感の悪化を示すような内容になれば、ドル売りが膨らみやすいとみられる。一方で最終需要に力強さが確認されれば、ドルが買われる可能性もある。

 8日からはイタリア中部で主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)が開かれる。新基軸通貨構想をめぐる議論が伝わってくると、材料視されそうだ。8〜9日は英イングランド銀行の金融政策委員会も開かれる。


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