やるきまんまんの日記
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2009年05月24日(日) 今週の見通し・為替 円、高値圏の公算大きく



 今週の円相場は高値圏での取引が続きそうだ。米国の財政悪化を材料に、ドル売りの圧力が強まる公算が大きい。市場参加者からは、今年3月下旬につけた1ドル=93円台半ばまで円高が進むとの見方が出ている。

 1ドル=95円で始まった先週の取引では、週末には一時1ドル=93円後半まで円高が進んだ。きっかけは、かねて指摘されてきた米国の財政悪化に加えて、 21日に米格付け会社が英国債の格付けを引き下げる可能性があるとの発表。格下げが米国債にも波及するとの観測から、ドル売り・円買いが加速した。

 今週は米国債の入札に注目が集まりそうだ。入札が不調に終わり長期金利が跳ね上がれば、ドル売り加速の流れは避けられない。米政府高官が一層のドル安に歯止めをかけるための発言をするかどうかも焦点になる。

 ただ、円高が一方的に進むことには慎重な見方もある。足元の景気状況がおぼつかないうえ、巨額の財政赤字を抱える構造は日本も同じ。新興国に比べれば、円がドル売りの受け皿として果たす機能は低いとみられる。


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