心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年08月01日(水) AAの仲間から贈られた言葉を、今でも大事に憶えて...

AAの仲間から贈られた言葉を、今でも大事に憶えています。

「アル中は、人のやることが気にくわない」

つまり、自分の思い通りにしたいのです。
家庭でも、自助グループでも、職場でも。

「こういうことをするヤツが気にくわない」
「俺のことを気にくわないと思っているヤツが気にくわない」
これの連鎖です。

それが「気に入らねえんだよ」という言葉と一緒に出てくればまだしも、人の道だとか、常識だとか、一見まっとうそうに見える理屈にすり替えられて出てくるわけです。が・・本心は、ただ気にくわないだけだろう、ってことが透けて見えることも、ままあります。

気に入らないのは、相手の問題ではなく、自分の問題です。

AAの12の伝統は、ルールではありませんが、グループを律していくために必要なAAの基本原理の一つだとされています。伝統によってグループが守られ、その中のメンバーが守られます。つまり、守るための道具です。

ところが、自分の問題が片づいていない=ステップをやっていない状態で、伝統を使うとかえって問題を抱えることになりがちです。本当は相手のやっていることが気に入らないだけなのに、「お前のやっていることは伝統違反だ」という正論へと巧妙にすり替えてしまいがちです。こうなると、伝統は相手を攻撃するための武器になってしまいます。
けれど、そのことにはなかなか気づけません。

AAの中に何年もいる人ならば、伝統を武器として振り回してしまった恥ずかしい経験が何度もあるはずです。最初から回復している人なんていないですからね。たぶんこれからもやるでしょう。

だから伝統について相手を諭す場合には、自分の動機をチェックしなければなりません。相手を攻撃する剣として使いたいのか、グループやメンバーを守る盾として使いたいのか。

そして自己欺瞞が起きていないか、誰かのチェックを受けることも必要でしょう。

自分をチェックするという習慣は、ステップを実行することによって身につけます。ステップ4・5・6・7・10・11あたりです。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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