ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年08月12日(土) 花火 久しぶりに土曜日のAAミーティングに行きました。
ここのところ仕事が忙しく、いつものミーティングにも行けずじまいが多かったのですが、一段落付いたので「ミーティング数だけは帳尻あわせしておこう」と考えました。
ひさしぶりに見る仲間の顔もありました。土曜日に行っていなかったら、会えなかったかも知れません。
夏の間は、8時40分から20分間、湖面から花火が上がります。15日の夜はずっと盛大なのですが、すごく混むので見に行ったことはありません。ミーティングの終わりにささやかな20分の花火を見るだけです。
教会の表の階段に陣取って、花火を見上げていました。
そういえば、初めてAAにつながった年だったか、その次の年だったか、何年か先ゆく仲間と一緒に階段で花火を眺めた記憶があります。
何を話したのか、憶えていませんが、一緒に花火を見たことだけは良く憶えています。夏場に顔を合わせると、あの花火を一緒に見たことをお互いに思い出したりします。会う機会も少なくなりました。もとより、あの時、あそこで会ったのが、偶然を越えた何かだったのかも知れません。
日系ブラジル人の人たちが、教会のホールで集会をやっていました。おかげで、花火が終わっても、僕の車は駐車場から出せませんでした。ともかく集会が終わるまで待ってみることにしました。何しろ信徒の人たちは、教会を金銭的に支えています。僕らAAの人間は、その好意にあずかって、部屋を安く貸してもらっているわけであります。だから、あまり権利の主張をするのはどうかと思うのです。
集会が終わっても、出てきた人たちは、外で楽しげに談笑を続け、なかなか車を動かしてくれそうにありません。
仕方ないので、車をどかしてもらえませんか、と頼みに行きました。
リーダー役らしい女性の人が出てきて、どの車をどければいいか確認してくれました。
「教会の関係の人ですか?」と聞かれたので、「あの部屋を週2回お借りして、AAをやらせてもらってます」と言ってみたのですが、残念ながらその人はAAのことを知らないようでありました。
花火の間は、湖畔の駐車場が閉鎖されるので、教会の駐車場を無断利用する人がいます。そういう輩だと疑われたのかも知れません。
一緒にお菓子とお茶でもどうかと誘われたのですが、これから何か話を始めるにはあまりにも遅すぎたので、お断りして帰りました。
今月は、これでやっと3回目のミーティングであります。
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