心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年06月10日(金) パソコンの話

それを買ったのは2000年のことです。当時僕はLinuxに凝っていました。
といってもLinuxでいろいろやることに凝っていたのではなくて、ただインストールして遊んでいただけですが・・・。

WindowsとLinuxの両方を一台にインストールしておいたのですが、メールだとか文章を書くのはWindowsでやりますから、ほとんどの時間はWindowsが起動していて、Linuxの出番はわずかということになってしまいます。

(これではLinux使いにはなれないではないか)

そう思った僕は、中古のノートパソコンを物色しました。なんでノートかというと、2台目のパソコンにデスクトップはじゃまだからです。ノートパソコンをLinux専用機にして、それでいっぱしのLinux野郎になってやろうと思ったのでした。
Pentiumの90MHz。表示はTFTで800x600。HDDは800MB。メモリは増設して32MB。これで1万数千円かかりました。

最大の問題は、CD-ROMドライブが付いていないことです。LinuxはCD-ROMからインストールするものと相場が決まっていたので、これには苦労しました。しかも買ったPCMCIAのLANカードを標準でサポートしているLinuxディストリビューションはひとつもありませんでした。
しかたないから本を買ってきて勉強し、Linuxのインストールだけで正月休みが終わってしまいました。Plamo Linuxが動き出すのに2週間ほどかかりました。

コンソールだけだとMS-DOSと大して変わらなくてつまらないので、KDEをコンパイルして入れました。KDEのいろんなtar玉の中にゲームがあって、そのなかに「倉庫番」という懐かしいゲームが入っていました。

Linux専用マシンは「倉庫番」専用マシンに変わりました。そして、ゲーム専用機として妻に取られてしまいました。Linuxがクラッシュした時に、修復させる技量もなければ、またインストールする気力もありませんでした。「倉庫番」もライセンスを受けたものではないらしく、その後あちこち探してみたのですが、Linux用のパッケージを見つけることはできませんでした。

ちなみにWindows用の「倉庫番」は二千数百円でまだ売られているようです。

その後は特に何に使われるでもなく、Windows 95などをインストールされて堕落したノートPCは、滅多に起動されることもなく部屋の片隅で4年以上の年月を過ごすことになります。

最近の副業のために、そのノートPCに2.5"のHDDを抜いたり刺したりしていたら、接点が壊れてしまってハードディスクを認識しなくなってしまいました。さすがにCD-ROMもHDDもなしでは、モダンなOSはもう動きません。ジャンク品としてオークションに出品してはいるものの、いまのところ買い手は付いていません。

この4年の間にLinuxもすっかり大きくなってしまいました。
特になんに使われるでもなくゴミとなってしまったノートPCの姿がちょっと哀れであります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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