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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年04月22日(金) 好転 水冷キットの輸入代理店のサポートに電話をかけてみました。
「この一週間で二度もポンプが止まったんですが!」
という息せき切った僕の言葉に、サポートマンは
「リザーバータンクに空気がたまってませんか?」
と冷静に聞いたのでありました。
ラジエーターの上に小さなリザーバータンクがあるのは見ればわかります。その上部に、少しだけ水の入っていない空間があります。
「でも、空気はほんのちょっとですよ」と抗弁する僕に、メンテマンは
「そのちょっとの空気が少しずつ循環してしまってですね、ポンプのプロペラにたまるんです。するとポンプが空転するんです」
「キャビテーションですか!」
「なんだ知っているんですか。注射器を使って蒸留水をタンクに足して、空気が入り込まないようにしてください」
そんくれー説明書に書いておけよ、と思いながら丁寧に礼を言って電話を切りました。
昨日予備の水冷キットを頼んだショップは、もう発送準備にかかっているとメールが来ていましたが、あわてて電話をしてキャンセルしました。
ともかく、これで無駄な出費は避けられそうです。
薬局で蒸留水は見つかりませんでしたが、代わりにコンタクトレンズ用の精製水がみつかったので、これで代用することにしました。何件か薬局を回って「注射器置いてないですか?」と聞いてみましたが、「昔はともかく今は医療品の問屋に行かないとないですよ」と言われてしまいました。
ひょっとすると、シャブ中と間違われたかもしれません。
注射器の代用品は、インクジェットプリンタのカートリッジに、リフィルインクを注入するスポイトを使いました。
28日から5月1日まで、台北に仕事をしに行くことになりました。
昨年までいた会社のお客さんで、僕が納入した機械の調子が悪いらしく、困り果てていたようです。僕も今は別の企業の従業員で、副業は禁止されているので、手助けしたくてもできずに申し訳ない気持ちでいました(というか、やっかいごとに巻き込まれずにほっとしていました)。
が、僕は今は収入のない身であります。むこうは、飛行機のビジネスクラスとホテルとタクシーを用意するから、ゴールデンウィークにちょっと台北まで個人旅行にこないかというお誘いがありました。そのうちの一日を、その工場で過ごす予定であります。
報酬は雑収入として確定申告しなくてすむ程度のものではありますが、まあ助かります。
それが先日徹夜でデータサルベージ作業などしていた理由です。
PHSを台北でも使える機種に変更しに、遠く離れた町の田んぼの中の電話ショップへゆきました。対応してくれたお姉さんは、元歌手で今はバラエティをやっているYOUに性格も顔も似た人でありました。
僕が自分の使っているPHSの電話番号を知らなかったせいで、時間がよけいにかかってしまいました(だってデータ通信カードの番号なんて覚えないでしょ)。まあ、僕はYOUのファンであるので、おねいさんと話をするのはなんだか楽しかったです。
そのおねいさんに花屋さんの場所を聞き、その花屋さんで仲間のバースディのプレゼント用の花束を作ってもらいました。ショッピングセンターに入っている花屋さんだと、店員もアルバイトだったりして、「花を選んでくれませんか」と頼んでも、「どうぞご自分でお選びになってください」と冷たく突き放されたりするのですが、専門の花屋さんは予算を聞いて手際よく選んでくれ、束を作っている間にコーヒーをごちそうしてくれたのでありました。
僕のつながった頃は、県内のAAに女性メンバーも少なかったので、バースディのケーキを切り分ける作業は野郎どもがやったものでした。まともに切れずに形が崩れても、そこはご愛敬でありました。
最近は女性メンバーが上手に切ってくれます。でも、手が足りないからって、先週病院を退院したばかりのメンバーが、バースディ者の話も聞かずにケーキを切る役をやっているのはどうかと思うのであります。
飲食洗い物は女性の役割なんて・・・AAは男女平等のはずじゃなかったのか。
まあ、他のグループのことにあまり口を出すのは良くないことでもあるし、僕のスポンサーは「物言えば唇寒し」とか「雄弁は銀」などと言っていたので、よけいなことは言わないことにしておきましたが、ここに書いているのでは意味がないか。
今日のバースディ者の下の子供と、僕のソブラエティが同じ年。彼女のソブラエティと、僕の下の子の年が同じ年数であります。
「次はひいらぎの番だね」と言われました。僕の日が来るまで、今日一日ずつ飲まないでいきたいと思います。
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