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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年12月05日(日) 食欲亢進 うつ病のうつ症状というのは、一般的には食欲がなくなって、体重が減るのが普通であります。
食事中の方に興られるのを承知で書けば、脳内の神経伝達物質の働きが鈍ることにより自律神経が失調し、腸の働きが悪くなって便秘と下痢の繰り返しになります。これも、栄養吸収の面からは良くなくて、体重が減る原因となります。
ところが、ここ2週間ほど、甘いものやスナック菓子が大好物になってしまいました。食事もきちんと食べているくせに、間食に(特に寝る前)にスナック菓子をボリボリとかじり、アイスクリームをなめるというのが習慣になってしまいました。
ストレスから食べ物に走るというのは、アル中としては理解しやすい論理なのですが、普段だったらストレス下では、食欲不振で体重が減るのに「正反対だな」と思っておりました。
話は変わって、最近統合失調症の本を読んでいます(といっても古いので分裂病という名前が使われています)。その中に、抑うつ状態に関する記述があって、食欲のことについて、一般的には不振になるものの、甘いものが好きになって体重が増加することも「それほどまれではない」と書かれていました。
それで気がついて、うつの本を改めて見直してみると、「まれには」食欲が亢進して太ることもあると書かれていました。
いまは、その「それほどまれではない」「まれな」状態にいるのでしょう。
食べたいのに食べずに我慢している状態は、食べたくないのに定期的に食事をしなければならない苦痛と同じようにつらいです。
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