心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年10月15日(金) 下顎前突の治療

次女が下顎前突の治療をしているという話は前にも書きました。
下顎前突そのものは「美容上の問題」であり、成人後に顎の骨を手術することで強引に治療することが可能です。実は妻も下顎前突で、20歳のときに手術していたそうです(結婚前にそんな話は聞かなかったが)。

問題は顎が前に出ると、下の歯が上の歯より前に出てしまう「反対嵌合(はんたいかんごう)」という現象が起こり、噛み合わせが悪くなります。すると、虫歯になりやすくなります。それに幼い頃から噛み合わせが悪いと大脳の発達に影響するという説もあります。

その治療というのが、まず「チンキャップ」です。顎を常時後ろに引っ張っているようにヘッドギアみたいなのを着用します。保育園・学校に行っている時以外は、常時着用するようにと言われていたのですが、顎が圧迫されるのが嫌みたいで、なかなかしてくれませんでした。成長を抑えているだけなので、効果が出るのに時間がかかるのも難点です。

次の手段が、上の顎を前に引っ張り出す治療です。上の顎の奥歯(両側)にアンカーを固定し、それと顔に被せる器具とをゴムで結んで寝る方法です。寝る前に装着して、起きたらはずすようにします。つまりゴムで上顎を前に引っ張り出すわけです。
これも嫌がるのかなと思っていたら、意外と本人お気に入りであります。
ゴムで一晩引っ張ると、わずかではありますが上顎が前に出ます。引っ張っていない昼間のうちにまた元に戻っちゃうのでしょうが、それでも少しずつの積み重ねが効果を生んだみたいで、本人も下顎が後ろに下がったのが分かるみたいです。

努力をした効果が実感できると、励みになるってことでしょうか。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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