心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年02月08日(日) GSC三日目

朝6時40分起床。7時から朝食。9時から全体会議。
昼食40分をはさんで、午後3時に全日程終了。

日本には417のAAグループがあるのだそうです。今回集まったうちの20人はその417のグループの「良心」を代表していることになっています。しかし現実にはそれは「その20人の良心」でしかないことが浮き彫りとなった3日間でもあった気がします。僕も結局は僕とごく一部のメンバーの良心しか携えていけませんでした。それでもそれが、現在の日本のAAの民主主義の「精一杯」なのだろうと思います。

会場にあったのは「熱気」でした。その熱には人をひきつける魅力(魔力?)があるようです。しかし僕はもう結構です。未来のことは確かに判らないのですが、おそらくまず間違いなく、僕は二度と訪れることはないでしょう。オブザーバーとしても、お手伝いとしても、その他の立場としても。

3時45分会場発。会場から駅までタクシーで、川崎から東京駅まで東海道線、新宿まで中央快速。僕の身体の移動速度が速すぎたのか、心がついてこれないようでした。からっぽでした。特急あずさの中でうとうとと何も考えずに眠って起きたら、心も追いついてきたようで、日常の中に戻ってきました。

疲れました。確かに疲れましたが、仕事での出張にくらべれば楽でありました。今度の日曜も、その次の日曜もAAで東京です。ちょっとうんざりしていますが、まあともかく、ひとりのAAメンバーに戻れるまでの道のりは、もはやそう遠くは感じられません。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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