心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年11月28日(金) 災害は忘れた頃にやってくるか?

僕のパソコンのハードディスクの中で、一番古いデータは1996年ごろのものです。当時、Windows 95が出たので、パソコンの組み立てに初挑戦しました。以後4回ほど新しいパソコンに移ったのですが、データはいつもそっくり新しいパソコンに移してきました。だから、96年以降のデータはほとんど残っているのです。
逆にそれ以前のデータというのは、ほとんど残っていません。資料用に残してあったExcelのファイルがいくつかあるだけで、その日付も93年とかが最古です。不確かな記憶では、生まれて初めて10MB(メガバイト)のハードディスクを買ったのが86年か87年だと思うのですが、その後10年間というものは、不要になったデータはどんどん捨てていたのです。
ディスケットに保存していてはいたと思うのですが、酒を飲んでばかりいたので、机の中のディスクにはカビが生え、産卵したディスクには何が入っているのか判らなくなってしまい、すべて捨てるはめになりました。
パソコン通信のログとかも捨てていたので、当時受け取ったメールはすべて捨ててしまったわけです。

惜しみ惜しみ使っていたハードディスクの空間も、時代とともに広く安くなっていきました。最初に買ったディスクの1万倍の容量のディスクが10分の1の値段で買えるこの頃です。特に削除する理由がなければ、ファイルはそのまま残してありますから、どうでもいいようなメールや画像データまで全部取ってあります。

でも、実は「全部」じゃないんですよね。3年前にハードディスクの操作を誤って、一番大事なデータが集中して入っている領域を消してしまいました。最後に取ったバックアップは9ヶ月前で、その間に作ったWordやExcelのデータは取り戻せませんでした。これを個人的に「失われた9ヶ月」と呼んでいます。

その後は、毎月第一日曜日はデータバックアップの日と決めて、データ破壊という災害に備えていたのですが・・・。喉もと過ぎればなんとやら、地震対策と同じで、すっかりその習慣もなくなってしまいました。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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