心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年11月08日(土) 金銭

土日は娘たちが柔道の道場へ通うようになりました。本人達は「バレエが習いたい」とかピアノだとか言っていたのですが、月謝の安さが決め手になったようです。そういえば僕も、小学校のときは柔道へ通っていたのだっけ・・・すっかり忘れていました。

WSMの報告書の代金と、「かわらばん」の代金の振込みに郵便局まで出かけてきました。ついでに、パソコン用のスピーカーを二千円で購入しました。

資料としてアメリカ・カナダの評議会の勧告集を翻訳しています。現在は金銭的に余裕があるニューヨークのGSOも、ずーっと長い間資金不足で悩んでいたようであります。
日本のJSOは年間予算4,200万円で、メンバー数の推定が4000人ですから、年間ひとりあたりおよそ1万円ということになります。この1万円の中には、献金のほかにもBOX-916や書籍やパンフレットの売上げが入っているわけです。だから、メンバー一人ひとりがBOX-916を購読してもらって、ついでに年に一冊ぐらいはAAの本を買ってもらって、それで月に300円か500円ぐらいを献金箱に入れてもらえば、1万円になる勘定です。まあ、実際には地域のオフィスの運営やら、地区やグループの支出もあるので、もっと増えるのでしょうけど。
「料金を支払う必要がない。会費も月謝もない」というAAです。だから金を出したくない人間には、出せということができません。ただ、お金がなければAAがここまで続いてくることもなかったわけです。

「自分が一年間に使うお金の中から1万円をAAのサービス活動のために負担する」

責任を負えるようになるというのが社会的回復だとするならば、金銭面でも一人のメンバーとして責任を応分に果たすということはまさに「回復」です。一年間に一万円の無駄遣いもしないという人は、まず滅多にいないでしょう。金銭の正しい使用が終わったところから、誤用が始まるのです。

などと言いながら、実は僕は某所にはまったく献金していなかったりします。良心が痛まないかって? そりゃ痛みますよ。ただ、グループには献金をストップすることで、意思を表明するという最後の手段が残されているわけです。一部の人間の独善が、多くの人の良心を痛める結果となっているのは残念です。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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