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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年10月20日(月) リザーブの間違いだ 昨日の雑記に「ホワイト」と書いてあるのは「サントリーリザーブ」の間違いです。駅のキオスクで見て、改めて自分の間違いに気がついた次第です。あまりウィスキーを好んで飲まなかったので覚えていなかったのです(と言い訳)。
好んで飲んだのはジンとかウォッカなどのスピリッツ(火酒・酒精)のたぐいです。タンブラーになみなみとジンを注ぎまして、それをゴキュゴキュと飲み下しますと、胃のあたりが急に暖かくなって、その暖かさが上へこみ上げてきます。それと一緒にセブンスターに火をつけまして、深く吸い込んで吐きますと、この世のものとは思われない快感に襲われるわけです。
ふた口めからは、ひと口めほどの快感は来なくなり、3度・4度と続けるうちに泥酔の酒へと変わっていきます。あの快感を得られるのは一日に一度だけで、しかもある程度健康でないとその快感は戻ってこないのです。
毎日深酒をし、24時間アルコールが抜けず、胃腸が荒れて痛んでいるような状態では、最初の一杯は何の快感ももたらしてはくれません。ただ「次の酒にありついた」という安心感だけがあるだけです。それでありながら、心の奥底ではあの「たまらない快感」を再現しようと追い求めているのです。
飲み過ぎるために飲み始めるのではないのに、気がつくと飲みすぎているというのがアル中の不思議なところです。
あの「次の酒を求める」強い強い欲求は、いまでは薄まってしまいましたが、あの「欲しい」感覚を凌駕するほどの、別の欲求はいまだかつてありません。女の体を求めるにせよ、金を求めるにせよ、空腹で食物を求めるにせよ、あの「酒の飲みたさ」の強さにはかなわないでしょう。
台湾のコンビニもずいぶん品揃えが豊かになりました。1月1日からコンビニのビニール袋が1圓(日本円で3〜4円)の有料になったそうです。「くれ」と言わないと、品物をごろんと渡されるだけです。袋はもったいないので次回も持参します。おかげで、街路のごみのポイ捨てがずいぶん減ったという話です(ごみも袋と一緒に持ち帰るから)。
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