- Ai Ga Umareta -.mp3 - 2003年03月11日(火) 久しぶりに ICU と CCU をカバーした。 ドクターが、NGT の患者さんがバイルを100cc以上チューブから吐き出して経管栄養が出来ないって飛んで来て、わたしは急いで TPN を処方する。すぐ経管栄養を始める別の患者さんのために、ドクターに患者さんのコンディション聞きながらその場でフォーミュラを処方してボリュームとレイトを決める。血が騒いだ。あの緊張感が好きだ。一番スペシャルティを発揮出来るフロア。それに、ドクターたちが一番わたしたちの仕事をリスペクトしてくれるところ。 一息ついたドクターが「きみ、何年目?」って聞く。まだ2年経ってないって答えたら「へえ。もっと長いのかと思ってた」って言ってくれた。誉め言葉かな。ちょっと嬉しくなった。インターンのときは ICU があんなに怖かったのに、こんなに成長しました、ってインターンのコーディネーターに報告したくなる。 今日は勝手に時間を1時間短縮して、Dr. ライリーに診てもらいに行く。退院後のフォローアップ。 フィロミーナは「絶対 Cyclic Vomiting Syndrome だよ」って、数年前からリサーチが進んでる病名を言って、4月にニューヨークタイムズに取り上げられてた記事の切り抜きを持って来てくれた。だけど、Dr. ライリーは違うと思うって言った。 明日から少しずつまだ受けてない検査を受ける。消化器系をもう一度徹底的に調べ直して、GYN も全部調べるって。これまでの検査じゃ何も見つかってない。「絶対何かあるはずだから」って、Dr. ライリーったらワクワクしてるみたいだった。血が騒ぐのかな、ドクターもそういうの。 わたしはやっぱりフィロミーナの言うとおり、Cyclic Vomiting Syndrome に近いと自分でも思ってる。フィジカルな因子だけじゃないのは自分が一番よく分かってるから。どっちにしても、体をちゃんと調べてもらうのはいい。パップテストさえ今まで受けたことないくらいだから。 うちに帰ってチェックしたら、Dr. チェンからメールが来てた。おととい電話をくれて、夜中にバカなことばっか3時間もしゃべったばかり。昔の彼女のこと聞かされて、そのリンダって子がすっごいセクシャルで、「え? そんなこともやったの? 20歳の時に? で、どんなだった? どんなだった? ほかにはどんなことやったの?」とか聞いたわたしもわたしだけど、全部事細かに話すドクターもドクター。「もうきみの顔見れないよ。リンダのことは二度と口にしないでよ」って、自分が言い出しといてそんなこと言ってたのに、今日病院でばったり会った。思いっ切り笑っちゃった。「リンダ」って言ってやろうかと思った。 「Just want to say Happy B-day again。この曲は僕からのプレゼントだよ。『Happy Birthday』のとこ以外歌詞の意味はわからないけど、ちゃんとお誕生日に相応しい歌詞であることを願って。Hope you like the song too。」 もう誕生日を4日も過ぎてメッセージと一緒に送ってくれた歌は、もちろんアンゼンチタイ。じゃなくて、タマキコウジかな。 歌詞の意味わかんなくてよかったよ、Dr. チェン。出来れば日本語ちゃんと分かる人から贈られたかったよ。 それはとても甘いメロディーに乗せられた愛する人に捧げるバースデーのお祝いの歌で、それが例え Dr. チェンからのプレゼントでも、それも意味すらわからずに贈ってくれた曲でも、思わず微笑んでしまうほど嬉しくて優しい気持ちになった。 あの人は昨日、ライブが終わるまで電話出来ないって言った。 淋しいなってちょっと暗くなりかけてたけど、幸せな気分になれた。 あの人がくれた曲だったらもっとよかったけど。 あの人が創った曲ならもっとよかったけど。 あの人の曲ならもっと素敵だけど。 ライブ、いいな。聴きに行きたいな。 でも大丈夫。優しい気持ち。幸せな気分。 もったいなくて、誰かに電話したくなった。 「誰か」なんて、うそ。 カダーに電話した。 -
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