天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

魚座生まれ - 2003年01月13日(月)

昨日も今日もマジェッドは電話をかけてきた。ジェニーのことを聞くために。

日曜日は仕事だって言ってたのに、仕事が終わって携帯チェックしたら missed log が入ってる。ジェニーのことでいっぱいで、わたしの言ったことなんか聞いてやしない。電話してみたら、「今友だちんとこにいる」って言う。遠くで誰かが大声で笑ってるのが聞こえる。カダーの笑い声だった。「カダーじゃん」って言ったら、マジェッドは「うん」って笑った。だから「あとでかけ直すよ」って言われて、切った。

11時頃に電話が鳴って、「あれからプールしに行っててこれからごはん食べに行くからさ、明日またかける」ってマジェッドが言った。「ひとりで食べに行くの?」って聞いたら、「カダーたちと」って言った。

一緒にプールしに行ってそのあとごはんを食べに行ったのは、カダーとカダーのガールフレンドだった。今日お昼休みにジェニーがそう言った。マジェッドはプール・バーからジェニーに電話して、「友だちとそのガールフレンドとプールしてる」って言ったらしい。ジェニーが「カダーはガールフレンドがいるの?」ってわたしに聞いた。

もうなんでもないはずだったのに、お昼ごはんが食べられなくなった。


みんながわたしに「自分のことを一番に考えなさい」って言う。
自分を守るのは自分でしかないって、多分そういう意味だと思う。
「浅瀬をゆるやかに流れる透き通った水の向こう側に、うんと流れの速い危険な深みがあるとするでしょ? アンタはね、浅瀬を無視して危険な深みに飛び込もうとするんだよ、危ないってわかってて」ってジェニーが言う。

なんでわたしはそんなことするんだろって思う。
「人のことばっか考えてるからだよ」ってフィロミーナは言うけど、どういうことだかよくわからない。
人のことばっか考えてる?

そんなことない。
でも多分。
行っちゃいけないってわかってて、それでもその流れの速い深くて危険なところに、きっと穏やかな気持ちのいい場所が隠れているんだって信じてしまう。いつも。
そして水はやっぱり激しい音を立てながら急速に流れて行くだけで、優しい場所なんか見つけられないまま、わたしはひとり取り残されてアップアップもがいてるんだ。

それが「人のことばっか考えてる」ってのとどう繋がるのかわかんない。



今日はマジェッドが昨日聞けなかった分、ジェニーのことをわたしに聞く。

ジェニーはやっぱりマジェッドとはつき合えないってわたしに言った。
とてもいい人だけど、土曜日のデートも楽しかったけど、やっぱり友情しかあげられないって。

マジェッドは同じことを土曜日にジェニーに言われたって言った。
それでもジェニーの気持ちを変えられるかもしれないって言ってる。
「僕は自分の気持ちを伝え続けるよ。想いを伝えることをやめたら、そこでもう相手の気持ちを振り向かせる力が止まってしまうから」。

誰かに愛されてるって感じられることは、それだけでとても素敵な、幸せな気分になれる。たとえ自分におなじ愛がなくても。だから、そうやってわたしもカダーを想い続けてきた。

「きみとカダーのことと、僕のことは状況が違うよ」なんてマジェッドは冷たいこと言ったけど。


マジェッドも、穏やかで優しい場所を信じながら危険な深みに飛び込んでひとり苦しんじゃうのかもしれない。

「ジェニーのこと、前より好きになっちゃった?」
「前より好きになった。すごく好きだよ。あれからずっとジェニーのことばっかり思ってる」。

自分の気持ちを抑えることが自分のことを一番に考えるってことなのなら、わたしもマジェッドも自分のことを一番になんか考えられないよ。「人のことばっか考えてる」ってのがやっぱりわかんないけど。


ああ、そうだ。
「ほんとにアンタって子は。魚座生まれはみんなこうなんだから」ってフィロミーナは言ってた。
「あたしの魚座の友だちも、アンタにそっくりだよ」ってドリーンも言ってた。

マジェッドって、わたしと誕生日がおんなじなんだ。


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