天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

masochism - 2002年11月13日(水)

朝目が覚めたら10時半だった。
目覚まし止めたの覚えてる。ベッドの横の時計を止めたあと、10分後に鳴ったはずのドレッサーの上の時計をベッドから抜け出して止めて、またベッドに戻って寝てしまった。

チーフに電話する。「今起きました」。「『今起きました?』」「はい、今起きました」。

怒られなかった。怒られなかったけど、着いたら別のことでミーティングされた。メディカルレコードにわたしの不適切な記述があったって。変更お願いしたのにドクターは処方変えてくれてなくて、それをドキュメントした。処方に変更がないまま患者さんは退院。もしも退院後の患者さんに何かあったとき、入院中のドクターの処方が問題になる。わたしが指摘したから。ケースマネージャーにリポートされた。書類にサインして、HR のレコードにファイルされる。落ち込んだ。腑に落ちないけど、病院をプロテクトすることが第一だから。「ここはシティホスピタルだから、そういうの特に気をつけなくちゃいけないんだよ」って、アニーに言われた。

なんだか鬱々してたけど、同僚のみんなに話してるうちにちょっと気分が晴れた。
「人に話したら楽になれる法則」、こういうときにも役立つんだ。カダーのことは誰にも、もうジェニーにも言わないけど。

遅れて行った上にミーティングがあったから、時間が押して大変だった。フィロミーナにヘルプ求めて、わたしの患者さん3人診てもらう。助かった。

やなことがあってもどんなに忙しくても、病院にいられる間はいい。
そういうときほど患者さんに優しくなれて、診なくていい患者さんにまで声をかける。
不安な表情が笑顔に変わる瞬間探しながら、わたしはそこに自分のちっちゃい幸せを求めてるだけかもしれない。患者さん利用してる? でも、患者さんの笑顔はうそじゃない。うそじゃないから幸せもらえる。ちっちゃくったって。


それでも、くたびれてくたびれて仕事を終えたあとは、早くうちに帰りたいと思う。

やっと雨があがった。
ヒーターを気持ち悪いくらい高温にして、窓を全開して運転するのがいい。
顔の左半分に極端に冷たい風が吹き付けて、体の右半分はボヨボヨになるほど暑くて。

早くうちに帰りたかったのに、うちが近づくと遠ざかりたくなる。うちの中は痛い。


お庭の楓の真っ赤な葉っぱが、半分だけになった。
その後ろのポプラの木にも、いつのまにか黄色い葉っぱは一枚も残ってない。
雨が一気に落としたんだろか。気がつかないなんて。



あのアパートから見える黄金色した大きな木も、もう裸になった?
教えて。教えてよ。
まだなら「見においで」って言ってよ。
絵みたいなフレームの中でキラキラ舞い落ちる葉っぱ、見せてよ。
今日病院でちょっとだけやなことあったんだよ。聞いてよ。
ハーブティにカナディアン・クラブどぼどぼ入れたの飲ませてよ。
暖炉の前でまた踊って笑わせてあげるから。
それから一緒に踊ろうよ。



傷口にレモンを搾って注いでる。
そういうのがほんとは好きなんじゃないの?
痛いのが好きで、痛いのが気持ちよくって、もっともっと痛くなりたくて、
痛いのに酔ってるんじゃないの、わたし?


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