天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

きっと大したことじゃないから - 2002年10月22日(火)

あの人がハロウィーンのことを「ハロウィン」って言う。
「ハロウィンって言っちゃだめー。ほかの人がみーんなハロウィンって言っても、あなただけはハロウィーンって言って。だってもうすぐアメリカ人になるんでしょ?」。

日本語になってるんだからムキになることないんだけど、ほかの外来語はどう日本語で言われていようといいんだけど、ハロウィーンだけはだめなんだ、ハロウィーンって言ってくれなきゃ。郷ひろみを思い出すから。まだ日本にいたうんと昔、テレビで郷ひろみがなんかエラそうにハロウィーンのこと説明してた。「ハロウィン」「ハロウィン」って言って。それがヤだったの。意味もなく気分悪かった。それだけなんだけど。

楽しかったね、ゆうべの電話。ニルバーナのリマスター CD が29日に出るんだよって言ったら、あの人の眠たい声が一気に元気になった。久しぶりに音楽の話、いっぱいした。わたし、ニルバーナはどっちでもいいんだけど、最近いい音楽がたくさん出てるから、あの人に全部聴かせてあげたい。ねえ、聴かせてあげたい。一緒に聴きたい。

もうすぐハロウィーンだよ。フェスティブ・シーズンの始まりが来る。去年もそうだった。おんなじ頃だった。ジャック・O・ランタンに笑われてる気分。・・・そうでもないかな。ハッピーな笑顔に助けられるかな。




やっとカダーに繋がった電話を切って、カダーのルームメイトに電話した。
もうミッドナイトを過ぎてたけど、誰かに救って欲しかった。
ルームメイトは優しかった。多分精一杯優しい言葉をくれた。そして、多分それはほんとのことだ。大したことじゃないんだ、きっと。泣いて眠れない夜を明かして、泣きはらした目で仕事に行って、ここから抜け出せないまま悲しみに暮れて日々を過ごすなんて、「それがきみの欲しいこと?」。そんなものは欲しくない。大したことじゃない。大したことじゃない。きっときっときっと。そんなに悲しむ必要なんかないことだ。きっと。きっときっときっと。

ほんとはまだ悲しくて仕方なかったけど、どうしようもなく支えが欲しかったけど、そんなにルームメイトを邪魔するわけにもいかなかった。「ちょっとはラクになった?」って聞かれて、「うん」って答えた。「あなたはずっと友だちでいてくれる?」「ずっと友だちだよ。いつでも電話しておいで」「あなたもかけてくれる?」「かけるよ」。それだけで、少しだけ落ち着けた。


「考えないようにしなさい」って言われた。「カダーは新しいことが欲しかっただけだよ。そうやって苦しい人生を試行錯誤してるんだよ。だからカダーを責められない」。
そう、誰もカダーを責めることなんか出来ない。カダーを責めちゃいけない。責めてなんかいない。ただ、悲しくて淋しくて、今はまだ受け入れられないだけ。

起こったことも何も責められない。起こったから起こっただけ。起こったことは受け入れなきゃ、悲しみから抜け出せない。そういつも思ってるはずでしょ?


ねえ、わたしずっと痛みを抱えてたよね。「愛せない」って言われたときから。「愛せる人を見つける」って言われたあのときから。それでも一緒にいられて楽しかったけど、ずっと痛かったよね。だからもう、この痛みから自分を解放してあげられるよね。もう、あんなに胃が痛くなったりもしないよね。

明日になったらそう思える?

もう夜が明けてしまうけど。


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