| 2002年07月10日(水) |
私がパロディをかかなくなった理由。 |
こんばんわ、四亜です。
今日は、ひさしぶりにネットサーフィンをしていたら、掲示板にも書いた通り、某有名漫画家の(笑)原作トレス作品が出回っていたとかいないとか。
そのことで、少しだけ私の漫画についてのつぶやきです。
模写というのは、よく有名油絵を模写するといいますね。 それ事体はフェイクです。
同人世界に於いて、パロディというジャンルは、様々あるのですが、要するに、漫画家あるいは小説家などのキャラクターと設定を拝借し、自らの妄想をかきめぐらせて、本などに加工し、即売会(俗にコミックマーケット)で売るという、大部分がアマチュアによるアマチュアあるいは作家ファンによる半分遊び、あるいはビジネスなる世界のことです。
ここからプロの漫画家になった方も沢山いますし、プロも時々金稼ぎにきてます。(笑)個人的に、プロがそれをやるのは反則ではないかと思うのですが、商業でできないこともたいていできるので、表現方法の面で、同人誌という手段を利用するのではないかと存じます。
そして、ここで大手サークル(売る側)などになりますと、それこそバカみたいに稼げ、弱小はほぼ趣味に留まるという、明暗わけた場でもございます。(笑)
それはそれとして、今回このように堅っ苦しいことを描くには、様々な問題を顧みてのことです。
基本的にヲタクな人たち(最近は一般人も多いですが)は、自分の欲しいサークルの本さえ手に入れば、わりと大人しく、無害なので、(でも電車で読むのは公害。若い子に多い)一般人にはなんら被害もないのですが、被害があるとすれば、たいていその作者あるいは出版者の方かもしれません。
中にはプロでも快くあるいはおもしろがって容認してらつしゃる方もいます。
で、最近問題になっている、著作権と、さらに、ネットにおける有害物禁止などなどですが。
個人的には、パロディをやる人というのは、本当に、ものすごく好きで好きで仕方がないという方ばかりなので、例えば大好きなデザイナーあるいはアーティストのことを井戸端会議で「キャーすてきー」と騒いでいるようなものを思ってくだされば、あまり取り立てて騒ぐ必要はないかと思うのですが、著作権というのは当然ありまして。本来なら、ネットでそういった作品を出すこともどうかと…いうか法律的にひっかかる…みたいなんですが。(笑)まあ、お遊びだと思える範囲のサイトならいいんじゃないかと…。(笑)だって娯楽でしょう、こんなものは。
私は、パロディをやったこともありますし、本を出したこともあります。さらに、ネットでも最近までイラストを描いていました。 パロディというのは、第一に原作あるいは本物が優れたものであるということ。が条件にあげられると思います。その基準は細かいので省きますけど。 例えばリアルタイムでアニメーションを見ていれば、その絵を描きたくなったりするものだし、俳優さんなどについては、生きているものですから、それこそ描くあるいは書く情熱がおさまることはなかなか無いでしょう。
でも、延々と描き続けるうちに分かります。 フェイクはフェイクであると。
これは、絵画にも同じことですが。
問題は、その本物からどれだけ吸収し、自らのモノにできるかというところだと思います。 そうしていくウチに、歪みに気がつきます。
もともと作られたものを基準にオリジナルをつくり出すという行為は、その範囲内でしか動けない。
そりゃ、自分で設定を別に作ってしまえばいいんですけどね。 それは違うでしょう。そこから全く別のものになってしまうでしょう。 原作を愛する私が、その原作の世界から遠く離れたものを作ってしまう。 それは、違う。 その作品は、その世界だからこそ活きている。 自らのつくり出した設定は、自らの世界でしか活きないのです。 無理矢理その世界に押し込めようとすれば、どこかで壊れてしまう。
それに、私はもともと、自らで話を作るのが好きでしたから、例え、どの作品の影響を多大に受けていようと、私の世界には私のキャラクターしか存在しないわけです。
この考え方には、様々あると思います。私もパロディ好きなんですよ。それは、総じて、この作品に対し、自分以外の人は何を感じて、何を思ったのかということがパロディを通してわかるからです。 それは、価値観の違いでもあり、モノの見方の違いを示すものでもあります。そこからまた違ったものを学ぶこともあります。
最近パロディを描かなくなったのは、そこまで燃えさせてくれる作品に出会っていないから、でもあります。
それと、あまりに本物ー原作を壊したものを見たく無いというのもある。 矛盾しているのはわかっています。 ただ、私はパロディを作るということをもう随分昔にやってしまっているので、今だからこういうコトが言えるのかもしれません。
それはやはり、すべてオリジナルを愛しているが故に。
パロディは楽です。設定ははじめからあるし、大概の人が知っているようであれば、その世界に入るのはあらかじめある設定を引出せばいいのだから。 私は、パロディを愛しています。 けれどだからこそ、商品として扱う分にはそれなりの心遣いが必要なのだと考えるのです。 サイトでファン同士が楽しむくらいなら、目くじらたてることもないと思うのですがね。
人の作品を愛するということは、総じて自分の作品も愛せなくてはならないのではないかと思います。 だから、私は自分の作品を愛せない人のものは好きでないし、中途半端にパロディしている人もあまり好きでなくなったのです。
それに、人の作品ばっか描いてても面白くないし。(笑) 自らが作ってこそ、最高の面白さがあるのだと思います。 もちろん、そのためのパロ、模写というのは許容範囲でないかと思うわけですが。
…ああ、何が言いたいのかな。(笑)そういうわけで、私はパロディは大好きですが、多分この先に商品として出すことは無いと思います。 まあサイトでだらっと時々やるくらいで…(笑) サイトであまりに教養の無さそうなものばかり流すのも嫌いなんですが。(笑)それはそれ、とりあえず、日日是精進、というわけで。
今日はここまでです。おやすみなさい。
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