QP-Days
くづき



 帰って来ました

 6日間のウィーン旅行から帰ってきました。
 移動時間や時差の関係でウィーン滞在時間は3日半程の駆け足観光だったりした訳
ですが、シシィとフランツの所縁の場所をいろいろ巡ってきました。行く先々で聞く
フランツのエピソードは涙なしにはいられませんでしたよ。
 フランツ・・・貴方って人は(><。

 旅行記はとりあえずの暫定版を日記の方で公開した後でサイト再開に合わせて完全
版を載せたいと思っています。デジカメを持っていったら300枚も写真撮ってきちゃ
いましたよ(^^;
 天候には恵まれたような、恵まれなかったような。青空のザルツブルグと吹雪の
シェーンブルン宮殿を同時に体験できたのは貴重かもしれません。

 ウィーン版のミュージカル『エリザベート』は2回観劇。たまたまシシィとルドル
フは2キャストバージョンで観る事ができたのでラッキーでした(^^)やっぱり日
本版とは違いますねー。舞台装置や衣装なんかは当然ですが、シシィとトートの関係
性がかなり違う印象でした。根底には2人の絆があるものの、それが日本版のような
ストレートな「恋」や「愛」ではない感じですな。特に2人(と、そもそも言っても
いいものか)がお互いの想いに気がつくタイミングが違うのねん。
 ラストの抱擁シーンの意味がかなり違うのよー。「解放される者」「解放する者」
としての2人の姿がそりゃーもう美しいのさ。宝塚版のように2人で天空に昇っちゃ
たり、東宝版のように手を繋いで光に溶けるのもよいけれど、あくまでも「死」とし
ての役目を全うするトートが切ないですわ。

 「悪夢」のシーンで奈落に沈む陛下を観られたので感動〜。
 ムハー、カッコええですよ。沈む帝国をイメージした可動式のセリの上でハプスブ
ルクの紋章を船の舵のように抱きかかえて逃げまどう人々を導こうとするかのような
陛下。そんな彼に天上から煽るトート。そうそうこのシーンでシシィも一緒に舞台に
いるんですねー、当然と言えば当然なんだけど「おおーっ」と思いました。沈む世界
から抜け出そうと世界の果てで必死に空に手を伸ばすシシィ、対して舞台中央で紋章
や人々と運命を共にするフランツ・・・うわ〜ん(ToT)このシーンは実は結婚式の
後の舞踏会とセットになるシーンだったのね、と思ってみたり。

 トート役のMATEさんはちょっとベビーフェイスにマッチョな身体(胸板が厚いん
ですよ)、歌えばロックなお兄さん。カテコでファンがキャーキャー!になるのも良
くわかるなぁ。マイヤーリンクでのビスチェ女装は・・・東宝版のアノ人にもやらせ
てみたいわ〜。

 トートにお姫さまだっこされながら歌うチビルドルフに萌え萌えだったり、この物
語で唯一「まともな人間」なのがルケーニだったりと今までのイメージを良い意味で
裏切ることもありました(^^)つーか、この日本とのルケーニキャラの違いって高
嶋兄独自の解釈なんでしょうか。なんでルケーニが「Kitsch」を歌うのかという根
本に関わることだと思うのだけどなぁ。ウィーンのルケーニは普通にカッコエエ兄
ちゃんよ。(それとも今回のルケーニ役のSERKANさんの方が歴代ルケーニと違うの
かな?)

 このあたりの感想も旅行記の中で語り倒したいと思います。

2004年01月12日(月)
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