熱い先生


 過去 : 未来 : メール 2006年10月25日(水)


最近は生徒の不登校だけでなく、心身疾患で学校へ来れなくなる教員も増えている。

ダーリンの学校でも一人病休で長いこと休んでて、今その代わりの講師を探しているようだ。






うちの学校の熱い先生も昨日


「もう生徒の前に立ちたくない。」


と涙を流したようだ。




内心






エエ大人が何言ってるの・・・・・






と思った。




37歳の熱血教師。
指導力はとてもある。

今まで授業にならなかったクラスの子の態度はガラリと変わった。

彼によって「鍛えられた」とでも言おうか。




でも以前から彼のクラスだけ不登校の生徒が何人もいることを気にしている。



「俺の指導が悪いのか・・・」




私が見る限り、そんな悪いとは思えないんだけど今までの先生の指導とは違うところは確かにある。

いい厳しさだとは思うんだけどな。





そして昨日また一人の責任感の強い女の子が学校を欠席した。


お母さんから電話があって


「クラスのピアノの伴奏が上手くいかなくて先生に叱られるから学校に行きたくないと言っています。」










「俺はそんなことで全く怒ったことはないっ!」








彼は給湯室に篭ってしまった。




どんどん落ち込む彼。







これでは不登校でこれない生徒と一緒じゃん。




こんなことがあってもどんっと構えて欲しい。




「俺はそんなこと言っていない。」
「俺はそんなつもりじゃない。」
「何て子どもだ。」
「何て親だ。」
「俺はもう教員をやめたい。」





と言う前に対策を練らないとダメやんか。




彼にはほど良いクールダウンが必要だ。






彼はそれでも昨日はちゃんと授業をこなしたし、口ほどでもないのだろうとは思う。



「明日は休むかもしれないから。」

なんて言ってたけどそれで本当に今日休んだら私は彼を軽蔑するだろう。










↑エンピツ投票ボタン

My追加







********追記********



彼は学校に来ていた。

「本当に今朝は学校に来るのが嫌だったんです。」

と公務員のおばちゃんにぼやいたようだ。

でもおばちゃんはとても賢い人で、こう切り替えしたという。






「先生、良かったじゃないですか。それで不登校の子の気持ちがよくわかったでしょう?」





全くその通りだ。




彼もうなづいた。




そして昨日ピアノが上手く弾けなくて学校に来れなかった女の子もしっかり一日練習してきたのか晴れ晴れと通学してきた。




とりあえず丸く収まった今日だ。



彼を軽蔑することにならなくてよかった。^^

■ 目次 ■