朝ちゃん


 過去 : 未来 : メール 2005年11月20日(日)


朝ちゃんは65才のおばちゃんです。

私の母と同じ年だから「おばあちゃん」でもいいか。

朝ちゃんは海の近くの家に住んでいます。

朝ちゃんはよく海の幸を一杯送ってくれます。

朝ちゃんは手作りのお菓子も作ってくれます。

昨日も朝ちゃんからの手作りのお菓子や柿がたくさん届きました。





朝ちゃんはとても髪が短くてボーイッシュです。

ドライブインで女子トイレに入ったら「ここは女子トイレですよ」と他のおばちゃんに注意されちゃうくらい「おじさん」にみえます。




朝ちゃんが10月の半ばに遊びにきました。

朝ちゃんは最近どんどん太ってきました。

朝ちゃんに「そのままいったら心臓を脂肪が圧迫して死ぬぞ」と言ったらテレビを見ながら腹筋していました。

でも腹筋にならなかったけど。

朝ちゃんはそのとき「おっとせい」みたいでした。

朝ちゃんは「間食はだめ」と言いながらいつも何か食べていました。




朝ちゃんは自分のことよりも友だちのことを心配します。

朝ちゃんはみんなが頼りにします。












朝ちゃんは昨日の夜倒れました。



朝ちゃんが今日のお昼に息を引き取りました。



うちには朝ちゃんが作ったお菓子が残されました。


まだお礼が言えてなかったのに。






朝ちゃん。


さようなら。


やすらかにお眠りください。









■ 目次 ■