ぱるたの仕事場日記
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2014年09月30日(火) ■ |
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異分子排除の話 |
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小さな会社だ。就業規則があっても、規則は社長が決める。権限は与えられているようで非常に制限されている。それに気づかず独断専行すれば、その人は結局は大きな犠牲を払うことになる。
受注業務の責任者Nさんがお盆明け一日出社したきり、病気で休むことになった。当初は一生完治しない難病○○病の疑いもあり、本人からは退職も考えている旨連絡が入った。が、その後の検査で難病には変わりないが○○病よりはまだましな○○炎であることが判明。が、難病であることには変わりなく、復帰までには数か月かかるかもしれないという話であった。
困ったのは会社だ。Nさんは会社から受注業務を任されていただけでなく、彼女の何事も独裁せずにはいられないパーソナリティも災いし、業務処理に始まって細かいところがすべて彼女に一極集中しており、その内容を知るものが一人も、本当に一人もいなかったのだ。
後任に選ばれたパートタイマーのYさんが、Nさんに仕事のことを尋ねると、だれが聞いた?なぜ聞いた?あなたにそんなことができるわけがない、などなど、罵詈雑言の嵐。正社員のNKさんが尋ねたら「そんなにやりたければ、勝手にやれば!?」と言い捨てられる。
会社の仕事はだれがやってもいいようにできている。自分ができなくなったのなら、責任をもって他の人にやってもらうのも仕事のうちのはずだ。しかし彼女はそうではなかった。
退院して復職を希望したものの、社長は彼女を解雇した。結局彼女は職を失った。
就業規則がどうあろうとも、小さなオーナー企業においては異分子は排除されてしまうことを、彼女はわかっていなかったのだ。
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