TENSEI塵語

2009年05月21日(木) 自民党の世襲制限とかや、、

「自民党の党改革実行本部は二十一日午前、次期衆院選から、
 引退議員の選挙区で世襲の新人候補が出馬する場合は
 公認を与えない方針を決めた」

そうすると、神奈川の小泉次男や、千葉の臼井長男が、
公認されないで出馬することになる。

・・でも、そんなにそれが痛手ですか?
「対立候補は立てない」方針らしいし、
(つまり、誰かさんがやった刺客は立てない)
「当選すれば追加公認すればいい」と言ってるようだし。。

つまりは、親や爺さんの築いた地盤はそのまま使えるわけだ。
後援会だの何だのも、今まで親や爺さんを大いに持ち上げ、
その見返りの恩恵に浴していたので、
「息子をよろしく!」の一言でぞろぞろと票を投じる。
立候補は無所属でも、当選したら自民党なんだから、
地元支持者には、今までと何の変わりもない。。

小選挙区制の弊害をそのまま利用する、言葉だけの「世襲制限」だ。


政治家の子どもが政治家になってはいけない、なんて考えは、
これっぽっちもない。
親より子どもの方が優秀な政治家になる可能性だってある。
もちろん、子どもは親にまったく及ばないおそれもある。
そういうこととはまったく無関係に、
親の築いた地元の支持基盤を利用して、ほとんど自動的に
多数票を獲得できてしまうところが、「世襲」批判なのだ。

だから、おかしな二世・三世が閣僚に入って
とんでもないことを言ったりやったりもするわけだ。
ぬるま湯に浸かりながら、とんでもない地位を獲得するもんだから。。


だから、「世襲制限」は、住民票を他地域に移して、
親の地盤のないところで立候補する、という形をお奨めする。
一軒一軒回って、庶民に説明し、庶民の意見を聞いてください。

今すでに、わんさといる、世襲議員・世襲閣僚たちも、
新人いじめを楽しんでないで、そうしてください。
いったん、親たちが築いた支持地盤を離れて、選挙を闘ってみよう。
そう簡単には勝たせてもらえないぞ!


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