TENSEI塵語

2009年05月10日(日) いろいろ驚きの法要

きょうは四十九日の法要で、お寺に行った。
お寺にやって来る親戚を迎えるために10時過ぎに行ったのだが、
住職は留守で、奥さんと思われる人が時々出て来て準備していた。
昨日電話に出た人なのだが、奥さんらしいとほぼ確信したのは、
10歳かもう少し下くらいの女の子が、
おかあさん、と呼びながらついて歩いてるのを見たから。
で、もちろん彼女の仕事はその準備だけだと思っていたのだが。。。


住職は10時50分くらいに帰って来て、11時に始まった。
驚いたことに、その奥さんと思われる女性も装束して、
右方向に座っている。

そして、まず、住職による位牌の魂入れの儀式が終わると、
チリリン〜と鳴らしながら、その女性が短い歌を歌った。

それから四十九日の法要に入ったわけだが、
「最初に『まごころに生きる』を歌います」という住職の紹介。
その歌詞と楽譜の書かれた紙はすでに配られてある。
作詞・作曲 南こうせつ とある。
フォークじゃないですか!
もちろんカラオケやギターの伴奏はないのだが、
その女性が1フレーズ歌ってから住職も唱和する形で3番まで。。
親戚の、曹洞宗の家のお婆さんたちも一緒に歌っていた。

それから摩訶般若波羅蜜多心経、修證義と読む間、
女性も一緒に読んでいる(親戚のお婆さんたちもだが、、)。
それから配られたテキストにはないお経があり、
この間に我々が次々焼香に立つ時間となり、
終わりが近づいたころ、女性がひとりで「無常御和讃」を歌った。
(これはさっきの歌とは違って朗詠に近い感じのものである)


男のお坊さんによるお経だけの葬式しか知らなかったし、
だいたい仏事というのはそういうものと決めつけていたので、
驚きの連続だった。

あとで親戚の人たちも口々に、
ああいうのは初めてだったなぁ、、と感慨深げだった。


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