TENSEI塵語

2008年09月09日(火) 「ゆきあいの空」

この4日ほど、快晴が続いている。
2日目(日曜)は、もわっとした熱気に閉口したけれど、
他はだいたいさわやかな風を感じることができた。

特にきょうの快晴はすばらしいものだった。
雲ひとつない青空、、、あ、でもあそこに小さな雲が、、、
と思ったら、それは10日目の月が空に浮かんでいるのだった。
涼しげで、幻想的でもある月の風景。。。

木陰にいるのが、何とも快い1日だった。
澄み切った陽光、、、さわやかな風、、、
しかし、陽射しの下に何分もいるのはいるのは暑く、とてもつらい。

天声人語から、「ゆきあいの空」という言葉を教わった。
「二つの季節が行き交う空」のことを言うそうだ。
 
  夏と秋とゆきかふ空のかよひぢはかたへ涼しき風や吹くらむ

という情緒深い古今集の歌も引用されていた。


「ゆきあい」を辞書で調べてみたら、
「季節の変わり目。特に、夏と秋の変わり目」と書いてあった。
何でこんな美しく柔らかく優しい言葉で表現できたのかなぁ。。


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