TENSEI塵語

2008年04月22日(火) もうちょっとだけ、グールド

私は生来怠け者のせいか、いくら作曲家や演奏家に心酔しても、
めったにその生涯とかエピソードを求めはしない。
音楽だけ聴いていれば十分、、、というところが強い。

一昨日、「グレン・グールド」でググルってみたら、
グレン・グールド賛歌というサイトを見つけ、噂に聞いたことの他に、
いろいろなことを知ることができた。

バーンスタインとのエピソードが格別におもしろかった。
また、リンクでパルティータ第2番の貴重な映像を見ることもでき、
映像提供サイトのYouTube で他にも興味深い映像を見た。
何とあのチェンバロ協奏曲第7番(Vnコン第1番)も
グールドのピアノでの演奏を見ることができたし、
ピアノでなくチェンバロを弾く映像も見ることができた。
フーガの技法の1曲の映像もなかなか凄いものだった。
パルティータ第6番の演奏映像も見応えあった。

でも、グールドの演奏は概してすごくて、多くは心酔できるのだけれど、
もし身近なつきあいでもしていたら好きになれなかっただろうな、と思う。
もし、一緒に仕事するようなことがあったら、
バーンスタイン同様、怒って訣別してしまっただろうとも思う。
それは、私が高校から大学時代にかけて、
太宰治を文章の神様、文章の師匠と崇めていながら、
もし身近なつきあいをしていたら大っ嫌いだっただろうな、
と思っていたのとよく似ている。

グールドのCDを買い込んで聴きまくっていたころ(20余年前)、
これは、私のようにまったく自由な立場で聴く分には、
かなりすんなり入り込めるし、いい悪いも自由に言えるだろうけど、
プロのピアニストや、プロでなくても、
「インヴェンション」や「平均律」で鍛えられた人たちには、
複雑な思いで受け止められるのではないかと思ったものだ。



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