TENSEI塵語

2007年11月28日(水) 映画「赤毛のアン」

昨日橋本さんが「冬ソナ」を貸して、というので探したら、
同じケースに映画版「赤毛のアン」3部作が入っていた。
20年ほど前だったか、「あしながおじさん」を読んで感動したときに、
「赤毛のアン」も読んでみようと思ったのだけれど、
妻が若いころから愛読して持ち込んでいたアン・シリーズが
10冊ほどもあるのに怖じ気づいて読まずじまいになってしまった。
そんな経緯もあったし、原作にかなり忠実という評判を聞いていたから、
3年前にこの3部作BOX が安く出てるのを見たときに買ったのだが、
今度はその1作目が3時間を超えているのに怖じ気づいてしまった。
そのうち見ようと思いながらそのままになってしまったのだった。

先日届いた「24」も、早く見て、早く見て、と誘惑しているし、
きょう「エイリアス」の続きを貸してもらってそちらも大いに気になったが
今夜は「赤毛のアン」を見ることにした。

どう贔屓目に見ても、淡々としたエピソードの連続に過ぎなかった。
取り立てて緊張を強いられるような場面もない。
それなのに、ぜんぜん退屈せずに3時間余りを楽しく過ごすことができた。
何もかもアンにとって好転して行くのが、私の幸福感にもなって行く。
温かい心に満ちた物語だ。

緊張がまったくなかった、というと嘘になるし、
「淡々としたエピソード」というのも、誇張的な表現だ。
実は、我々はついつい、アンがまた失敗をやらかしはしないか、
思わぬ誤解のために不幸な目に遭いはしないか、やはり緊張しているのだ。
根本的に不幸な子だったし、偏見で見られがちな子でもあったからだ。
その上、空想家で詩人で、大それた発言もする。。。
いつのまにか、自分の娘であるかのようにハラハラドキドキしながら、
アンの運命を見つめている自分に気づく。

映画の舞台となった土地の映像は美しい。
アンと深く関わる人物は皆、根が温かく優しい。
幸福なひとときを過ごせたのが嬉しい。



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