昨日橋本さんが「冬ソナ」を貸して、というので探したら、 同じケースに映画版「赤毛のアン」3部作が入っていた。 20年ほど前だったか、「あしながおじさん」を読んで感動したときに、 「赤毛のアン」も読んでみようと思ったのだけれど、 妻が若いころから愛読して持ち込んでいたアン・シリーズが 10冊ほどもあるのに怖じ気づいて読まずじまいになってしまった。 そんな経緯もあったし、原作にかなり忠実という評判を聞いていたから、 3年前にこの3部作BOX が安く出てるのを見たときに買ったのだが、 今度はその1作目が3時間を超えているのに怖じ気づいてしまった。 そのうち見ようと思いながらそのままになってしまったのだった。
先日届いた「24」も、早く見て、早く見て、と誘惑しているし、 きょう「エイリアス」の続きを貸してもらってそちらも大いに気になったが 今夜は「赤毛のアン」を見ることにした。
どう贔屓目に見ても、淡々としたエピソードの連続に過ぎなかった。 取り立てて緊張を強いられるような場面もない。 それなのに、ぜんぜん退屈せずに3時間余りを楽しく過ごすことができた。 何もかもアンにとって好転して行くのが、私の幸福感にもなって行く。 温かい心に満ちた物語だ。
緊張がまったくなかった、というと嘘になるし、 「淡々としたエピソード」というのも、誇張的な表現だ。 実は、我々はついつい、アンがまた失敗をやらかしはしないか、 思わぬ誤解のために不幸な目に遭いはしないか、やはり緊張しているのだ。 根本的に不幸な子だったし、偏見で見られがちな子でもあったからだ。 その上、空想家で詩人で、大それた発言もする。。。 いつのまにか、自分の娘であるかのようにハラハラドキドキしながら、 アンの運命を見つめている自分に気づく。
映画の舞台となった土地の映像は美しい。 アンと深く関わる人物は皆、根が温かく優しい。 幸福なひとときを過ごせたのが嬉しい。
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