TENSEI塵語

2007年10月29日(月) 同僚の死

昨日の先生の死を、今朝放送で教頭が生徒たちに伝えた。
その直後の1、2時間目に授業が入っていたのはありがたいことではない。
一応、生徒のようすを見、人の死について、またその先生について、
いくらかコメントはできる準備はしておいた。
けれども、生徒のようすはいつもと変わらないし、
何かを言ってくることもなかったので、いつもどおり授業をし終えた。

彼は去年の7月から1年3カ月ほど療養のため休暇に入っていたし、
2年生の生徒だと知らない者も多いし、知っていたとしても3カ月程度。
実在感覚がさほどなかったので、ひとつのニュースでしかなかったのだろう。

定時制だった新任2年目に、職員室で隣の席だった先生が自殺した。
3〜4日行方不明だったのが、森の中で首を吊っているのが見つかった。
生徒指導の苦悩の末の自殺としか考えられない状況だった。
この時は、担任のクラスで1時間話をした。
生徒もひどくショックを受けていたし、私にもかなりの衝撃だったから。
・・・うん、いろいろ思い返しても、この印象がもっとも強いなぁ。。。

前任校では2人の先生が相次いで病死、ということがあった。
ひとりは、私の副担任をしてくれていた先生で、
手術のための療養に入ってから半年ほどの間、私には副担任がいなかった。
その翌年、私が生徒会主任を頼まれ、間もなく学校祭というころに、
その先生の訃報が届いた。
心臓移植手術はいったん成功したものの、適応が難しかったらしい。
この時は、手術に至る過程から学校挙げて大騒ぎだったが、
私自身にとってはそれほど大きな出来事ではなかった。
それからしばらくして、その先生の仲良しだった人が癌で療養に入り、
まもなく亡くなった。
3人目は誰じゃ? と冗談で言い合ったり、
お祓いしてもらわなきゃいかん、と言う教頭もいたが、
私の知っている限りでは、まだ前任校での3人目は出ていない。

その前任校に転勤して早々に知り合った友人が、
他校に転勤して数年後に、自殺した。
これは心底驚いた。
なぜ? なぜ? と不思議でならず、彼の日記を熟読した。
仲間の長老だったI氏と相談しながら彼の遺稿を整理し、本にもした。
我々の数倍も家族を大事にしていたのに、
なぜ自宅で首を吊ったか、いまだに謎だらけである。


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