昨日の先生の死を、今朝放送で教頭が生徒たちに伝えた。 その直後の1、2時間目に授業が入っていたのはありがたいことではない。 一応、生徒のようすを見、人の死について、またその先生について、 いくらかコメントはできる準備はしておいた。 けれども、生徒のようすはいつもと変わらないし、 何かを言ってくることもなかったので、いつもどおり授業をし終えた。
彼は去年の7月から1年3カ月ほど療養のため休暇に入っていたし、 2年生の生徒だと知らない者も多いし、知っていたとしても3カ月程度。 実在感覚がさほどなかったので、ひとつのニュースでしかなかったのだろう。
定時制だった新任2年目に、職員室で隣の席だった先生が自殺した。 3〜4日行方不明だったのが、森の中で首を吊っているのが見つかった。 生徒指導の苦悩の末の自殺としか考えられない状況だった。 この時は、担任のクラスで1時間話をした。 生徒もひどくショックを受けていたし、私にもかなりの衝撃だったから。 ・・・うん、いろいろ思い返しても、この印象がもっとも強いなぁ。。。
前任校では2人の先生が相次いで病死、ということがあった。 ひとりは、私の副担任をしてくれていた先生で、 手術のための療養に入ってから半年ほどの間、私には副担任がいなかった。 その翌年、私が生徒会主任を頼まれ、間もなく学校祭というころに、 その先生の訃報が届いた。 心臓移植手術はいったん成功したものの、適応が難しかったらしい。 この時は、手術に至る過程から学校挙げて大騒ぎだったが、 私自身にとってはそれほど大きな出来事ではなかった。 それからしばらくして、その先生の仲良しだった人が癌で療養に入り、 まもなく亡くなった。 3人目は誰じゃ? と冗談で言い合ったり、 お祓いしてもらわなきゃいかん、と言う教頭もいたが、 私の知っている限りでは、まだ前任校での3人目は出ていない。
その前任校に転勤して早々に知り合った友人が、 他校に転勤して数年後に、自殺した。 これは心底驚いた。 なぜ? なぜ? と不思議でならず、彼の日記を熟読した。 仲間の長老だったI氏と相談しながら彼の遺稿を整理し、本にもした。 我々の数倍も家族を大事にしていたのに、 なぜ自宅で首を吊ったか、いまだに謎だらけである。
|