TENSEI塵語

2007年10月28日(日) 命拾い

きょうは、混成バンドの本番の指揮者が練習を見てくれる日なので、
朝、彼をホテルに迎えに行った。
ホテルの場所は以前に調べて大体あの辺だろうと見当ついていたが、
出かける前に改めて別の地図で調べてみたら、
まったく思い違いしていたらしいことに気づいて驚いた。
駅の東側と西側の違いという、正反対の思い違いだったから、
出かける前にそれに気づかなかったら、
どれだけ虚しくうろうろし続けたかわからない。

毎年この日は私の勉強日で、プロの練習をじっくり見せてもらうのだが、
きょうのうちにやっておきたい仕事があったので、
ちょっと抜け出して学校に行った。
すると、学校には校長も教頭も事務長も来ているので驚いた。
休日に学校に行くことはよくあるが、これだけ出てきているのは変だ。
教頭にそれを尋ねたら、「知らないの?!!」と驚かれた。
昨日、緊急連絡網で回したのだと言う。
私の留守中に電話があったのかもしれないが、出る者がいなかったのかも。

去年の夏に癌で入院して、その後療養生活に入った先生が亡くなった。
今夜が通夜、明日が葬儀だと言う。
明日の葬儀にはとても行けそうにないけれど、
今夜の通夜にもなぁ、、、このままの格好ではとても行けないし、、、
まだ混成バンドの練習に戻って、楽器運び手伝わなきゃいかんし。。。
しかし、ちょっとは世話になった人だし、
時には昼食をともにした人でもあるし、、、とあれこれ算段して、
仕事は中断して家に着替えに帰り、ついでに妻の仕事を手伝ったりもして、
再び混成バンドの練習場所に戻り、終わってから指揮者を駅に送り、
楽器運びをひとつ手伝って、通夜の会場に向かった。
ここまででかなり疲れを感じていたので、
さらに遠くに行くのをためらいながら、
しかも時間が遅くなってしまい、時間を気にしてやや苛立ちながら。。。

葬儀屋が建っている交差点の直前に来たとき、対向車は見えなかった。
余裕で行けると思った。
ところが右折するときに、ちょっとだけ地面の図柄に気を取られた。
いきなり対向2車線に2台の車が見えた。
何で??!! と思った瞬間、とにかく急ブレーキは踏んだらしい。
2車線の内側の車は私の車に向かってくるのが見え、その瞬間、
外側の車は私のすぐ前を走り抜けた。
しまった、やっちゃった! と思った瞬間、
助手席に突っ込んでくるはずの車が停止したのを確認できた。
それほど接近していなかったから、懸命にブレーキを踏んでくれたようだ。
お礼を言いたい、、、けれど、とにかくこういう時はまずどかなきゃ。。。
発進して入る道に入った時には、もう車の流れは動き出していた。
降りてお礼を言いたかったのだけどな、、、本当に奇跡のような出来事。
私が逆の立場で危険を回避した時は、何やっとんじゃ、ばかやろ、と、
しゃあしゃあと走り去った車を呪ったものだったが。。。

免許を取って以来、事故も3回ほどあったけど、
それらはみな相手の過失に巻き込まれたものばかり。
きょうほど自分のうっかりで怖い思いをしたことはなかった。
通夜の会場に入っても、その恐怖の余韻に支配されて上の空だった。
とりあえずやるべきことは済ませたけれど。。。

葬儀屋で働く友人の話では、葬式の行き帰りの事故ってのは案外あって、
「呼ばれたんだよ」と言われてしまうそうだ。

こういう体験は、自分にいつ死が訪れるかわからないことを、
改めて実感・痛感させてくれる。
そう、、人間、いつも明日があるとは限らないのだよ{{(>_<)}}


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