| 2007年03月22日(木) |
図書主任の課題(2) |
週2回の7限授業や、帰りのショートタイムでの小テストなどで 日程がたて込んでいる現状では、朝の読書はとても提案できない。
たとえば、現代文の授業の最初に10〜15分の読書タイムを設ける。 古典の時間を使ってもかまわない。 しかし、4〜5月や9〜10月は行事との関係で授業も慌ただしいから、 1・2学期の後半と3学期に限ることにする。 その時期を「本を常に1冊持とう」の時期にする。 本を持たせても、持つだけで終わってしまっては意味がないから、 まず、国語の授業では率先して読書タイムを設けるわけである。 総合学習の時間の、クラス単位の時間の最初にも読書タイムを設ける。 どの教科でも、中途半端に時間が余りそうな時には、読書タイムにする。
夏休みの課題から、読書感想文という作文をなくすことに対する抵抗も 少なからずあるようだ。
しかし私は、以前から、これは生活作文にした方がよいと考えている。 この課題はどこから出すのか、なかなかの難問だったのだが、 やはり、学年会の課題として出すべきだろう。 とにかく、夏休み中の特に感銘深いことについて書かせる。 学習面や部活に関することでもいいし、旅行・物見遊山のことでもいいし、 映画やドラマに関することでも、音楽でも絵画でも、読書でもいい。 担任にとっては、2学期の、個々の生徒との対話の貴重な資料になるだろう。 少なくとも、これだったら全員に提出させるのはそれほど困難ではない。
これは、私が前任校でしばしば、9月の最初の授業で書かせたものだ。 ひと通り読んでから、担任に渡したこともある。 いらない、と言った担任もいたから、人の考え方はさまざまである。 しかし、その中のいいものを、学年通信や学級通信で紹介していく、 こういうメリットもあるのだ。
図書館からの提案として大切なことは、 その中で、読んだ本の感想を書いているものは図書館に回してもらうことだ。 その中から、上位の読書感想文コンクールに出すべきものがあれば、 指導してよりよい感想文を完成させる。
ま、年度始めの提案としてはこんなところかな? あまりにも広く深く配慮された案なので、感動してもらえる気がする(笑)
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