2週間前の日曜に続き、きょうも市吹の1日練習。 定演は2週間後だから、ほぼ仕上げなければならない大事な練習日だ。 たいていのことはやったけど、何分にも、週に1回ばかりの練習にも 半分かそれ以下しか出て来られない団員が相当数いるのが現状だし、 団員それぞれの技量はまちまちだから、そういう練習不足は否定できない。 しかし、いろいろと課題は残しながらも、 年に1回の演奏会はたいへん楽しいものである。 何が起こるかわからない、というのも実に楽しいものである、、というか、 そういう何が起こるかわからない、という危険性といつも隣り合わせに、 緊張した時間を過ごすからこそ、ステージは楽しいのだ。 そして、その2時間の、生まれては消えていくはかない時間のために、 さまざまな工夫や努力を惜しまない、こういう練習の時間も楽しいものだ。
気楽な時間がもっと欲しいと常に願いながらも、 苦労の多いステージ活動を捨てることはなかなかできない。 ま、麻薬的効果をもったものなのだろう。
朝出かけるころは、ちょっとひんやりしていたのだけれど、 午前中の練習を終えて昼食に出たら、あまりの暖かさにびっくりした。 もわっとするような空気に包まれたのだ。 連れ立って歩いていた何人かのひとりが、20°くらいになると言ってた、 と言ったが、この暖かさは、桜の咲いた4月に何日か続くことがあって、 あっという間に桜を満開にしてさっさと散らせてしまう暖かさに似ているし あるいは、緑が眩しい初夏が訪れる前の、4月の終わりごろに しばしば出会った暖かさにも似ている。 こんな、まだ枯木が散見するような景色には似つかわしくない暖かさだ。
週間予報によれば、明日は雨なのだけれど、その雨のせいか、 明後日からはまた冷えて、水曜日は最低気温がマイナス2°だそうだ。 そんなことがあり得るものかどうか、、、寒過ぎるのは歓迎しないけれど、 あり得るものかと思うと、ちょっと楽しみでもある。
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