穏やかに暖かかった昨日とは対照的に、きょうは雨が降り強い風が吹いた。 特に午後は外で異様な風の音が何度も鳴っているのが聞こえたが、 会議のために校長室にずっと缶詰になっていて、実際はよくわからない。 夜のニュースによれば、風速30キロ以上を記録したところもあり、 各地でさまざまな被害が出たようだ。 今夜はまだ寒いと言うほど冷え込んでいないけれど、 明日から寒くなるのは間違いないようだ。。。
9時からTVでやっていたらしい「アマゾンの古代文明」の番組を、 10時ごろから後半の半分くらいを見た。 アマゾン流域のモホス平原は、雨季と乾季を繰り返し、 雨季には平原が冠水する土地である。
上空から俯瞰すると、平原に広大な地上絵と思われるものが見える。 しかし、平原に降り立ってみると、そんな絵のようなものは見あたらない。 空から見えていた地上絵は、地上に降りると消えてしまうのだ。 しかし、ある学者たちが、その謎を解いた。 幅も高低も何メートル単位で作られた畝がいくつもあるのだ。 畝の上は冠水しない高さになっているのだろう。 この地方には、水を浄化し、自らは茎に養分を貯える水草が生育している。 その水草を畝の間の水で育てては、それを畝の上に播いて肥料としながら ここで農作をやっていたのだろうと、学者たちは推測している。
大体そんな内容のところから見始めた。
今回クローズアップされていたのは、発掘された人骨である。 「高貴な人」らしい人のDNA鑑定は、かなりの課題を与えているらしいが その傍らから発掘された「番人」らしき人物の鑑定は驚くべきデータらしい。 頭蓋骨の分析は、日本の東北部の弥生人の頭骨にもっとも近く、 DNA鑑定による塩基の配列は、中国東北部の民族のものにもっとも近い。 つまり、南米で生活していた人々の中に、 この東アジアをルーツとする人がいたらしいという発見である。
私は、大和民族というのは決して島国の単一民族ではなくて、 前史の起源としては、シベリア・朝鮮方面や、中国・モンゴル方面や、 東南アジア方面から、何らかの方法で渡ってきた多様な民族の、 そう単純には割り切れない混血雑種の民族だと思っているが、 世間ではそれをもっと広く、オセアニアや南米までもひっくるめた、 広大な円環の中でとらえる見方もあるようだ。 私は今まで、そうまで広い範囲でとらえていいものかどうか疑問だったが、 そういう意味ではたいへん興味深い番組であった。
興味が湧いたのでこんなサイトも読んでみた。
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