TENSEI塵語

2007年02月13日(火) 「だ」「である」「です」の謎

今朝は資源ゴミ出しに走り、いつもより遅い時間に職場に走り、
3時間連続授業をして、昼から吹連の会議で鶴舞に走った。
慌ただしい1日だった。
最近は吹連の理事会に出ても、座ってぼんやりしていられないから尚更だ。

「あれは何だ?」「ウルトラマンだ」の「だ」はもともと何か、
ちょっと疑問に思って広辞苑を見てみたら、
「〜にてある」が「である」となり、「であ」が「だ」になったと言う。
一方では「なり」というのも近年まで使われていて、
(そろばんの練習などで1円なり、2円なり、、、と言っていたし、
 領収書などにも、金1万円也、などと、今でも書いたりする)
この「なり」は「〜にあり」の縮まったもので、
現代の「だ」や「である」と使い方がぴったり一致する。
すでに「にあり」の「なり」が一般的に多用されていたはずなのに、
なぜ、「にてある」の「である」が取って代わったのだろうか?

ちょっと待てよ、、、「だ」は助動詞に分類されていて、
その活用の中に「で」というのがあったような気がする。。。
じっさい広辞苑でそれも調べてみたら、確かに「だ」の連用形にある。
「だ」は「である」なのに、「である」の「で」が「だ」の活用とは、、、
ま、古語の「なり」の活用にも、部品のはずの「に」が入れられているのと
同じことなのかな、、?
「だ」が先なのか「である」が先なのか、些か疑問の残るところだ。

「だ」の丁寧語の「です」の語源となると、ますますわからない。

しかし、以前にもしばしば考えたことがあるのだけれど、
古語と現代語を比較して、その変遷をたどる場合に注意すべきなのは、
現代語の標準は関東の言葉なのに、古語の標準は関西だということだ。
そう簡単にたどれる歴史ではないのだ。
江戸時代以降、その関東に各地から人が集まって、言語を変えたのだ。
鎌倉時代は関東の武士による政治だったことも、大きな要因だろう。

もう疲れて眠いのでこの辺で止めておこう。


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