今夜はちょっと時間が空いたので、何か見ようかなー、と 手持ちのDVDをあれこれ頭に浮かべるうちに、 おー、そーいえばきょうは月曜か、のだめじゃん、と今夜は9時にセーフ。
きょうの演奏場面の聴かせどころは、シューマンのビアノソナタ第2番。 これは聴いたことがないはずだし、もちろんCD等も持っていない。 今まで知らずにきたのが不思議なほど、ちゃんと聴いてみたいと心惹かれた。
中学生のころは何でもかんでも、勉強みたいなつもりで聴いていたので、 シューマンも、「子どもの情景」とか交響曲・ピアノ協奏曲とか、 割とがんばって聴いたものだが、好きな作曲家として心に生き続けなかった。
大体私は、音楽史上ライバル的存在として挙げられる作曲家たちに対する 接し方が、かなり極端である。 ショパンは心酔してよく聴いたけれど、シューマンはあまり聴いてない。 シューマンのCDは1枚も持っていないはずだが、 ひょっとしたらカップリングでピアノ協奏曲くらいはあるかもしれない。 ラヴェルもピアノ曲・管弦楽曲ともに好きだが、ドビュッシーはダメ。 マーラーは1番好きな作曲家だが、ブルックナーは心酔できない。 プッチーニは好んで聴くが、ヴェルディはかなり億劫である。
それは、それらの組の両者を比較検討しつつそうなったのではなく、 長年音楽を聞いてきた中で、自然とそうなっていたのである。 しかし、私が苦手な作曲家たちが、音楽史上評価されている意味については もっとよく聴いて、理解しなければいかんと、長年思っている。
ちなみに、苦手といえば、現代音楽は苦手である。 せいぜい、ストラヴィンスキーとプロコフィエフまでは好んで聞けるが、 メロディーも調整も定かでないようなのになると、 「そもそも音楽とは何か?」と問い直さざるを得なくなるのだ。
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