TENSEI塵語

2006年12月17日(日) 都知事のTV生出演

いやぁ、2日間のんびりしたなぁ。。。
基本的には、アンサンブルコンテストの地区大会・県大会の両方の準備を
家に居ながらにしてできる範囲で整理していたのだが、
昨日の市吹の練習で夕方出かけた他は、ずっと家の中で過ごした。
夜中の3時過ぎに寝て朝は10時半ごろ起きる2日間だった。
目覚まし時計の世話になる必要のない2日間である。
風呂掃除とかトイレ掃除とか、少しかたづけなどもしたが、
腰がだるくなると、横になったりもして、気ままな2日間だった。
一昨日まで、休む間もないという感じの2週間が嘘だったような。。。

夜、風呂から出てTVをつけたら、石原都知事がニュース番組に出ていた。
公費の無駄づかい問題のつるし上げのために出てきたようだ。
その勇気には感心するし、その番組の中で紹介され、初めて知った
東京ワンダーサイトの試みそれ自体については、感心した。
画家である四男の公費海外出張の問題もさることながら、
慎太郎くんの15回の海外出張費の総額が2億4355万円という驚き。
アメリカへは10人も連れて行ったり、イギリスへは17人(?)と、
で、一人あたりの出張費用が200万円くらいって、豪遊なんじゃないの?
随行者はどんな部屋だったかわからないが、
慎太郎都知事の部屋は、規定額が首相と同じ4万円ほど(すごい!!)だが
ワシントンで泊まった部屋は11万円、どこそこでは8万円とか。。。
どれほどの部屋だったのか、創造するしかないが、
何かのドラマや映画で見た、超豪華なスイートルームなのだろう。

彼は、そういう計画は事務関係に任せているからと弁解していたが、
まったく惨めな答弁と言うしかなかった。
つるし上げる出演者の非難は容赦ない。
彼らの言うように、こんな贅沢な部屋はいらんよ、と一言言えばいいのだ。
ホテルの部屋に限らず、経費を切り詰めるように言えばいいのだ。
あれほど都政や教育政策に口出しして厄介なことをしてきたのに、
こういうところには口出しせず贅沢させてもらうのはどういう心境か、
理解に苦しむところだ。

私から見ると、慎太郎くんは小泉クンの先駆的存在で、
庶民はなせか選挙で選んでしまうけど、選ばれたらファシスト的になる
代表的人物のひとりであった。
その特徴は、都政なり国政なりを私物化しようという傾向である。
そういう流れで見ると、さっき感心したと言ったワンダーサイトも、
素直に感心できない、いかがわしさを帯びてくるから、、残念だなぁ。。。

それにしても、よくこんな分の悪い番組に出てきてくれたものだ。
四男の公費海外出張についての弁明も惨めなものでしかなかったし。。。
なんなんだろう、、TV局・都知事双方の意図は、、?


慎太郎コーナーの後は、のだめの人気にちなんで、
現代音大生の実態をレポートしたコーナーになり、これも見てしまった。
音大生の層は広くなり、昔とは違って庶民的になったものの、
卒業後、演奏家として生きていく道があまりにも狭い、という苦境。。。


そういえば、きょう本当に何ヶ月ぶりかで、
オーケストラの演奏をCDで聴いた。
デュトワが指揮したプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」全曲盤。
楽器相互のバランスが絶妙で、不思議な美しさを持つ響きを聴かせてくれる。
そうして心酔して聞いているうちに、のだめでも時々使われた
騎士たちの踊り(別名:モンダギュー家とキャピュレット家)が始まった。
そのテンポといい演奏表現といい、曲自体は悲しいほどのものではないのに
ついつい感極まって涙してしまった。
この部分と「ティボルトの死」の場面は、
ボリショイバレエのすばらしい振り付けの想い出とともに気に入りなのだが
残念ながら「ティボルトの死」の演奏は絶妙とは言い難かった。


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