TENSEI塵語

2006年12月15日(金) 座礁

この2週間はとても忙しかった。
土日もしっかりと仕事が入っていたから、なおさらだった。
担当教科のだけでなく、学年全体の成績処理も順調に片づけたし、
アンサンブルコンテストの仕事も、膨大ながら順調に片づいている。
昨日は7時まで学校に残って通知表を作り終えて、
帰ってからアンコンのプログラムの原稿を作った。
予定よりもさっさと仕事が片づいていくので
明日明後日は余裕の休日が送れそうな予感がしてうれしかった。

きょう、2時間目と3時間目だけが空いていた。
授業後には成績会議と職員会議があるから、その2時間は貴重だった。
国語科のもうひとりの1年生担当者と冬休みの課題について相談した後、
読書感想文コンクールの賞状を作っておこうと思った。
これは昨年の11月5日に書いてあるように、
その日にPCで作業をして適切な書式ができているから、
20分もあれば片づいてしまうだろうと高をくくっていた。

ところが、PC室に入ってその作業に取りかかろうとしたら、
その時のファイルが見つからない。
私のバイオノートでやったと思っていたのだが、
その中にはその日のものも、3月に作った賞状ファイルも入っていない。
その時利用していたメディアの中に、3月のファイルは入っていたが、
読書感想文の賞状のファイルは、未完成のものしか入っていない。
それじゃ、PC室のマシンで作業したのだろうかと、ファイルを探したが
やはりまったく見つからない。。。

待てよ、、、そのマシンは確か昨年度の寒くなったころに買ったもので、
11月に作業していたのは古い方のマシンではなかったか。。。
担当者が2時間目の授業を終えて帰ってくるのを待って相談したら、
古いマシンを引っ張り出して、動作するように接続してくれた。
苦労してレイアウトした貴重なファイルは、
その古いマシンの中に確かに保存されていた。
ありがたいことである。
早速、今年用にデータを入れ替えて、賞状を印刷する作業に取りかかった。
数分もあれば終わるはずであった。

ところが、そのマシンからプリンターが動かない。
去年と同じプリンターなのに、去年使った組み合わせなのに、動かない。
いろいろ試みたが、4時間目の授業の時間が近づいたので断念した。
ファイルだけはちゃんと救出して、古いマシンを外して片づけた。

思いがけず、徒労の1時間半だった。
実に痛い、徒労の1時間半である。
1時間半かけて、去年作ったひとつのファイルを救い出しただけだ。
それはそれで、貴重な紆余曲折の成果だったのかもしれないが。。。

昨日まで実にうまくスケジュールがこなせていると思っていたが、
きょうは思わぬブレーキがかかってしまった。
順風満帆みたいな気分で満足して油断していると、
思わぬところで暗礁に乗り上げるものらしい。。。
人生を司る神さまというのは、たいてい意地悪でいたずら好きなものだ。


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