TENSEI塵語

2006年12月12日(火) カラスの群れの謎

今朝は雨がやみかけで、長良川を渡るころは霧が深かった。
午前中は小雨が降ったりやんだりしていた。

朝、校門前の田んぼが広がる景色の中で、
その間を走る道路沿いの電線に、やたらと雀が群がっていたのだが、
2時間ほどすると、それがカラスの大群に代わっていた。
カラスは日ごろからよくやって来るのだが、こんな大群はめったにない。
雀の大群はどうしたかと言うと、屋根のない四角い民家の屋上に止まって、
チュンチュンチュンチュン騒いでいるようだ。
半端な数ではないから、その家に在宅の人がいるならさぞ迷惑だろう。
カラスはその付近にも数羽うろちょろしているが、
雀たちはそれを怖がって飛び立つという風ではなく、安住しているようだ。
カラスは午後になると、田んぼに下りて啄む姿が多くなったが、
全体の数はなかなか減らなかった。

ある日いきなり、こんな風に寄り集まるカラスを見ることがある。
前任校時代に何度か経験したのは、夕方帰宅する途中で見た大群である。
毎日通っていてもそんな光景は見たことがないのに、
ある日とつぜん、電線に数十羽か百羽かの大群が並んでいるのを見て、
異様な光景に、車の中にいても身がすくむ思いである。
ある時は、コンビニに車を止めるときに電線の大群に気づき、
車を降りる勇気が出なくて、コンビニに寄らずに逃げたこともある。

その道路の場合は、近くに山(低い山だが)もあるし、原生林もある。
カラスがたくさんいる場所であることは納得できるのだが、
なぜ、ある日突然、道路の上に寄ってきて集会を開くのかが不思議である。
きょうの場合でも、彼らは突然あそこで集会を開いて何をしてたんだろう?
繁殖期前の、伴侶探しのための合コンみたいなものかなぁ、、と思って、
ちょっと検索して調べてみたら、カラスの繁殖期は3〜7月だと言う。
秋から冬にかけては、群れをなして森や山で眠るのだと書いてある。
この突然の大群について説明しているような記事は見あたらない。
突然大群で現れたのも不思議だが、カラスたちも、場所を譲った雀たちも、
1日中場所を変えずにこのあたりで過ごしていたのも不思議だ。

毎日群れをなして、場所を変えてるだけなのかもしれないけどね。。。
それに出くわすことがめったにないので、異常発生みたいに驚くだけかー?


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