| 2006年12月06日(水) |
需要と供給のアンバランス |
ゲーム機の発売方法はけしからん。 需要に供給がまったく追いつかない状態で売り出す。 わざとやってるとしか思えないのだが、それに伴う数々の不正行為に どう責任をとるというのだろう、、、いや、責任など感じていない。
発売日に売り切れてしまっているので、わずかな在庫品に人が群がる。 私は今夜9時に、任天堂のWii(ウィー)を買おうとしたが、 販売時刻の2病魔にボタンを押して、問題外だった。 アクセスが集中しすぎて、購入画面に入ることもできない。 争奪戦に加わることさえできないのだ。 任天堂DSの時にも同じ体験をしている。 CMははでに流して購入意欲をかき立てておいて、品物はわずか。
しかし、正規の在庫は尽きてしまっても、販売品は出回っている。 ねっとオークションで、定価25000円で出されたものが たいてい3万円以上で落札される。 最初から3万5千円とか、5万円くらいの値をつけて売る人もいる。 最初に3万くらいの値をつけていて、そのまま誰も入札せずに流れるのも あって、3〜5千円高い程度なら買ってもいいかな、という気にもなったが 私の場合は、年内も年始も、ゲーム・DVDともども、いろいろあるので、 2〜3カ月は静観しようと思い直した。
プレステ3の発売日の報道で、前夜か前々夜から並んで買った客の中に、 20台ほどを買い込んでトラックに積む姿も見られた、、とあった。
品薄を、さらに品薄にして、高額で転売して稼ごうとするわけだ。 これは犯罪ではないのか? 犯罪でないどころか、こうした「努力」を惜しまないのが、 小泉クンの言う「勝ち組」というものなのか。。。 そうなんだろうな、、、自民党が作り上げてきた倫理というものは。。。 ライブドアの堀江クンを「勝ち組」の代表みたいに賞賛してたくらいだから 手段を問わず設けた奴が勝ち、理性を働かせてためらう奴は負け。 確かにわかりやすい社会だわい。。。
話が逸れてしまったが、アメリカでは、 3日並んで買ったプレステ3を同窓生に強奪され、 その強奪した人が警官に射殺された、なんて事件もあった。 嘗て、ドラクエのゲームソフトの発売のころに、警察沙汰にはならないが、 子どもたちの間で、奪い合い(つまり、過激ないじめ)が多発した。 これらはみな、需要が多いことが最初からわかっているのに、 供給がまったく追いつかないまま発売に踏み切ったための悲劇である。 企業のこのいい加減な計画が、不正を頻発させているのである。 何年経っても、反省なく、こうしたことを繰り返すとはどういうことだ?
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