TENSEI塵語

2006年12月07日(木) 「有頂天ホテル」再視聴

試験処理、、その他さまざま、、、で忙しい毎日である。
こういう時は映画なんて見てる場合じゃないし、まして2回目なんて。。。
しかし、これは仕事のために見たのである。

図書館企画の行事として、今度の保護者会の午後の時間に映画会を催す。
どの映画がいいか、図書委員の希望や推薦をもとに4作に搾り、
さらにそれを図書館に来た生徒たちに投票させた結果、
最も希望が多かったのが「有頂天ホテル」だった。
実に意外だった、、、今どきの高校生、こんなのに興味あるか、、、と。
それが「ブレイブストーリー」と100票以上で接戦をした。
図書委員会で搾られたあと2作の
「ダ・ヴィンチ・コード」と「プロデューサーズ」は30票程度だった。
この2作は私にはたいへんおもしろい作品だったが、
一般の高校生には辛いだろう。
それにしても「パイレーツ・オブ・カリビアン」の新作が
候補に残らなかったのはなぜだろう?

さて、以前見たのは8月11日だった。
その時がっかりした印象がずっと残っていたので、2度目は億劫だったが、
見てみたらそれほどつまらない映画でもなかった。
テンポがあまりよくないのは、盛り沢山にし過ぎたせいだ。
筋立てが盛り沢山すぎて、腹にもたれる感じだ。

ラストのまとめ方はさすがにうまい。
抑圧されていた歌手志望の女は、自分らしく歌うことで
カウントダウンパーティーの主導権を握り、楽しく盛り上げる。
マスコミから逃げる、わがままで傲慢な(しかし小心な)政治家は、
駐車場係をやりながら年を越す。
このあたりが落ちといえば落ちなのかな?
ま、明るく軽快なラストを迎えることができてよかった、という感じだ。

それにしても、アクション性も乏しいし、、高校生こんなの好きなのかなぁ?
おまけに、メッセージ性も、弱い。
自分らしく生きればいいじゃん、っていうあたりがメッセージみたいだが、
どうもすっきりと入って来ないんだな。


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