| 2006年11月30日(木) |
タウンミーティングの怪 |
ニュースステーションを見てたら、きょうの国会で、 静岡あたりで行われたTMのハイヤー経費について、追及があったそうだ。
その日の出席閣僚は3名。 駅から会場までは約500m、、、我々だったら歩きだが、 そこは閣僚ということで、1人1台のハイヤーだそうである。 タクシーだったら、620円の初乗り料金で行ける距離だそうだが。。。
何と、その3台のハイヤーを東京から呼んだのだそうだ。 「現地での手配がその日はできなかったので、、}と誰やら答弁していたが 現地の会社のインタビューでは、その日を調べたら需要がなかったので、 「お話さえしていただければ出せたと思いますが、、、」
タクシー1台に3人乗せて、620円で十分だと思うが、 ま、お偉い様だそうだから、3台で1860円。 何? タクシーみたいなみすぼらしいものに乗れるかって? たった500mばか、ハイヤー使っていくらになるの? 仮に、1台2万円と見積もって、6万円? これだけで贅沢し過ぎ!!
何と、東京から175キロほどの距離を走らせてきたものだから、 40何万円かかったとか何とか言っていた。 {残念ながら他ごとしながら聞いてたし、夕刊にもウェブにも出てない) それって、庶民の家庭の生活費2カ月分かそれ以上なのでは? たった3人が、たった500m移動するのに、、? しかも、会計報告の際には、20何台かハイヤーを使ったことにしたそうだ。
他にも、事後の会計報告が見積もりの何倍にもなっているケースが いくつもあると言う。 普通はそんなことはありえないことだ。 我々のような凡人の庶民でさえ、予算をオーバーしない努力をし、 見積もりと実際の支出が違わないように入念に見積もりを取る。 国家のトップレベルの人たちが、そんな誤算を繰り返すはずがない。 誤算じゃなくて計算なのだとしたら、不明な差額はどこに行ったのだろう? 実際にそれだけ多く正規に支払ったとしたら、何のためなんだろう。 そもそも、この話題の発端のハイヤーにしても、 地元の業者にろくに依頼もしないで、東京から派遣したのはなぜだろう?
晋ちゃんの答弁に、「無駄づかいがあったことは確かなようなので、 今後はこういうことがないようにしていきたい」というようなのがあった。 そりゃそうだけどね、、、無駄づかいした分、返すんじゃないの?
このニュースを確認しようと検索したのだが、きょうのはなかった。 その代わり、1週間前に公表された見積もり表を掲載のブログがあった。 不可思議な項目と金額がいくつも見られる。 これらの項目やその金額について、新聞はちゃんと報道してくれなくては。。
2番の「動員関係」にもおかしなのがいくつかあるが、 (送迎、エレベーター、誘導関係など) 会場関係など、さらに不思議。。。 会場を借りた項目が1番にあるはずなのに(内容が省略されてるが) 舞台に10万円とはどういうこと? 照明・音響に35万円って、そんな派手な演出を伴う「語り合い」なの? ・・・等々。 5番の「企画調整関係」の、マニュアル作成とか、導線作成とか、 台本作成とか、、、いちいちそれぞれに何万も支払うことかいな? 我々は仕事の片手間に無料でやってるぞ。すごく神経使うけどやってるぞ。 そんなのは役人が仕事の一環でやることじゃないか。 閣僚や一般客の移動経路図作るだけで、それぞれ4万円だとー!
この記事にコメントを寄せていた人によると、 これは落札業者の見積もりだから説得力がないという。 しかし、これが落札業者の見積もりだとしたら、 どれだけ無駄な項目を起こし、不要な予算を盛り込むかで落札してたのでは ないかという疑いさえ湧き起こってくる。 これがもっとも切り詰めた入札だとはとても思えないし、 もしも、これが彼らの常識的な最低限の見積もりだとしたら、 国会とか内閣というところは、もっとも税金を無駄づかいする温床だ、 ということになる。
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