| 2006年11月27日(月) |
郵政民営化反対議員の復党問題 |
今回担当の試験問題は来週の火曜日のものなのだが、 きょう問題だけ作り終えた。 こんなに早いのは久しぶりだ。 昨日の休日にほとんどやる気がしなかったので、不安が募りつつあったが、 きょう、図書館での仕事を終えて職員室に5時半ごろもどり、 それから1時間ほど草稿を作って、夕食後2時間余を費やして作った。 明日他の2人にも点検してもらってから完成させる、余裕の展開だ。 何か晴れ晴れした気分で、風呂から上がってニュース番組を見てるうちに、 あーーー、のだめ見忘れたーーー、と、失敗に気づいた。 夕方からの勢いでうっかりしてしまった。 小学生のころは番組を見忘れたりすることはなかったが、 成長するにしたがってTVを見ることは日常ではなくなり、 連ドラを欠かさず見るのは、奇跡的な難行になってしまった。 それでも、菜々子さまのドラマは見忘れることがなかったものだが、 そうでないドラマはしばしば見忘れてしまう。
ま、そんなうっかり忘れはかわいいものだ。
きょう、郵政民営化に反対した自民党議員の11人が復党願いを出した。 誓約書も提出しなければならないそうである。 その中には、反党行為に対する反省と詫びが明記されている上、 夕刊には載っていなかったが、ニュースの報道によれば、 今後また反党行為に及ぶ場合には、「議員を試食します」ともあるそうだ。
そんなアホな。。。 党を除名され、「刺客」とも闘いつつ、無所属で当選した人たちでしょ? それを、党の方針に反対したら、党をやめろでなく、議員をやめろって? 何という閉鎖的集団であろうか。 閉鎖的集団の恐ろしいところは、おかしな論理がまかり通るところだ。 平沼赳夫だけは、こんな屈辱的な誓約書に署名できないと、提出拒否をした。
あとの11人は、郵政民営化支持に回り、反省と詫びをしたことになる。 まぁ、そういうもんだわなぁ、あの世界の人間は。。。 その時その時のしがらみと思惑と体裁で右往左往しているだけで、 自分自身が確固たる信念をもっているわけではない。 今は、あの反逆議員たちも大樹の陰に寄り添いたい思いでいっぱいらしいし、 党自体も、国会を独裁するための安定多数がほしい。 決まってしまった郵政法案に今さら反対を唱えてもしょうがないじゃないか、 仲直りしようぜ、というだけのことだろう。
あの後の衆院選で、私は今回だけは野田聖子に入れてやってもいいかな、と 思ったりもしたが、どうせそのうち裏切られるからと思って、私はやめた。 似た気持ちで1票を投じた有権者も少なからずいることだろう。 そういう思いの投票のおかげで当選できた、のかもしれない。 もちろん、以前からの根強い支持者たちの中には、 当選して、議員として活躍しつつ、復党を願っていた人もいるだろう。 しかし、この私でさえ一時は心が動いたほどだから、 無党派層の動きには計り知れない力が働いたとも想像できる。
私は、少なくとも任期が来るまでは、復党すべきではないと思う。 党から懇願されても、無所属で通すべきだと思う。 しかし、彼らはたいてい、選挙の時だけは涙を流してお願いと感謝をするが 当選してバッジをつけてしまえば、国民を忘れてふんぞり返るものである。 そうして、党の上役にばかりぺこぺこする。 郵政民営化に反対して「私が悪うございました」と平然と言ってのけ、 それがメディアを通じて全国民に流されても、恥ずかしくはないようだ。 こういう精神は、私にはまったく理解できないものだ。
あの事件を機に、離党して新党を立ち上げたある議員が、記者会見で、 この誓約書を伴う復党条件について、いじめだ、いじめだ、 国会でいじめがおこなわれている、と騒いでいた。 今回だけでなく、党からの除名、選挙での刺客送り、、、あそこからすべて いじめに思われる。 あれは、小泉クンのいじめだった。 新しい党首は、そのいじめにも耐えて当選した実力者が惜しいようだ。 しかし、小泉クンの手前、頭を下げて笑顔で呼び戻すことはできず、 徹底的にいじめつつ、呼び戻さなければならなくなった。 首相になっても、いじめっ子小泉クンは怖いらしい。。。
しかし、自民党内部はかなりもめている。 世論調査では、復党反対が多数を占めている。 しばらく成り行きを見守る価値のあるおもしろい問題かもしれない。
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